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暴力的なシーンありますが、そんなひどいものではありません。(文才はひどいですw)

ぬる~いものです。



二人を取り囲んだ不良たちは、そこそこ喧嘩慣れはしているようだ。しかしやはり余裕から油断しているのか、どいつも卑下た笑いを浮かべている。


「あったりまえだろ!お前のツレはそのちび・・だけだ!そんなん、いてもいなくても変わんねーだろ」

「あとはテメェを全員で寄ってたかってボコ殴りにすれば、俺らが勝つ以外あるわけねーだろ!!」


 ピクリと閃夜のこめかみに青筋が立つ。不良の文句を聞いた皐月は、苦笑いを浮かべるが、それは横にいる人物のせいである。ここにいる中で皐月だけが、彼らが地雷を踏んだことに気づいていた。


 もともと不機嫌だった彼が、最も嫌う言葉を言われキレないわけがなかった。


 その禁句を言い放った不良へと、あっという間に迫った閃夜はそのままの勢いを殺すことなく、その不良の前でジャンプした。そしてそのまま不良の顔を踏みつけるように足を振り下ろし、彼を蹴っ飛ばした。その反動で閃夜は、後ろに宙返りをし再び皐月の横へ戻った。


 その突然の予想だにしなかった出来事に、今まで余裕の表情を浮かべていた不良から、笑顔が消えた。蹴っ飛ばされた不良は、地面にブッ倒れ未だ起き上がれそうにない。顔を抑え地面をゴロゴロ転がっている。


「チビって言うな、遺伝だから仕方ないだろ。あとちびだからって弱いと思ったら、大間違いなんだよ、クソどもが」


 いつもよりドスの効いたその声に、不良たちは揃いも揃って肩を揺らす。そして鋭い眼光と目が合うとさらに震え上がった。


「あーあ、怒らせちゃった。俺らのボス」

「お前は手を出さなくてもいいぞ」

「えー、激怒プンプン丸?」

「なんだそれ、気色悪い。ただ、久々にカチンときた」

「え、え、ちょ、待って」

「今なんていttゴフォっ……!!」


 俺らのボス発言で動揺し始めた不良たちが、全員地に伏すまで5分もかからなかった。正確には1分もかかったかどうかも怪しいほど、瞬殺だった。あるものは踵落としをくらい、あるものは顔面に膝蹴りを食らわされ。


 皐月は最初の場所から一歩も動くことなく、その様子をただ傍観していた。そして全てが終わったのを見計らうと、ようやくその場を離れ歩き出す。不良たちの屍(正確には死んでない)を越え、ふとその方へ振り向く。


「これからは気をつけたほうがいいよ、俺の隣を歩く可愛い子は……『skyscraperうち』のボス『閃夜』だって」


 地面に転がる不良たちにそう言い放ち、軽く手を振って皐月は先に立ち去っていく閃夜の姿を追いかけた。しばらくして起き上がった彼らは、しかし誰も閃夜の顔を思い出せることはなかった。思い出してはいけない、恐怖に怯えそれを放棄したのだった。



 閃夜の顔を知らないもののうち、殆どはもう二度と思い出したくないと己に言い聞かせた奴らばかりだったりする。知らないのではなく、記憶から抹消されたというのが、真実なのだろう。


閃夜の顔を知ってる(覚えてる)のは、知ってもビビらない幹部クラス位。

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