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世紀末の七星  作者: 広川節観
第三章 乱れる世界
100/293

100 主な登場人物と設定のまとめ③

 4章に入る前に、3章までの主な登場人物と、いくつかの設定をまとめました。

 大きなネタバレはありませんが、多少、本文で触れていない部分もあります。

 2章の終わりの【50話 主な登場人物と設定のまとめ②】を、3章までに合わせて改稿、加筆してまとめたものです。

■主な登場人物


◎七英雄


入来院蛍いりきいん・ほたる

 東玉高校3年で17歳。身長は158cm。黒髪ロングで、強い目力が特徴の美少女。冷静な判断力、高い推理力を持ち、格闘技では幸介には劣るが、達也とは五分以上という腕の持ち主。弓が得意で、中央世界(セントラルワールド)に来て、「変遷」によって、集中力が上がり、5連射精密射撃の離れ業を習得している。中央世界(セントラルワールド)の人たちには、光の子の母として、「聖母様」と呼ばれている。それは処女懐胎でイエス・キリストを産んだ聖母マリアにちなんだものであった。また、レウたちの使う術を習得し、ゴブリン軍と戦ったゲック・トリノ城攻略戦では、光の矢(ライトニングアロー)を放って敵を殲滅している。極度の虫嫌いなため昆虫軍との戦いでは戦力にならない自分に嫌気がさすほど悩んでいる。新しい武器はアルテミスの聖弓(ホーリーアルテミス)


紅達也くれないたつや

 東玉高校3年で17歳。身長170cm。ビビリだけど、やるときはやる、強い魂をもった高校生。武道では、幼馴染のふたりと互角なのは、剣道のみ。「変遷」によって、大きく上がった能力は瞬発力。背中にロングソードを背負い素早い動きを武器にして戦う。レウたちからは、「ビビリーナ」と呼ばれているが、特に目をかけてもらっていて、頼られていたりする。新しい武器はレウが光の剣士になってほしいと願ってつけたアポロンの光剣(ポイボスソード)


久坂幸介くさかこうすけ

 東玉高校3年で18歳。身長175cm。正義感が強く、幼馴染3人の中ではもっとも武道に長けている。豪放磊落が似合う男で、豪快に笑ったり、冗談を言うことが多い。「変遷」によって、大きく上がった能力は腕力。得意の正拳付きでは、直径30cmの木を一撃で圧し折れる力を持つ。体を動かすことが好きで、ゲック・トリノ城攻略戦でボロボロになったあとでも、回復後すぐに訓練をしていた。新しい武器は槍、槌、斧の3つの刃に術を纏わせることもできて使い手の技量が必要なアレスの剛槌(アレースハンマー)


キャサリン・オールコック

 ロンドン在住の、青い眼の金髪美少女。身長155cm。15歳。髪型は、基本ポニーテールで、結ぶ場所を低めにしたり、高くしたりと気分で変えている。体操のイギリス代表選手であり、幼いころから体操の訓練に明け暮れ、柔軟さと全身バネのような力強さを併せ持つ。「変遷」によって、大きく上がった能力は脚力で、空中から棒手裏剣を一度に7本投げられる。新しい武器は、レウは『おはじきや』と飛苦無(マーブルダーツ)と言い張るが、正式名称はペルセポネの飛苦無(ペルセポネダーツ)


知覧・ゲノム・レウ

 ラウラは姉。リュウは兄。身長142cm(本人曰く148cm)。20歳。茶髪。ラビット・スタイルのツインテールと八重歯がチャームポイント。第七世界(セージ)の天才で、さまざまな発明・発見をして、100以上のエポニムを持つ。関西弁で、よく喋るが、つまらない説明をするのが嫌いで、姉のラウラに丸投げすることも多い。「変遷」によって、大きく上がった能力は知力で、超能力者や魔法使いのような不思議な術を使える。ただ、まだ、その術の全貌は見せていない。新しい武器はアテナの智杖(レウカラッカ)で、武器の中にはとてつもないエネルギーが溜め込まれている。また、ゲック・トリノ城攻略戦では、撤退後の城に罠を張り竜王国軍のナーガ将軍を討ち取っている。



