緑の戦士・・・初めての友達
「じじ自分には友達と呼べる人間はいません。いえ、いなかったが正しいですね。ガビさんと青の戦士さんがいるので」
「友達なの~」
ガビさんは本当に良い人だ。青の戦士さんも悪い人では無さそうだ。
「どうして友達がいなかったの?」
「いいいいい、いた時代もあったはずです。覚えてませんが・・・」
「何があったの?」
「た、他人に話すのは初めてですが、頑張って話します」
ガビさんは正座で食い入るように聞いてくれるようだ。話しやすい
「自分は現状、引きこもりと呼ばれる状況にあります。こう見えて自分は中学生なのですが、中学校というものに通ったことがありません。一度もです。入学式すらもです。なぜなら自分が虐められていたからです。理由は分かりません。些細な理由だと思います。きっと理由なんて、どうでもいいのだと思います。自分にとって人類全てが敵です。味方はいません。両親すらも、両親は共働きで夜遅くまで帰ってきません。勇気を出して相談しても無視、学校に行かなくなったことを気にも止めませんでした。だから人間という生き物が嫌いです。自分すらも・・だから人前で話すのが苦手です。噛みか噛みになってしまいます。今は落ち着きましたが・・・だから友達になってくれた、あなた方は本当に恩人です。」
「ふざけないで!」
え?何で・・・そんな言葉をかけるんですか?
やっぱり人間とは本当に・・・
「そんな理由で恩を売る気は無い!友達になることに恩を感じる必要は無い!
これは普通のことなんだから・・・」
青の戦士さん・・・泣いてる・・・自分のために
「わたしたちとは、タメよ。わたしもガビちゃんも中学生だから。」
「はい。青の戦士、ガビ。」
「友達なの。緑の戦士君」
これが・・・「友達」
「ん?あれは・・・」
「どうしたの?青の戦士」
山の方を見て・・・何が・・
人?それも二人
「ごめん、ガビちゃん、緑君、用事ができたから一旦別れるね。」
「解ったなの。一旦別れるの、でも絶対無事に帰ってくるの。約束なの」
「解った。ガビちゃん、絶対、約束する」




