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スイソウ

作者: 眠心

「スイソウ」



賑やかな雑踏を抜け


上った階段の先に見た青い空


まるで沢山の魚が泳いでる水槽みたい


色んな形をした魚達 何か言おうとしているんだね


心の中に思ってる事 伝わらないけど


大丈夫だよ 心配ないから 誰かに言って欲しい


見つめられて素直になる僕は嘘をつくことに慣れて


本当の事なんて何ひとつわからない


遠くに見える景色もなんだか濁って見えるよ


必死にキレイな水槽探すけど 何処にもないから


心の中に住む魚達が生きていける様に


僕はスイソウを磨いている





「紫陽花」


音もなく降る雨


通いなれた道傘差して歩く


緑に奪われた目に舞いこんだ薄紫の花


冷えた体に溶け込んでいくみたい 重なる感覚


あじさい通りの看板の横に凛と咲いた君を見る度


雨の降る季節が浮かぶんだ


鼻につくアスファルトの匂いが 僕と君を遠ざける


淋しくなんかないよ 季節が変わろうとも


一年に一度しか逢えなくても 雨が降る度思い出すんだ


薄紫に咲く君の姿を




「薔薇」


棘があるものは痛いからキライ


赤い花は血を思い出すからキライ


だから薔薇なんてダイキライ


でもお母さんは薔薇がスキ


お母さんは痛みと戦って私を産んでくれた


薔薇に棘があるのはお母さんの痛みを

忘れない為にあるのかな




「向日葵」


咲き誇れ向日葵


僕の意志を受け継いで


太陽目指し真っ直ぐに伸びてくれ


途中に激しい雨風にさらされても


黄色の花びら枯れるまで咲き続けろ


僕はその頑張る姿を励みに生きていく


咲き誇れ向日葵


その姿を見た誰かがまた頑張れる様に


でっかい太陽の種が君を照らす新しい太陽になるだろう




詩ブログみたいな物もやっています。良かったらお越しください。

http://tsirot.exblog.jp/

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