知覧・ゲノム・ラウラ

 レウは妹。リュウは兄。身長163cm。25歳。茶髪。ゆるふわパーマ、お姉系のセミロングの髪、切れ長の目がチャームポイント。近所の魅力的な美人お姉さんの雰囲気を纏い、すべてを包み込むような優しさを持っている。「変遷」によって、大きく上がった能力は視力と観察力(注意力)。鞭の使い手で、レウと同じような術を使い、その力はシュタイン砦を一瞬で丸焼けにするほど強力なものである。また、本当に怒ると鬼司令官となるなど、普段からは考えられない一面もある。ゲック・トリノ城攻略戦ではゴブリン王ゴドルフと手下のグンターをティムし、昆虫軍との戦いでは総司令官となり、ブルーリバーの住民たちをまとめ上げるなど、底知れぬ強さも併せ持った女性である。新しい武器はアフロディテの七節鞭(ビーナスウィップ)


レイラ・イワノフ

 ロシアのイルクーツク在住のプラチナブロンドの美少女。身長165cm。17歳。幸介より前に中央世界(セントラルワールド)に来ていたが、ゴブリン軍に囚われていた。ゴブリン軍の手先として蛍を狙ったが、キャサリンと戦い、蛍の援護の矢で敗れる。恩人のアニーがゴブリンに捕えられ、自身も裏切ったら死ぬ術を掛けられていた。英雄たちに捕えられても、はじめは「くっころ」しか喋らなかったが、蛍の優しさに触れて、心を開くようになる。ゲック・トリノ城攻略戦で、アニーを奪い返し、ラウラのおかげで術からも解放されている。数年前までバレーボールをやっていて、「変遷」によって、大きく上がった能力は跳躍力。新しい武器は2本の短剣で、デメテルの短剣(デメテルダガー)


◎その他の登場人物


知覧・ゲノム・リュウ

 ラウラとレウの兄。人類の勝利のためにトリプルスリーを決行したリーダー。竜の鱗を達也に埋め込むことに成功したが、故郷には帰還できずに、時の狭間か無空間に取り残されたとされている。


エドワード・オールコック

 ブルーリバーの統括責任者。「変遷」によって、一番先に中央世界(セントラルワールド)に来たキャサリンを養女として、可愛がっている。立派なカイゼル髭を蓄えた紳士であり、この世界の重要人物のひとりである。


ルーク・デニソン/ニコラス・クラーク

 蛍が、聖母様であると分かったあとにエドワードによって、護衛として用意された兵士。蛍につき従い、自分たちのことは、「物言わぬ壁」と言い、いざとなったら犠牲になると言って憚らない。ゲック・トリノ城攻略戦では英雄たちと同行して戦った。


グスタフ・アラン

 ブルーリバーの守備隊隊長。普段はブルーリバー周辺の警戒に当たっている。最近では、主にレウ、ラウラの護衛として各地に同行することが多い。


ダスティン・ベケット

 ブルーリバーを根城にしている傭兵。鍛えられた肉体を持ち、常に強さを求めているタフガイ。喧嘩っ早いのが玉に瑕。よく狩りなどで、壁の外へ出かけていて、外のことは、街の誰よりも詳しい。ゲック・トリノ城攻略戦では、英雄たちとともに戦った。戦いのあとは、ブルーリバーで教官として働いていたりする。また、昆虫軍との戦いでは陣地設営のリーダーとして活躍し、敵本陣急襲部隊の一員となっている。


アニー・フェントン

 レイラとともにゴブリン軍に捕まっていた冒険者。面長の顔立ちと大きな瞳、太い眉、赤い髪のショートヘアーが似合う女性。ダスティンとは子どものころからの腐れ縁でレイラとはとても仲が良い。


ニャーゴ/ニャーロク

 元獣帝国(ビーストエンパイア)の猫の獣人。ブラッド・リメンバーに出奔してきて、街の主であるマイケルの元で客人として保護されていた。ブラッド・リメンバー陥落時には敵に襲われながらもなんとかブルーリバーまで逃げ、フレイムの回復の術で助けられる。蛍とキャサリンのお気に入り。ちなみにキャサリンはニャーロクから武家言葉を教えてもらった。


