【新吉良3】 AFP-オールフォーパウンド-
そしてそして、また一方では、
【AFP1位】を目指して世界を武者修行中のタクヤと言う若者が
破壊神シノ・ブレイク通称が住むとされている、惑星アキータに到着していた。
※
AFP1位の称号。
銀河中の格闘家達が憧れる、唯我独尊唯一無二の証。
ただ強いだけでは(格闘技の神)に選んでは貰えない。
究極で特別な存在。
持って生まれた才能、生い立ち、生き様、、、
全てが特別でないと到達できない異次元の証。
「ここが惑星アキータか、ワクワクすっぞ」
タクヤは悟空の様に喋るのだ。
タクヤは早速シノブの屋城のある鳥海山へ宇宙バイク(XJR5000BLACK)で向かった。
しばらくすると、アキータ熊がちらほら現れてきた。
「これが噂のアキータゴリラか、ワクワクすっぞ」
タクヤは、アキータ“熊”をアキータ“ゴリラ”と勘違いして覚えていた。
すると、目の前に殺気を感じバイクをウィリーで止めた。
「ブゥン!!」
重たい風の音が響いた。
周りの雪が一瞬で蒸発し、目の前の大樹が一瞬で消えた。
「なんだおめぇー、ずいぶんとデケェーじゃねえか」
そこには体長約3mのアキータ熊がタクヤを睨みつけていた。
アキータ熊は普通大きくても、2mだ。
「オイ、オマエ、ナンカ、クイモノ、アルカ?
ハラヘッテ、イライラシテンダ」
「おめぇー、喋れんのか!? オラとやっか!?」
タクヤがファイティングポーズをとった。
その巨大なアキータ熊はシノブが研究に研究を重ねた総重量約3tの破壊重機ロボット(ケンタ3号機)だった。
「ウルサイ、オマエ、ツブス」
ケンタが一直線に突進してきた。
「遅えなぁ、さっきの一撃はどこいった?」
そう吐き捨て、タクヤは突進をジャンプで避けて、ケンタにそのまま上から真っ逆さまに踵落としを喰らわした。
「オマエ、カルイナ、ザコガ」
タクヤの蹴りはケンタには効かなかった。
「サッキノ一撃はシノブ式1番ノ技ダ、アレヲ、ヨケタノハ、ビビッタゼ」