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赤の仮面・・・仮面

神は言った

ヒマつぶしだと

神は何億、あるいは何兆もの時を過ごし暇なのは解る気もする。

だがなぜ私なの?

皆目検討が付きません。そして意味が解りません。

「ついて来れば解るよ。」

ムッとしました。どうやら私は神と話す必要が無いらしいです。

それからどれくらい歩いたのでしょう?

不思議な空間ー 異次元のような空間を私たちは歩きました。

そして今も

とんでもない年数歩いたような気もするし、5分程度散歩しただけのような気もします。

距離はおろか時間すらつかめません。

辺りは濃い霧がかかり何もみえません。

ホントにここはどこなのよ

先ほど神は

ー神の遊び場ー と言った

それは恐らくヒマつぶしの意味での

神にとっての遊び場というだけであり説明になってはいないのでしょう

だがそれもついて来れば解るのでしょうか?

だから私は歩くしかないのです。

自然と疲れのような物は感じません。体がとても軽い

何時間歩いても問題は無いくらいに

言い忘れていたのですが、荷物のような物は持っていません。

先ほど塾の帰ると言ったのですがカバンなどを持っている訳ではないでした。

目覚めたときに無かった。

どこへ行ったのでしょうか?

解らないことだらけです。

その時です。歩き続け笑い続けていた不気味すぎる神が突如ー

立ち止まりました。私もつられ立ち止まります。

どうしたのでしょう?

「もうそろそろスタート地点に到着だ。だからその前に君にコレを付けてもらう。」

スタート地点?競争でもするのでしょうか?

「あとで説明するけど競争じゃあない。争いではあるけどね。」

争い・・・。物騒です。

「そんなことよりコレ!早く付けて・・・」

「コレ?」

神の手元を見ると、そこには仮面がありました。

真っ赤な顔を全部覆えるくらいの仮面が・・・

私はゆっくりと言われるままに手に取りました。

いたって普通の仮面でした。だから安心してしまったのです。

なんの躊躇も無く、何の疑いもなく仮面を付けてしまいました。

「・・・え?」

何ということでしょう仮面がピッタリと張り付き取れなくなってしまいました。

ですが自然なことに重さーつけている感じがありません。視界も良好です。

霧が濃いので良好と言って良いかどうかは分かりませんが・・・

普通の仮面とは到底呼べません。何でしょうコレ?

「お~!結構似合うね。」

神はデリカシーが無いようです。

年頃の女の子に向かって言うことでしょうか。

「おっと、これは失礼した。ところで着いたよ。」

着いた?目的地でしょうか?

神は足を止めこちらを振り向き堂々と言った。

「ここがバトル・ロワイアルのスタート地点だ。」

バトル・ロワイアル?

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