フレイム・バレット

 ゲック・トリノ城の地下牢に囚われていた獣帝国(ビーストエンパイア)軍旧第六軍の将軍レイダー・バレットの娘。ロングの銀髪で出るところは出て、引っ込むところは引っ込んでいる抜群のプロポーションともふもふの耳と尻尾が特徴。ゲックトリノ城攻略戦で、蛍たちに助けられる。その後、一度は帝国に戻るために別れるが、昆虫軍に父が殺されたことを知って、再び蛍たちを頼り、今は人類の元に身を寄せている。回復の術と相手に幻を見せる幻術を使える白狼の巫女としての力を持っている。



◎ゴブリン軍(旧ゴブリン軍)


ゴブリン王ゴドルフ

 第三世界から「変遷」によって中央世界(セントラルワールド)に来た、ゴブリン軍の王。難攻不落のゲック・トリノ城を本拠地としていた。捕えていたレイラに裏切れない術を掛けて、蛍たちを浚わせようとした。身長は2メートルを越え、立派な牙と体躯を誇るオーク。ゲック・トリノ城攻略戦で、人類に敗れ、ラウラにティムされることになる。その後はラウラに着き従い、昆虫軍との戦いでは、喜んで敵本陣急襲部隊の隊長を務めることになった。


シュタイン

 ゴブリン軍の第三親衛隊長。人類の領地に近い南側の防衛責任者。蛍とキャサリンに偵察隊を全滅させられて逃げ帰り、ゴドルフに咎められたりした。ゲック・トリノ城攻略戦では、後から来たラウラ率いる人類の軍に砦を攻められ、砦ともに生涯を終えた。


グンター

 ゴブリン軍の第一親衛隊長。ノームの部隊を率いていた竜王国に近い北側の防衛責任者。様々な術を使えるゴブリン軍のノームのなかでも優秀な存在だった。ゲック・トリノ城攻略戦で、人類に敗れてゴドルフと一緒に囚われ、レイラにかけていた術を解いたあとは、ラウラにティムされる。その後はゴドルフとともにラウラに着き従い、昆虫軍との戦いでは、喜んで敵本陣急襲部隊に参加することになった。


ゴットハルト

 ゴブリン軍の第一親衛隊長。オークの部隊を率いていた獣帝国(ビーストエンパイア)に近い西側の防衛責任者。ゲック・トリノ城攻略戦で、英雄たちを罠に嵌めたが、蛍の怒りに触れ、光の矢(ライトニングアロー)で体中に穴を開けられて絶命した。今は昆虫軍に従っているチロルとエルケットの父。


チロル/エルケット

 父ゴットハルトの無念を晴らすべく人類を攻める昆虫軍に参加しているオーク。チロルが兄でエルケットが弟。



◎獣帝国


皇帝アルゴロン7世

 獣帝国(ビーストエンパイア)7代目の皇帝。母体は獅子で蛇の尾、大鷲の翼を持つ最強の戦士であり、体中に無数の傷跡を持つ歴戦の勇者である。戦いで失った左目には紋章を形どったアイパッチをつけている。フレイムは彼のことを『神が帝国に授けた勇者』と呼んだ。


カリグ・アイドウラン将軍

 獣帝国(ビーストエンパイア)軍、第一軍の幻獣軍を率いる将軍。一対の真っ白な翼を持つ虎の獣人で、次期皇帝の呼び声も高い帝国のナンバー2である。第一軍は皇帝の親衛隊であり、皇帝とカリグの軍がいるから竜王国も容易には全面戦争に踏み切れていない。


カール・ユリウス将軍

 獣帝国(ビーストエンパイア)軍、第二軍の将軍。獅子、虎などの猛獣の獣人たちを率いている獅子の獣人である。第二軍は、主に帝国の本拠地であるビースト・エレファント城に在軍し街の治安と外敵からの脅威に備えている。


ハンニブル・バアル将軍

 獣帝国(ビーストエンパイア)軍、第三軍の将軍。マンモス、象などの獣人たちを率いるマンモスの獣人である。その巨体を活かした防御が得意で帝国の『守りの要』とされている。北の竜王国の領地に最も近いバーグ・リッチバラー城を本拠地としている。


