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吉良物語。〜1000年後の吉良へ〜  作者: 鳥巣頭104FLYAWAY
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【新吉良5 】 タイマン




一方、、、


「ゼロ・ブレイク?」

「どーやんだ!?おしえろ!」

タクヤが訪ねた。


「教えてすぐできる物じゃないけど、

いいだろう、見せてやる。

さっきより重たくするぞ。」

カタカナめんどい☝️


ケンタは足で地面を強く握り、右側に体を大きく後ろに反らし拳を強く握った。

体は反れてはいるが、視線はタクヤの顔面を鋭く捉えている。

呼吸を大きく吸い込み、、、


「ハァーァ、、、

ゼロ・ブレイク」


ケンタの初動で約半径10mの周りの雪が一瞬で蒸発した。


タクヤはボクシングの構えで体を揺らしながらケンタの動きを鋭く観察する。


次の瞬間!!

タクヤの左頬に鋭く、重たい、ケンタの熱い拳が触れようとしていた。


タクヤはこれまで、New•NewYorkで開催される素手喧嘩(ステゴロフェスティバル)祭りで毎シーズン何百とゆうパンチを受けてきた。

そんなタクヤでさえ、、、


「これはマズい」

一瞬の判断だった。


タクヤは膝を左に傾け、上体を左下に落とし間一髪でそのビッグパンチを避けた。


ケンタは今日2度目の面を食らった。


「!?!?!?

 オマエ、ナニモンダ!?!?」


タクヤは両拳を顎に添えて、構えを崩さず、上体を軽快に揺らしながら言った。


「オラの名前はタクヤ。

この世で1番強えー男を目指してる。」

 

そう言った後、タクヤは体を右に大きく反らし、目線は鋭くケンタの顔面を捉えていた。


「オマエ、マサカ!?!?」


「ふん!さらに上だ!」


タクヤの初動で周りの雪が約半径3m、一瞬で蒸発した。

その瞬間!!

ケンタの左頬に鋭く、速く、重たい、タクヤの右ハイキックが触れた。


「バァァァチィィィンンン!!!」


ケンタの巨体がその場で右に高速回転し、鋭い衝撃音と共に地面に打ち付けられた。


「ゼロ・ブレイク、、、

ただ思いっきり殴るだけじゃねぇか。」


タクヤはゼロブレイクをモノにした。


ピキッ、、、

「ん?、なんか動いたか?」

タクヤは右足を見た。


「しかしこいつ、体の硬さ尋常じゃねえ、、」


タクヤの右脚(足の付け根から)は、荒太田川モータース(宇宙アイテム製造工場)の専属凄腕整備士ショウイの手によって造って貰った義足だった。


「並のパーツだったら、今ので潰れてたな。

“テッチャン”で造って貰っといてよかったぜ」


“テッチャン”とは、タクヤが(ミカワエメラルド海賊団)(船長ユウキ)の船から危険を犯して盗んできたこの世で1番硬いとされる“鉄板”。お宝中のお宝だ。


整備士ショウイが“鉄板のテッチャン”を加工して

特注で造っていた。


タクヤはまだ知らないが、“テッチャン”には命がある。


タクヤは再びバイクに跨がり、頂上を目指した。






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