ACT1 新時代への幕開け~戦争の始まりと終わり~
思い付きで書いているので誤字脱字、改行などへたっぴですが、指摘などいただけると幸いです><
批判や不満点などもどんどんお願いします。ただ、荒らしだけは勘弁してくださいませorz
3日前・・・。
それは何ていうか私たち家族が直面した危機。
というより父=パパ以外誰も知りえなかった秘密。
どうしてこんなことになるのか誰一人として知りえなかった。
今は2344年。
正確には2344年11月6日。
今から約150年ほど前、日本のとある場所で超古代文明のある遺跡が発見され話題となった。
その遺跡は新東京ドームの3倍の大きさもあり、材質は地球外の金属でできていたらしい。
それは姿形ともに、とあるSF映画に似ていることから、『ゲート』と呼ばれるようになった。
未確認地球外金属製円形物体、通称『ゲート』は、当時の科学者の研究で分かったことだが、この日本を出発点として、今まで人類が到達したことのない未踏のフロンティア、すなわち太陽系外惑星への移動を可能にする移動装置であるとのことだった。
このゲートは簡単に言ってしまうと、出発点Aと終点Bがあった場合、それを折り曲げ、AとBの距離を0にする。0の状態はゲートに完全に飲み込まれたときだそうだ。
そしてそれは不思議な力で真っすぐになり、AからBへ最短距離0で移動できてしまうという。まさにどこでもド〇という。
某映画のように失敗して体がちょん切れるとかお尻が前に来ちゃったりという恐ろしくも楽しそうなアクシデントもなくそのまま行けるというものだった。
が、現実は甘くなかった。
ゲートが開いたことにより、その巨大なゲートは、巨大な脅威を日本、いや地球に招いてしまったのだ。
地球に迫る脅威、言葉もわからず一方的に攻撃を仕掛けてしまった地球軍は各惑星から進行してきた巨大生物群と交戦。
100年以上にわたる大戦争状態へと突入したのだった。
戦いは熾烈なものとなり、地球人類の約70%が戦死+戦争災害により他界するというまさに人類が絶滅するかもしれないという事態だったらしい。
そんな中、他の惑星から思いもよらない援軍が駆け付けたのだった。
彼らは木星植民地第三惑星義勇軍『メルロイ』と名乗る人型(一部変なのもいる)宇宙人の艦隊で、秘密裏に惑星地球軍と交渉の結果、同盟を結び、他の惑星からの侵略生物『モンスターズ』と徹底抗戦に臨んだ。
その結果、見事地球軍はモンスターズを退け、各惑星に拠点を配備。
ゲートを厳重管理下の元、封印したのだった。
それがほんの25年ほど前のことだ。
戦争の傷跡は今はほぼなくし、メルロイの技術提供のおかげで宇宙開拓は一気に飛躍。
軌道エレベーターの転送ポータブル化に加え、長距離転送装置、ワープ航法が実現し、今では1050円という安さで地上から火星まで遊びに行けてしまえるという・・・。
これが今私のいる地球という世界である。
用語解説
★新東京ドーム★
過去の惑星間戦争で敵の攻撃で蒸発したが戦後復興で元の姿へと再現された東京ドーム。
以前のものと違う点は、対空迎撃システムが搭載され、以前よりもはるかに軍事寄りとなった点。
★転送ポータル化★
軌道間のエレベーター機構を不要とし、転送で自由に安全に地上から軌道上の国際宇宙ステーションまで移動できる。