マルケス・メッサ将軍

 獣帝国(ビーストエンパイア)軍、第四軍の将軍。鷲、隼など獰猛な鳥たちの特徴を持った獣人を率いる鷲の獣人である。帝国内では、『第一空軍』と呼ばれ、奇襲攻撃を得意としている。また、昆虫軍を帝国に引き入れたのもの彼の手柄であった。本拠地は第三軍と同様に北への抑えとして配備されているレッド・カスター城。


ベアファイ・ストロン将軍

 獣帝国(ビーストエンパイア)軍、第五軍の将軍。シロクマ、ヒグマ、ツキノワグマなどの特徴を持った獣人たちを率いて、自身は耳などにシロクマの特徴を残した獣人である。西のゴブリン軍への抑えとなっていたベアノル・コロシアム城を本拠地としている。


レイダー・バレット将軍

 獣帝国(ビーストエンパイア)軍、旧第六軍の将軍。昆虫軍の台頭により第六軍から降格され、皇帝より本拠地のベック・ハウンド城を明け渡す命を受ける。その式典の会場で昆虫軍に攻められ世を去る。白狼、日本狼、コヨーテ、ジャッカル、犬、狐などの獣人たちの軍であったが、現在は散り散りになってしまっている。また、ゴブリン軍に捕まっていて、今では人類の元に身を寄せているフレイムは娘である。ちなみに新しい編制では第七軍になるのだが、将軍が死に率いる者がいなくなったため、第七軍は消滅とされ、しばらくの間は欠番とされた。


フランサ・ルードル将軍

 獣帝国(ビーストエンパイア)軍、第八軍の将軍。猿、ゴリラ、チンパンジーなどの特徴を持った獣人たちを率いて、自身はゴリラの特徴を持つ獣人である。帝国領の中央付近で、第五軍ベアノル・コロシアム城の付け城のような位置関係のフランサ砦を拠点としている。竜王国軍とゲック・トリノ城争奪戦を戦うもナーガ将軍率いる竜王国軍になすすべもなく惨敗し、自身も負傷した。


クイーン・コンスタン将軍

 獣帝国(ビーストエンパイア)軍、第九軍の将軍。燕、鳩、小鳥たちの特徴を持った獣人を率いて、自身は鳩の特徴を持つ女性の獣人である。第四軍とは緊密に連携していて『第二空軍』と呼ばれている。本拠地は、第四軍のレッド・カスター城の付け城的な役割を持つコンスタン砦で、遊撃隊として第四軍と作戦行動を共にすることが多い。


キング・ブラウン将軍

 第二世界(ゼラニウム)から「変遷」によって中央世界セントラルワールドに送られてきた蜘蛛。擬人化し、中央世界セントラルワールドの昆虫たちを操る力を持つ。竜王国軍との戦いに勝利し、帝国内では第六軍に取り立てられ、その勢いのまま人類の街のひとつブラッド・リメンバーを落とした昆虫軍の3将軍のひとり。『かっこいい』ことが好きだが、クールな面を持ち用心深いため、帝国内でも昆虫軍の中心として扱われている。


クィーン・イエロー将軍

 第二世界(ゼラニウム)から「変遷」によって中央世界セントラルワールドに送られてきたキイロスズメバチ。擬人化し、中央世界セントラルワールドの昆虫たちを操る力を持つ。竜王国軍との戦いに勝利し、帝国内では第六軍に取り立てられ、その勢いのまま人類の街のひとつブラッド・リメンバーを落とした昆虫軍の3将軍のひとり。我儘で奔放な性格だが、昆虫軍の主力となる大群を支配している。ブラウン将軍とは通じ合うところも多く、一目置いて従っている。


ジャック・ブラック将軍

 第二世界(ゼラニウム)から「変遷」によって中央世界セントラルワールドに送られてきた百足。擬人化し、中央世界セントラルワールドの昆虫たちを操る力を持つ。竜王国軍との戦いに勝利し、帝国内では第六軍に取り立てられ、その勢いのまま人類の街のひとつブラッド・リメンバーを落とした昆虫軍の3将軍のひとり。ブラウン将軍の『かっこよさ』に憧れを抱いているが、率いる部隊も少数で、お気楽なところがあって3将軍の中では下っ端的な位置にいる。



