【新吉良10】 ブチギレタクチ
そしてそして、、、
シノブがさっきの殺気とは打って変わって機嫌良く微笑んだ。
「ほっほっほ、若ぇーのぉー。
うんうん。成功者だぁ。」
タクヤがバイクから勢いよく飛び降りて言った。
「おい、ぼっちゃん!ビビってんのか!?
おめぇが来いよ?」
と手をひょいひょいと招いた。
「あぁ!?テメェいい加減にしとけよ?
オレ様の靴ピッカピカになるまで舐めさせねえと気が済まねぇ!」
タクチがダンプの後ろのフッカフカのキングベッドから首をポキポキ鳴らしながら優雅に降りてきた。
2人が歩み寄りお互いの距離が3m圏内に入った瞬間、タクチが勢いよくタクヤの髪の毛を掴んだ。
「早え‼︎」
タクヤは反応できなかった。
理由があるとすればタクヤは今まで喧嘩で髪を掴まれた事が無いからだ。
タクチはその掴んだ髪を下に引き込み膝蹴りをタクヤの顔面にぶち込んだ。
間髪入れずにタクチがタクヤの金的目掛けて下から蹴りをぶち込んだ。
タクヤはその場にうずくまった。
「こいつ口だけじゃねぇ」
タクヤは金的も初めてだった。
タクヤは今まで喧嘩で金的を狙ってくる奴はいなかった。
「テメェ本物の喧嘩したことあんのかぁ?あぁ?おらぁ!俺様の靴舐めよ!」
「こいつ、、強ぇ、」
タクヤは心の中で呟いた。
タクチが足の裏でタクヤの頭を踏みつけようとした。
タクヤは上を見上げ、鬼の形相でタクチを睨んだ。
タクチも王子の顔の原型が分からないくらいに、般若の如く睨み返した。
「おめぇ、本当に強ぇー奴と喧嘩した事ねえだろ?」
タクヤが声を尖らせそう言うと、勢いよく下からバネの様なジャンプでタクチの顎に頭突きを喰らわした。
「ぐぉっ‼︎テーメェー、本気でブチ切れたわ。
おい!ハゲ!ダンプからバット持ってこい!」




