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青年の放浪生活から自立生活へ

作者: はてなはて

青年の放浪生活から自立生活へ

朝比奈峠を鎌倉方面に上り登り切った交差点を逗子方面へ上って往くと高級住宅地と書いた看板を左手に見て左方面に曲がり坂を上ると両側に桜並木の住宅街がありその坂を上りきって最初の交差点を右折してまた坂を上りきった右側に屋根に猫の耳見たいな屋根のある一戸建ての住宅があり車庫と庭があり屋根はえんじ色で玄関の入り口はタイル張りで残りの外周はクリーム色の二階建ての家があるそこには父と母と高校二年年の兄と中学校三年生と小学校五年生の女の子が済んでいた苗字は池と書いてある。父の名は正と言い母は圭子と高校二年生の兄は博と言い中学三年年生の弟は京介と言い小学校五年生の妹は恵と言う名前の五人家族が住んでいた。春が近く成り桜が咲くころには住人ではない人々も花見に数多く訪れる知る人ぞ知る有名な住宅街で有った。

後に京介は十五歳で放浪生活をする羽目に合うだなんて夢にも思わなだった。

父の正は外資系企業に勤めていて住宅内にも数人の同僚が住んでいた。母の圭子は元々

関東学院の教師をしていてとても厳粛でプライドの高い母親だった。兄の博はごく普通の高校二年生で音楽好きな少年であった。弟の京介は少しやんちゃな処があり遊ぶのが大好きであった。妹の恵は矢張り普通の小学校五年生で勉強は良くできたそうだ。しかし京介は圭子とそりが合わなくて度々衝突していた。衝突すると圭子が物凄い勢いで大声を叫びながら言い合いする日が日に日に増えて行った。

そう言う時博と恵は係わらない様に自分たちの部屋に逃げてしまっていた。大体衝突の原因は勉強の事であった。学校から帰ると毎日

顔を合わせる度に

「早く着替えて勉強しなさい。」

とばかり言われていた。京介は一体全体何でそんなに勉強しろと言い続けているのか分からなかった。

「別に学校の成績が悪い方ではなかったのに何なんあの言い草は博だって大した高校に行っていないじゃないか。其れなのに俺にばかり言うのは差別じゃないか。」

と京介は思っていた。それにおかしいのは家では夕飯が午後八時と決まっていてその時だけNHKの大河ドラマしか見てはいけないと言うルールがあった。他にもくだらない暗黙のルールが多数あった。しかしこのルールはほとんど圭子の気に入る事か気に入らないで決まっていた。父の正は朝は早くて帰宅は大体午後十一時位に帰って来たので、父に相談する事も出来なかった。

父に相談したところで返答は家の事は圭子に任せているからよく話して見なさいと言うのが落ちだった。

何だか圭子に昔なんか御恩でも有った様な何時も態度だった。父と会うのは土、日曜日だけで有ったが正は家でも仕事ばかりしていてとても話す時間など無い態度だった。

京介は高校受験だったので多分母親に勉強勉強と言われていたのだと思っていた。そして次の日亘に高校どこに行くのか決めているのかと聞きくと

「一応東海大高輪高校に行く事にしてるよ。」

と言うので京介は自分は

逗葉高校に行く事になってるというと

「何だか未だ出来て四年目の学校で東逗子にあるらしいんだ。

「唯学区外の高校で横須賀地区らしいんだ。俺さあ試合で横須賀地区の学校と試合するとどうも症に合わないからちょっと心配しているんだ仲良く出来るか。」

「そうか京介の場合特にプレー見ていて分かるけど会わない奴とはとことん合わないからなぁ確かに心配だわなぁ。」

などと話して帰宅の準備も終わり京介は家族の元へ帰るのがとても遊つな気分に成り始める。やはり帰ると圭子が待ち構えていた。

それで家での勉強に対して拒絶反応を起こす様に成ってしまった。きっと精神科の病院に行っていれば何かの病名が出て来ただろう

と思っていた。

「あと一時間位で夕食だからそれまで勉強と宿題を済ましてきなさい。」

と言われた瞬間に圭子の言う勉強と言う言葉に拒絶反応がまた出始めた。まるで勉強嫌いに成るマインドコントロールされて要る様だった。こっちは部活で疲れているのにそんなのお構いなしに攻撃して来てそんな圭子は中学生には理解出来ない事をしているのだった。

