【新吉良4】 王子と奴隷
時を同じく、また一方では
惑星ピチピチピッチの王子タクチが
宇宙船で、奴隷のユージとカツタを連れて
惑星アキータにしか咲かない幻の花を探しにアキータに到着していた。
アキータコマチは一輪で1億円の価値があるのだ。
「ぷはぁー、冬のアキータは空気が気持ちいいのぉ〜」
「ビボボー!」
(本当っすね!故郷の津平にそっくりっす!)
とユージが言った。
「あ?てめぇ何勝手に喋ってんだ?殺すぞぉ!」
とタクチがユージを殴った。
「てめぇ俺様が本気で殴ったら胸に風穴開くの忘れてねえよなあ?、なぁカツタ!」
「ブヒィブヒィ!」
宇宙クルマ(フラダンプ)に乗り
タクチ達はアキータコマチが咲いている鳥海山に向かっていった。
タクチがダンプに揺られながら寝ていると、お花のいい匂いがするタクチに次々とアキタ熊が追いかけてくる。
それをユージとカツタで次々とぶちのめしていた。
まだタクチがお昼寝をしている中、頂上の屋城に到着した。
そしてタクチがまだ寝ている事を確認し、ユージとカツタが融合した。
「久しぶりにこの姿になったな。
おいシノブ、居るんだろ?」
その声で屋城から1人の男が出て来た。
その男は筋肉隆々、頭はスキン、体中からは煙が常にでている。それは破壊神シノ・ブレイクの姿だ。
「久しぶりだな、我が戦友、
ヒデキ。」