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銃撃効かず
李と宣教師は街に着き英風武館に向かった。
武館に着くと中庭で僧が座禅していた。
中庭に弟子が倒れている。
僧は目を開き言った。
「待っていたぞ」
「何でこんなことをする」李が聞くと僧は「別に理由は無い」と答えた。
そして立ち上がると馬歩の姿勢で呪文を唱えた。
その時、宣教師は銃を撃った。
銃弾は確かに僧の胴体に当たった。
が、僧は倒れなかった。
「フハハハハ。馬鹿め。単細胞だな」僧が言った。
宣教師は二度、三度、銃撃したが僧は倒れなかった。
宣教師は青ざめて逃げて行った。
「死になさい」僧が李に言った。