それでも京介は我慢して勉強をしてきたつもりだった。なんせ勉強と言う言葉に拒絶反応の中での勉強だったからそれだけで酷いストレスを受けていた。

「京介の家の事だからまたお袋さんが勝手に決めたんだろう。大体逗子にそんな高校あったかなあぁ」

と言っていたが結局逗葉高校に行く事になったが矢張り上手く周囲の生徒と馬が合わず学校に行くのが嫌に成ってきた。そんな生活で京介は度々行かなくなってきた。そして知り合いの先輩に水道工事屋さんを紹介してもらいそこで働いていた。その後鎌倉駅で亘やら他の高校に行った奴らが返ってくるのをを待っていた。すると亘が帰って来て。

「京介どうよ学校の方は矢張り心配していた通り横須賀チームとうまくいってないのか。」

「うん、なんか馴染めないんだよね。奴ら団体でチーム組んでくるから上手く溶け込めないんだよ。学校行くのが嫌に成ってきているんだ。」

「もうそんな状態なのかよ。それなら編入試験受けてこっちの高校に行った方がいいんじゃないかなぁでも御前のお袋さんが何て言うかなでも行きたくないなら一度お袋さんに話してみたらどうよ。」

「でもきっとそのまま我慢して行けって言うだろうな。あのお袋じゃあそう言うにきまってるよ。」

「でもこのまま学校行かないと余計行きずらくなるだろう。」

「そうなんだけど行ってもつまらないしやっぱり横須賀チームには馴染めないだよな。」

「そうかでもこのままじゃいずれ京介が思っている事を話さないと解決しないだろう。だったらどうせ話すなら早い方が良いから話してみたら。」

「そうだな亘の言う通りかもしれないなぁ。一回話して見るか。」

「そうだよ話して見て結果が出てから考えれば良いじゃん。」

「そっかそうするか入学してからもう半年たつけど未だに馴染めないだからなこれは無理だよな。」

と言って京介は覚悟を決めていた。そしてその日の夜圭子に学校辞めたいと話をした。

「京介またそんな事を言ってわがまま言わないでちゃんと行きなさい。」

と返事が返ってきた。まるで他人事の様で話にならなかった。京介はこりぁ無理だなと思いそれ以上言うのを辞めてしまった。その後京介は学校に行ったりいかなかったりして時だけが過ぎていった。すると学校の担任の先生から家に電話がかかって来た様であまり学校に来ていない事を圭子は知ったのだった。電話があった次の日は圭子が京介に

