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映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 オトナも泣けるアニメ  マイ映画レビュー改訂版

作者: 舜風人



クレしん物アニメも劇場公開版はたくさんあるが、これは、はっきり言って、大人の鑑賞に耐えうる唯一のクレしん映画である。(と、、私は断言する)



このアニメですが、


以下、私のおもいいれやら

オーバーフローヴィジョンやら


更には私の、勝手な?深読みやらで

ご紹介するわけでして

したがってこのアニメの姿をかなり

拡大解釈??しているようなこともあるので

あれ?

このアニメ見たけどあんたの言ってるようなもの(内容)だったかな??


というようなこともありうるのであらかじめ

ご了承くださいませ、





というわけで、、、このアニメですが



20世紀博という秘密結社?が、郷愁の?「オトナ帝国」を作り上げ

21世紀をつぶしてしまおうという陰謀。秘密計画。

そのリーダーが「イエスタデイワンスモア」という

なんというのか。。テクノポップのミュージシャンみたい結構、いけてる男でして

愛人がまた超ミニスカートの小川ローザみたいな美人

小川ローザ??

知りませんよね??




20世紀博会場はまるで昭和の懐かし遊園地みたいに

昭和が再現されている

そこでは「昔のにおい」というワンスモアが開発した洗脳ガスで住民はみんな

昭和レトロに染まり切って洗脳されてしまっているのだ。

再現された昭和の街並みにそれらの人人は満足しきって暮らしている。


二人はこの洗脳ガスを20世紀ランドの鉄塔から東京中にばらまき

21世紀が来ないようにしようというのだ。


ひろし、みさえも

たちまちその虜になって、未来を忘れ過去のなつかし昭和の虜になってしまい、


子供(新之助やヒマワリ)のことも忘れ果てて、ある日、手下が迎えに来たオート三輪に乗って家を出て行ってしまう。しんのすけを放置して、、、


オート三輪?、、、なつかしいですよね?



取り残されたしんのすけたちは、かすかべ防衛隊を組織して、大人たちを取り戻そうとするが、

行く手を阻むのはまるであのナチスの親衛隊みたいな20世紀博の警備員たち

天道虫型のパトカー数十台に乗って追い詰める


新之助たちは幼稚園バスを奪いそれを運転して逃げ回る。

追いつ追われつの猛レース

20世紀ランドに潜入した新之助らは

ガスで洗脳されたひろしとみさえに

ひろしの靴のきょうれつなにおいをかがして洗脳から目を覚まさせることに成功

慎之介一家の21世紀を取り戻す戦いが始まるのだ。


このアニメ随所に昭和の懐かしいグッズや歌謡曲、風景.流行り言葉などが盛りだくさんで

昭和生まれの人にはもう「たまりまセブン」状態


この20世紀ランドに、私も行ってもうそこから二度と出たくない

、、と思わせる誘因性があります。


21世紀なんてろくでもないだけじゃないか

温暖化

環境汚染

メルとダウン

老々介護

格差社会


そんならあの20世紀のほうがまだましだったよな?

懐かしい

帰りたい

帰れない

昭和のあの時代に


20世紀ランドはまるで「三丁目の夕日」のように

それが再現されたテーマパーク。

そこでは昭和が息づいている

昭和の風景が

昭和の歌謡曲が

ベッツイアンドクリスの花びらのイロハ恋人の色が、、

せつなく流れているし、、

オート三輪は走り回っているし、


そんな昭和に帰りたい

それが実現するのが「20世紀ランド」なのです。


でも?

慎之介は言います


おらは21世紀に大人になりたい


おらたちのの21世紀を奪うな


このアニメ

深読みすれば、、


過去の思い出ばかりにすがっていないで未来を、子供たちの将来のために頑張れよという


ふか~いメッセージ。


しんのすけのひろしへの、言葉も泣けますよね。


でも、随所に出てくる、昭和のなつかし映像はいやあ、それにしても、懐かしさに、


私なんかはもう、胸がきゅうんとなりますね。


私のところにも、もし、オート三輪が迎えに来たら


懐かしい昭和があなたを待っている


21世紀に夢破れたあなたは昭和に帰るのです。


そんな甘い誘いがスピーカーで聞こえて

懐かしいオート三輪があなたを迎えにきたら?



それに乗ってすぐにも行ってしまうかもしれないですね。


ああ、あの日に帰りたい、


昭和に帰りたい


青春は昭和だった私も


あなたも、

昭和は青春そのものだったのだ。


あのね

おかあさん


昭和ってのはね


僕の青春のすべてだったんだよ、


あの日に、、、、、


若くて

きれいで

情熱があって

恋があって

青春そのもので


昭和は僕たちの青春そのもの、


帰りたい

帰れない

それは二度ともどらない。



そんな切ない郷愁って


中高年の誰でもが持っているものなんじゃないですか?。


先が短い分だけ過去が占めるウエイトが大きいのですよ。


中高年にとって、過去しかないわけです。過去は50年以上です、


それに比べて、未来はせいぜい、20年、いや?

もっと短い?


あした、脳溢血で倒れるか分かりません。

明日、、心不全でお陀仏かもしれません。


中高年にとって、未来はまさに、当てにならないもの。

そして

過去だけが確かなものなのです。


したがって、過去にしがみつくしかないのでしょうよ。


そんな、心理で大人がこの映画を見るとまた、違った見かたが出てきて、


大人も泣けるんでしょうね。


大人の郷愁をぐさりとえぐり

そして果てしない


昭和のへの回帰願望を洗脳する

これって?

ほんとに子供向けアニメですか?


、、って言いたくなるようなそんなアニメが


この


クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲


なのです


ちなみにこのアニメ2000年製作になります。

もう20年以上も前のアニメなんですね。




付記  おまけ



この作品がダントツなのですが


ほかにもオトナが見られる見るに堪える?作品がいくつかあります、



たとえばそれは?



「ヘンダーランドの大冒険 」 です



群馬ヘンダーランドという


実に妖しい遊園地が群馬にある??(あるわけないよね)



そこは実は


異世界への入り口だったという


ファンタジー異世界モノアニメなのです。



まるであのディズニーの


「トモローランド」みたいな先どりした?



すごい?アニメですよ。







お次は、、、



「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶアッパレ戦国大合戦」


です。



これはのちに実写版の映画も作られたというタイムトリップ映画の傑作でしょうね




ところで、、


作者の臼井義人氏



2009年に群馬の荒船山で滑落死してるんですよね。



もしかしたら?



それはあの



ヘンダーランドの呪い??だったのかもしれない?



、、、、、、、、って



お前


それ



深読みすしすぎだろう?



でも?




テレビ版でも


クレヨンしんちゃんシリーズでは




「クレヨンホラー劇場」と銘打って


けっこう本格的に


コワイ王道ホラーアニメもあるしね。




たとえば、、




「呪いのフランス人形だぞ」


なんてこれ子供が見たらトラウマモノでしょ




、、っていうほど怖いパペットホラーですよ。




この「くれよんホラー劇場」はそうですね




今までにざっと20話くらいも放映されてるんですよ。


これってすごくないですか?


子供向け?アニメで


ホラー劇場ですよ。




臼井氏は


漫画家は、、、




「生前の本人は「漫画家は感動を売るのが使命であって謎めいていた方がいいから」


と言ってたくらいに


謎めいたことがが好きだったようですからね。




おのずと作品も子供向けという建前をツン抜けて




本格的な大人もうならせるような内容が濃い?ものが多いのでしょうね。











クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲


主題歌  テーマ曲


http://www.kasi-time.com/item-6742.html



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