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赤の戦士・・・生き残りたい
「さて、赤の戦士は何を懸けるんだい?」
私は・・・
死にたくない。生き残りたい。
だから生き残るための力が欲しい
「な、何でも守れる盾が欲しい。だから私は貯金全部懸ける。」
「あ?貯金だと?なめてんのかクヨンド。」
「なめてないよ。ただ私に懸けられるのはそれぐらいしか・・・」
「ふむふむ、貯金金額120万か、結構貯めたね。」
「ひゃ、120万だと」
えへへ、そんなはっきり言わなくても・・・
恥ずかしいよ。
「まぁ充分だね。さっきも言ったけど何でもは無理だよ。分かりやすく言えば価値が120万より上の物による攻撃は守れない。」
「いいです。」
気が付くと私は盾を持っていた。私を半分近く覆える大きさの盾です。
これならいろいろと守れそうです。
「では頑張りたまえ」
神は一瞬で姿を消した。
「行くぞ。クヨンド!」
「うん」
私たちは再び山を登り始めた。
「お姉ちゃん。」
え?その時、私の後ろで声がした。その声は何度も聞いたことのある。
その声はー