表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

PROLOGUE 「作者の前口上」

プロローグ 「作者の前口上」


テレビ画面には、魔王ダークエンペラー(ふざけた名前だ)という名前のラスボスが映っている。

『私こそ偉大な皇帝! 勇者気取りの人間風情が、頭が高い!! ひかえよ!!!』

ずいぶんな言われようだな、主人公。

俺は苦笑しながらイベントシーンを見守る。

『お前がダークエンペラーか! とうとう見つけたぞ! お前が苦しめた人たちの苦しみ、思い知らせてやる!!』

魔王のセリフ、完全無視。よくゲームソフトとして発売できたもんだ。

その後も小学生レベルの幼稚な会話は続き、いよいよイベントシーンの締めとなった。

『ならば思い知れ! 愚かなる人間よ! 我が力、とくと思い知れ!!』

言い終わると、魔王ダークエンペラーが黒いオーラに包まれる。

『俺は負けない! 俺を信じて待っている全ての人のために!! ……母よ、父よ、仲間達よ! 俺に力を………!!』

主人公(確か……ゆうしゃって名前)は、白いオーラに包まれる。

いよいよ、待ちに待った戦闘シーン。

まずは様子見。普通に所持武器「エクスカリバー」(RPGではよく使われる最強武器)で通常攻撃をした。

【魔王ダークエンペラーに108のダメージ!!】

まあまあの防御力だ。さすがにラスボスだけの事はある。

さて、どんな攻撃を仕掛けてくるのか…

【魔王ダークエンペラーの攻撃!! ゆうしゃに230のダメージ!!】

「おいおいおい!?」

俺は思わず声に出してツッコンでしまった。

何だこのゲームバランスを無視した設定は。

ゆうしゃの体力は897。通常攻撃だけで4回ももたない。

仲間というものがいないのに、これはあんまりだ!

とか思っている間にも魔王ダークエンペラーの猛攻は続く。

あっという間に(攻撃をさらに2回受けただけ)体力が残りわずかになってしまった。

打開策を考える……考える……考える…

うん。無理だ。

俺は一旦勝負を投げることにした。

電源を切って、また入れなおす。

そして、今度はひたすら主人公のレベル上げに時間を費やした。






時計の針が午前3時を指した頃、俺は再びボス戦に挑んだ。

簡単に結果を言えば、楽勝だった。

体力は1300ほどまで増え、受けるダメージは1回40程度、さらにはこちらの攻撃は1回400程度のダメージを与えるようになった我が主人公は圧倒的過ぎる強さで魔王を倒したのであった。

「なーんか、微妙なRPGだったな」

半睡眠状態のまま、独り言をつぶやく。

紹介が遅れたが、俺の名前は九条新二(くじょうしんじ)、RPG大好き人間だ。

Dから始まるアレやFから始まるアレなどはもちろん、誰も目をつけないようなRPGまで、とにかくやりまくるのが唯一の趣味だ。



え? なんでこんな語り部みたいな話し方をしてるのかって?

そりゃ、俺が主人公だから。

だってこれは、俺が書く壮大な冒険の旅の全てを記した本だもの。

え? ただRPGやってるだけ?? 何をバカなことを。

物語はこれから始まるの!!


とにかく、俺はその無名RPGやりながら思ったんだよ。

いっそのこと俺がRPGの主人公になればよかったのに。ってさ。


でも、さすがにその夢が叶うことになるとは、俺はカケラほども予想してなかったわけで……

初めまして、クッキーですwww


初小説です。


駄文率100%なので期待はせずに…


あらすじとか、適当です。


内容が合うかどうかも分かりません。


でも、小説は大好きなんでがんばります。


気軽に感想とか言ってくださいね♪

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