◎竜王国


アギス・ブロスト/ナーガ将軍

 竜王国軍の四将軍のひとりで、古代海洋軍とともに獣帝国(ビーストエンパイア)を攻めるが、昆虫軍の逆襲に遭い惨敗する。その後、ゲック・トリノ城が陥落したあとの争奪戦で獣帝国(ビーストエンパイア)軍フランサ・ルードル将軍の部隊に圧勝。しかし、城の竜王国の旗を靡かせた直後に、レウの罠に嵌り、大爆発して崩壊したゲック・トリノ城と運命を共にした。


アルニダス・クレオ/ワイバーン将軍

 竜王国軍の四将軍筆頭。広大な竜王国領内の西側の地域を支配している。本来の本拠地は西側にあるケツァル・スカイ城だが、政務のために竜王国軍の本拠地であるドラゴン・パレス城のワイバーン塔に滞在していることが多い。配下には飛竜、ドラゴン、聖竜騎士(ホーリードラグーン)を中心に集められた精鋭2万が属している。


アルキダ・ポリス/ヒドラ将軍

 竜王国軍の四将軍次席。ドラゴン、竜騎士、竜人兵など竜王国軍の主力部隊である10万の兵力を率いていて対他勢力決戦用の部隊とされている。そのため小競り合いなどでは、出陣することはない。本拠地は領内の中央付近にあるアケオ・レックス城。


アゲシラ・ポリス/エキドナ将軍

 竜王国軍の四将軍のひとり。四将軍のなかでは唯一の女性で、ヒドラ将軍の妹。竜王国の本拠地であるドラゴン・パレス城のエキドナ塔で、特殊訓練を受けた屈強な竜人、術を使える魔術師と研究者や科学者が所属する対第七世界(セージ)特殊専門部隊を指揮している。また、人類や獣帝国などの歴史や体の構造などを調査する研究施設の所長でもある。


アレウス・タルコス/ラドン将軍

 ナーガ将軍の戦死により竜王国軍の四将軍に昇格した竜人。元々ワイバーン将軍の腹心の部下であり、中央世界セントラルワールド内の各種の情報収拾を担当していた。



◎エルフ勢


純潔の女王(ヴァージンクィーン)

 深い森の奥でひっそりとその時が来るのを待っているエルフの女王。美しいもの、気高きもの、純潔なものを好み、常に獣人と人種というふたりの美少女を侍らせている。



■7人の英雄と七星刻(北斗七星)


  蛍     =ドゥーベ(アルファ星 2等星)

  キャサリン =メラク(ベータ星 2等星)

  幸介    =フェクダ(ガンマ星 2等星)

  達也    =メグレス(デルタ星 3等星)

  レイラ   =アリオト(イプシロン星 2等星)

  ラウラ   =ミザール(ゼータ星 2等星)

  レウ    =アルカイド(イータ星 2等星)

   ※アルカイドはベナトナシュとも。



■7大陸の5大勢力


◎竜王国

 7大陸の横棒部分と左側の縦線部分をすべて含めた広大な地域を治める第一位勢力。ナーガ将軍が古代海洋軍と歩調を合わせて獣帝国(ビーストエンパイア)を攻めるが、昆虫軍に反撃されて敗退。その後、ナーガ将軍はゲック・トリノ城争奪戦では、獣帝国(ビーストエンパイア)のフランサ・ルードル将軍の部隊を蹴散らすが、レウの罠に嵌って城が崩壊。ナーガ将軍が戦死し、そのあとはラドン将軍が継いでいる。また、一連の戦いのなかで、旧ゴブリン領の北側を新しく支配下に置いた。



獣帝国(ビーストエンパイア)

 7大陸の右の斜め線部分の大半を抑えている第二位勢力。本拠地はビースト・エレファント城。第四軍のメッサ将軍が引き入れた昆虫軍が竜王国軍のナーガ将軍と戦い勝利。その後、ゲック・トリノ城争奪戦では、竜王国軍のナーガ将軍に敗れるも旧ゴブリン領の東側を新しく支配している。