「明日担任の先生が家に来るそうだからそのつもりでいなさい。」

と言ってきたのでその日は家で缶詰状態で来るのを待っていた。先生が来ると

「先生が来たわよ。」と圭子が呼んだので一階の応接間に先生が待っていた。先生が

「何で学校に来ないんだ。何か理由があったのかい。」

と尋ねて来たので先生に

「僕にはあの学校は合わないと思っているだからあまり学校に行きたくないんです。」

と答えた。すると先生が

「君はうちの高校で数学は二番だったのにもったいないじゃないか。」

「でも学校が合わないから仕方がない事なんです。矢張り学区外の高校になんか行かなきゃよかった、と思ってます。」

「もうこれ以上学校に来ないと出席日数が足りなくなり留年することになるんだよ。その辺良く考えてみてくれないかなぁ。」

「分かりましたちょっと考えてみます。」

「折角成績優秀で入ったんだから先生達も心配しているんだよ。」

「そう言われてもこたえは同じですけどまあ少し考えてみます。」

それを聞いた圭子は

「先生が態々来てくださってるのだから少しは考えてみなさい。」

と京介に伝えると先生に態々来ていただいてすいませんでした。と先生に回答して言ったのでした。先生が帰ると圭子は京介に

「あんた何よ、学校行ってなかったの行かないで何処で何してたの。」

と逆鱗して叫んできた。

「そんなに怒っても行きたくないものは行きたくないんだよ。しょうがないじゃないか。」

「そんなこと言ってないでちゃんと学校行くのよ分かった。」

と又逆鱗を挙げて来たので京介は

「学校行くなら編入してこっちの学校に行きたいんだけど。」

「何馬鹿な事言ってるのそんな事簡単に出来るわけないだろう。大体あんたが学校行ってないこと自体先生の連絡で知ったのだから其れまで知らなかったんだからね。」

「だからこの前に学校が自分に合わないと伝えたじゃないかそれでも真剣に考えてくれなかったじゃないか。」

「確かにそんなことを言ってたような気がしたけどそんなに行ってないとは思わなかったからでどうするつもりなのよ。」

「さっきも言ったけれどこっちの方の学校に編入したいのだけど。俺は横須賀の方は合わないんだから。もう今の学校には行かないよ本当に辛いんだよ。」

「じゃあそんなにいうこと聞かないなら勝手にしなさい。後で泣いても知らないからね。」

「じゃあ勝手にさせてもらうから。」

と京介は捨て台詞をはいていった。そして学校には行かないようになった。それを見ていた圭子は

「そんなに勝手にしたいならこの家から出ていきなさい。」

と言ってきたので表にも出ていけなくなって部屋に閉じこもってしまう毎日が続いた。が京介も流石に外に一歩も出ていないと頭が変になってきたので後先考えずに表に出たところを待ち構えていたのか家の扉がガチャンとカギを掛けられてしまいそして窓も全部カギがかけられてしまい二階のベランダからボストンバックを投げられてしまいそのまま家から追い出されてしまったのだった。

京介はあのお袋なら追い出しかねないと何時も思っていたが本当に追い出されてしまった。諦めてボストンバックなど持たずに家を出て鎌倉駅の方へ歩いて向かった。丁度亘が帰ってくる時間位に鎌倉駅に到着出来そうだった。鎌倉駅の改札口で亘が帰ってくるのを待つ事にした。そして暫くすると亘が帰ってきたので

「で今日はどこ行くのかなあ」

「おお中学の先輩の家に往く事に為ってさぁ

それで誘ったんだよ」

「だけど亘は部活にも入ってないのに先輩何ていたのかよ」

「うん実は前から付き合っていたんだよ」

「え、誰よ先輩って俺も知ってるだろうから

。」

「信二先輩だよ。知っているだろ。」

「ああ野球部だった信二君か。」

「そうなんだよそれで信二君の部屋が本家と別にあって先輩達が皆来ているんだよ。」

「そうなんだ。」

「俺も遂に家から追い出されてしまったよ。」

と言うと

「マジで、でもお前のお袋ならやりかねないな。」

と言って真剣に相談に乗ってくれた。

取り合えず住む所を探さないといけないな。」と言って京介は今日は時間あるんだろだったらちょっと小町通りにあるアートコーヒーに

行こうぜ。そうするとそこに先輩たちが屯っているからさ。そこで今後の事を話して見ようぜ。」

と言って二人で小町通りにあるアートヒーまでテクテクト歩いて行った。するとそこには一つ年上の元野球部員の先輩や信二君の友達たちが勢ぞろいしていた。亘がその元野球部の先輩の信二君に事情を話してくれていて暫く先輩の部屋に居候させてもらうことになった。信二君の部屋は本宅とは別にプレハブ小屋みたいな建物の部屋であった。のすると信二君が

