目次 次へ PR 1/23 0、プロローグ あぁ、またあの嫌な夢だ。 女の子が何かを叫んでいる。 キンキンと耳に響く声で、もはや言葉にすらなっていない。 話している内容なんてほとんど分からなかった。 ただ、「あんたの所為でっ!」という一言だけが酷く耳に残る。 涙と怒りでグシャグシャになったあの表情。せっかくのかわいい顔が台無しである。 私は彼女のことをよく知っている。 でも、一度だってあんな顔を見たことはなかった。 だって、いつも私と一緒にいた彼女は――。