◎ゴブリン勢

 7大陸の右の斜め線部分の西側の地域を治めている第三位勢力であったが人類との戦いに敗れ、ゲック・トリノ城がレウの罠によって大爆発して、ゴブリン勢は完全に解体された。王であるゴドルフと部下のグンターはラウラにティムされ、生まれ変わったように家来として仕えている。


◎人類

 7大陸の右斜め下のわずかな部分に壁を作って籠っていた第四位勢力。壁の西側の前線都市ブルーリバー、武器と食糧の生産拠点コッテ、最終防衛都市アンカー・フォートの3つの街はまだ健在だが、過去に4勢力の大乱戦があった悲劇の街で復興を遂げていた壁の東側の前線都市ブラッド・リメンバーを昆虫軍に落とされる。さらに壁内をブルーリバーに進撃してくる昆虫軍の脅威にさらされている。


◎エルフ勢

 7大陸の左側の縦棒と横棒が繋がるあたりの南にある山奥の深い森にいる第五位勢力。支配地域は狭く、唯一竜王国軍だけには手を出されているが、未だその一部させも掴ませていないという鉄壁の防御を誇っている。



■中央世界と7つの世界


 中央世界セントラルワールド

 7つの世界を束ねる幹のような世界だが、東西1000キロメートル、南北1600キロメートルとそれほど広大ではない。


 第一世界ファレノプシス

  竜人たちが治めている世界。


 第二世界ゼラニウム

  時代が逆戻りしたような覇者がいない世界。


 第三世界サフラン

  ゴブリンたちが治めている世界。


 第四世界ホーリー

  エルフたちが治めている世界。


 第五世界フィソステギア

  獣人たちが治めている世界。


 第六世界シクラメン

  蛍たちが暮らしていた元の世界。


 第七世界セージ

  レウたち進化した人類が治めている世界。



■中央世界と他の世界の時間の進み具合

 本文中では、他の世界のことは触れていませんが、同じ設定です。


  他の世界=中央世界(セントラルワールド)

    3時間=1か月

    1時間=10日

    (60分=240時間)

     1分=4時間

     1秒=4分

   ------------------

     1日=8か月

     3日=2年



■四行詩の預言


   星の七英雄が集い

   うなじに刻印を持つ聖母現わる

   黒海の丘に処女神が降り立ち

   荒ぶるアネモイ全てを滅す

   【その意味はまだ明らかになっていない】


   聖母の気魂がゼウスに届き

   光の子が雷鳴とともに降臨する

   輝く金と銀

   黒への序章が開かれる

   【その意味はまだ明らかになっていない】


   燦々と光る鉱石

   英雄とともに燦として輝くとき

   ジーニアスが反撃の鐘を打つ

   そのとき、鉄が光に変わる

   【トリプルスリーのことを示していたと判明している】



■トリプルスリーの全貌


 ひとつ目の3つの行動

   第一世界に行く。

   ドラゴンを倒す。

   鱗を手に入れる。


 ふたつ目の3つの行動

   第六世界に行く。

   英雄を見つける。

   鱗を体内に入れる。


 3つ目の3つの行動

   中央世界に行く。

   鱗を取り出す。

   武器を作る。



■その他の設定


  中央世界が出来た日

    1999年7月1日


  キャサリンが中央世界に来た日

    中央世界暦4871年1月1日 第六世界の2019年7月1日0時頃


  レイラが中央世界に来た日

    中央世界暦4871年1月27日 第六世界の2019年7月1日11時頃


  幸介が中央世界に来た日

    中央世界暦4871年2月1日 第六世界の2019年7月1日12時頃


  蛍と達也が中央世界に来た日

    中央世界暦4871年3月1日 第六世界の2019年7月1日15時頃


  レウとラウラが中央世界に来た日

    中央世界暦4871年3月30日 第七世界の2019年7月1日18時頃


  ゲック・トリノ城攻略戦

    中央世界暦4871年5月10日~5月15日


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