表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
吉良物語。〜1000年後の吉良へ〜  作者: 鳥巣頭104FLYAWAY
9/25

【新吉良9】 ブレイクファミリーの事務所ビルにて




その頃、、、


コーキーハウスを後にした竜神が宇宙バイク(バリオウス8000RED)で岡崎にあるゴッドマムの会社に向かっていた。


「あの美容室の店長、鋭く曇り一つない澄み切ったあの目つき、ありゃ相当なギャンブラーだな。うん。

しかしあの三兄弟、一体どこに隠れてんだ?

俺がNew・NewYorkに戻ってる間にどれだけの大金が世界中からゴッドマムの手に渡ったことか、、、アラキが調べてなかったら世界経済が破綻するまでしゃぶり取られてたかも知れないと思うと、

奴の息子達はさすが母親譲りと言ったとこか」


バイクのスピードを更に上げ吉良の街を駆け抜ける。


(ザ・壊し屋ブレイクファミリー)の事務所ビルに着き、バイクを止めた。


すると竜神を待っていたかのように1人、ピンク色の綺麗なショートヘアの髪をなびかせた女事務員のミレンが出できた。

この事務員は自分の目の前の少し先の未来が見えるゴッドマムの専属秘書だ。


「ごきげんよう、只今社長は外出されていますわ」


ミレン心の声

「あら、頭に乗ってる不思議な物体は兎も角、とってもカッコイイ殿方ですこと」

ミレンは竜神に一目惚れした。

いつもの事だ。


竜神は辺りを見渡し、誰も居ない事を確認した。


心の声

「んー、やはり昼間はやめておこう。」


竜神は気持ちを切り替えて話した。


「そうですか、ご丁寧にどうもありがとうございます

それでしたらまた伺いますね。」



「あの!、、、次はいつ来られますか?」

ミレンが考えるより先に慌てて口から出てしまったかの様に尋ねた。



「、、、未来の事は分かりませんよ。」



そう微笑みながら言って竜神は再びバイクに跨がり走り去った。




「私があの方の未来を見れたら、、、

ダメよ!ダメダメ!あんなおかしな頭をした人なんかについて行ったらロクな事ないんだから!私のバカ!」


ミレンはそう独り言を言うと、頭を冷やしに10階建てビルの事務所の9階にあるバスルームに入って行った。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