「取り合えず俺の部屋に寝泊まりすればいいじゃん。飯はうちのお袋が作ってくれるから心配ないよ。其れだけだと時間ができるから家の親父が電気工事屋やってるからそこでアルバイトすればいいだろう。その代わり給料は安いと思うけどな。だってお前まだ十五歳

だろ工事行くのも十六歳と言わないと不味いだろうな。その辺は親父に聞かないと分からないけどな。帰ってきたら親父に聞いてやるから心配すんなよ。多分平気だと思うからまあ仕事の事は聞いてみないと分からないけど聞いてみるよ。」

と信二先輩がそう言ってくれたので京介は取りあえず何とかなりそうだった。アートコーヒーを出ると信二君の後に亘と一緒について行った。すると信二君の家に着くと本当に信二君の部屋は本宅とは別に建っていてプレハブの建物だった。入るともう既に先輩の友達が勝手に入っていた。その友達たちは400ccのバイクできていた。

「遅いよ何してたんだよ」と友達が信二君に向かって話していた。

「悪いちょっと急用ができてしまってアートコヒー出るのが遅くなったよ。その急用ていうのが家から追い出されて行く所が無くなったんだってさぁ。だから暫く家の居候になるんだよでも酷いよな別に人殺しした訳でも無いのに追い出すなんて普通の親じゃ考えられないよな。」

すると先輩の友達の定信君が

「嘘本当かよ。なんで追い出されたの」

と聞かれたので京介は

「別に犯罪した訳じゃないのに今まで通っていた学校が自分に合わないと話しただけなんですよ。そうしたら家のルールに合わないのだから自分で好きなことしたらと言われてちょっと表に出たら家の鍵を全部閉められてしまいそのまま追い出されたんですよ」。

「えーそんな話聞いたことないなぁ。普通の親なら行きたくない理由を聞いて別の方法を考えてくれるんじゃないかなぁお前の家はどうなってんのそんな事して普通じゃ通らない事されたんだね。」すると亘が

「いや、此奴の家の親ならこんな事しても不思議じゃない位可笑しいい親なんですよ。」

「えーだってまだ十五歳なんだろ。それをいき成り家から追い出すなんて親の責任放棄じゃないか随分ひでぇ親だなぁ家に来てもいいからさぁ心配すんなよなぁでも本当にそんな事する親がいるんだからひでぇ話だな。」

「そうなんだよ。だから其の事で話していて帰るのが遅くなったんだよ。俺もさぁ本当にそんな親いるのか聞くと本当らしいから家に暫く居候させてやるんだよそれと此処で一人で皆が帰ってくるの待っていてもそれも辛いだろうから親父に言って働かして貰おうかと思っているんだよ。だから今日は部屋にいて親父帰ってくるの待ってないといけないと思ってるんだよ。」と信二が言うと定信君が

した草から煙が出だすとジュースの飲み口からその煙を吸いだしていた。信二が最初にやったので次に武君にそのアルミ缶を渡して武君も同じ様にライターで下から炙り煙を吸っていた。武君がその後アルミ缶を京介に渡してくれたので同じように管の下をライターで炙って出た煙を吸い込んでみると他の二人は気持ちよくなっていたみたいだが京介の場合は頭が痛くなり気持ちが悪くなったので二人に俺はこの葉っぱは体に合わないと伝えたが分かったのか分からないのかの状態だった。そしてその後二人が葉っぱを追加して吸っていたのだった。しかしまた武君が吸った後京介に渡してきたが要らないといって信二君に渡した、二人はホワンとして何か伝えるとげらげら笑いだして話にならなかった。

二人とは別に京介は暫く調子が悪くなっていた。そんな事をしているうちに定信君と昭君が部屋に入ってきた。すると定信君がなんだよ俺にもやらせろよ。と言って管を取り上げて二人と同じ様にライターでアルミ缶の下を炙り煙が出ると吸い込んで息を止めていた。なんだか皆初心者では無く何度もやっていた様だった。

