藍の仮面・・・ガビ
「ガビはガビと言うの。よろしくなの」
ガビは、そう挨拶したの
神様の言うバトル・ロワイアルはさっぱりだけど、
不思議な世界はワクワクするの
争い事は苦手だからできればみんなと仲良くしたいの
神様の言うことは絶対だから、どうすればいいか解らないの
だからとりあえず友達を増やすの
ガビは友達がいないから
「みんなと仲良くなりたいの。友達になりたいの」
ガビは正直に言うの、ウソは嫌いなの
「何言ってんだ?お前・・・?」
「僕ちんと友達になるなど頭が高いは!ゴミィィィ」
ひ、ヒドイ 男の人は意地悪なの
「友達になろうよ?女の子同士仲良くしよ、女の子いなくて寂しかったんだぁ」
女の子は優しいの~
「うん友達になるの よろしくなの」
赤仮面の女の子と友達になれたの嬉しいの
初めての友達で緊張するの
どうせなら面と向かって会いたかったの
藍色の仮面邪魔なの
どんな顔してるのん?
もっとお話したいの
「友達ごっこかい?健気だね。どうせ殺し合うのに・・・」
どうやら、神様も意地悪みたいなの
消えたと思ったらまた現れたの・・・
不気味なの・・・今の一言は少し許せないの
「ごっこじゃないの本物なの」
だから反論するの
「そうです。会ったばかりだけど、もう私たちは友達です。ごっこじゃなくて本物の友達です。」
本当に赤仮面の女の子は優しいの
「ふ~ん。そう、まあいいや、次の娘連れてきたから」
次の娘?どんな娘なの、気になるの
どこなの?あ、いたの・・・
隅っこに座ってたの
紫色の仮面なの
見た目的に女の子なの
女の子は優しいの
だからこの娘も優しいはずなの
「初めましてなの、良かったら友達になるの」
ガビは元気よく手を差し出すの
友達の握手なの
・・・
・・・
・・・
あれ?返事が来ないの・・・
「どうしたの?」
「・・・」
無視なの?
「・・・」
寂しいの・・・
一人に慣れてしまったの?
ずっと一人だったの?
だったらガビと一緒なの・・・
その気持ち解るの・・・
すごく解るの・・・