皆が葉っぱを吸っていたので皆話にならなかったので京介は頭も痛いし気持ちも悪いので暫く話しかけるのを止めていた。すると亘るが部屋の着て亘も管を取って皆と同じ様にして煙を吸いだした。皆結構マリファナをたまに吸っていた様だった。それが終わるまで京介はテレビを見て皆がまともに成るのを待っていた。二時間くらいで皆まともに成ったのでそんなに気持ち良いのかと聞くと最高だよと答えてきた。すると信二が

「なんか腹減ったなマックでも食べようかと言い出した。するとみんなが賛成と答えたので駅前にあるマクドナルドまで買いに行くことになり京介が買いに行く事に成った。すると信二君が本家に行ってお袋さんにお金をもらいに行ってきたのでみんな分買いに行く事

時はよろしくお願いいたします。」

などと話していると今度は武君が入ってきたのでいまの話しをしたら武君もそうか彼女が出来たのかそれは良かったな。

「それで彼女の家に居候するのか。」と聞かれたので

「一応居候させてもらおうかと思ってます。」

「そうかでも其処も追い出されたら俺の家に来いよだから心配しなくて大丈夫だよ。」

「有難う御座います。さっきも定信君にも同じ事を言ってもらいました。」

すると武君が

「お前も大変かもしれないが皆お前の事気に掛けているんだから何とかなるよ。」

「はい、本当に皆に有難いお言葉を頂き本当に感謝しています。」

「ところで彼女の家って何所にあるんだよ。」

「彼女の家は泉水橋のバス停から五、六分歩いた坂ノ途中の所で面白い形をした二階建ての家なんですが一階は車庫になっていてその上が母屋に成っていて屋根が道路の向かって飛び出した不思議な形をしていて外壁は白のスタッコ仕上げの家なんです。」

「そうか、でもそんな所にそんな形の家なんかあったかなぁ要は住友住宅に行く途中の坂のはじまった処だって事だよなあ。じゃあ此処の近くってことだな。でも良かったじゃん皆に会いに来るのが近くてさぁ。で何時から彼女の家に居候するんだよ。」

「それは一応今信二君の親父さんが施工している現場が終わってから居候させて貰おうかと思っています。」

「で信二の親父に話したのかよ。当てにして次の現場請けていると困るだろうからさ。」

「はいそれは信二君が親父さんに話してくれるそうです。」

そんな話を皆で話す中で、信二君の親父さんの電気工事屋さんは辞めて、知り合いの紹介で湘南台にある結構大きな車の修理工場で働こうかと思っていることも伝えた。すると定信君が

「信二は信二で言うかもしれないがお前からも話したほうがいいぞ。世話になった恩があるんだからさぁ。」

「そうですね。それは信二君が話した後に自分で信二君の親父さんに現場で話します。」などと話をしていると信二が帰ってきて

「悪い、悪いちょっと彼女に呼ばれて家まで行っていて遅くなったよ、京介の話は後で親父帰ってきたら話すからちょっと待っていてな今日中に話しするからさあぁ。」

「はい大丈夫です。さっき電話があって彼女からお父さんが帰ってきて待っているからとの事だったので、

「自分も彼女の家に急いで行ってきます。それが終わったら報告がてらに此処に戻ってきて詳細を話しますから。」と言うと定信君が

「お前戻って来るって言ってもどうせ戻るところは此処しか無いだろが。」

と笑いながら声を掛けてくれた。

「確かに自分は此処の居候の立場でした。ではちょっと彼女の家に行ってきます。

「信二君が戻ったらそう言って出て行ったと

伝えてもらえますか。お願いします。」

そして京介はシャロンの家へ急いで向かい到着すると階段を上って家のインターホンを押した、するとシャロンが玄関の扉あけて出迎えてくれた。そして応接間にちょっと体の大きい外人がソフアーに座っていた。そして京介と目が合うとヌスット立ち上がり玄関に立ち寄ってきたので京介は一応頭を下げてこんにちはと呟くと握手を求められたので京介も手を出して握手をした。親父さんは日本語が殆ど話せないのでシャロンが間に入りながら改めて挨拶をした。すると親父さんが居候の事は事前にシャロンから聞いていた様でかちゃ事の日本語で

「大丈夫心配しなくていいよ家に来るのは問題ないよで何時から来るの。」

と話をしてくれて大体二週後くらいにお世話になりたいとシャロンに伝えてもらうと親父さんが

「ああそうか問題無いから家に来なさいと暖かい言葉を頂いた。シャロンにはこのことは後で詳しく話すからと伝えた。親父さんの許しを貰ったのでシャロンの部屋に向かった。すると二階の半分な広さの部屋だった。かなり広く壁はオレンジ色に塗られていて窓は横に広い窓が二つ付いていて絨毯は薄い茶色の絨毯が敷き詰められていてとても明るい部屋だった。そこで京介が

自分の寝床はどこかなぁとシャロンに聞くと

「何言ってんですか。寝るのは私と一緒に寝るんですよ何とぼけているんですか。」

「俺は君が良ければ其れでいいんだけどお父さんが怒らないのかなぁ。」

「大丈夫です。もうそれも話して在るから平気ですよ。」

「ああそう何だ、じゃあそうさせて貰うよ。」

「はい分かりました。」

「それでさぁこの後皆の溜まり場に報告がてら明日仕事だから寝泊まりする為、行かなくちゃいけなくてさぁ。そして皆は俺の報告を待ってくれているからさぁいずれにしても行かないといけないんだけどシャロンも来る。今はもう八時半になるけど、親父さんが平気なら来れば良いし別に行かなくても問題は無いからさぁ。来るなら皆に紹介するからどうする。と尋ねると

「是非行って見たいです。そういう処行ったことが無いのでどんな所か見てみたいです。」

と言うのでお父さんに挨拶とシャロンがお父さんに説明して行くのを伝えて一緒に行く事に成った。信二君の溜まり場は単車だと精々準備いれても七、七、八分の所にあった。そこで信二君にまず紹介してその後で他の先輩達に紹介した。すると皆は雅か外国人とは思っていない様でとても驚いていた。が先輩達もどこの国なのとか高校はどこ行っているのとか知り合いの女の子を紹介してくれだとかくだらない質問を各々していた。でも京介はなぜかホットしていた。京介もまだ聞いてないことまで質問攻めに会っていた。そんなこんなで話が盛り上がりアッという間に十時になっていたのでシャロンに

「お父さんも心配すると生けないのでそろそろ帰ろうか。」とシャロンに言って帰ることにした。京介は溜まり場の皆にちょっと送ってきますのでと伝えて単車を起こして後ろの座席にはシャロンを乗せて彼女の家まで送り届けてじゃあねと声を掛けてまた信二君の部屋に戻っていった。信二君の部屋の前に単車を

足のフックを下ろして駐車した。そして部屋に戻ると皆から

「なんだよ外国人とは聞いていなかったぞやっぱり背丈は高いな。」

「そうですね、やはり背が高いですよ僕も気にしなかったんですが背丈は可成り高いですよねぇ。多分僕と同じ位ではないでしょうかねぇ。でも中々良い子なんで余り気にしない事にしますよ。」

「そうだよな外見ばかり良くても性格が悪い奴なんて最悪だからなぁ。京介も彼女が出来て良かったじゃないか、それに中々可愛いと思うよ。」

「有難うございます。何かホットした感じですよ。何なですかねぇこの感じ方は、今まで彼女なんか出来ないと思ってたからいざできるとこんな感じなんですね、でも今日は結構忙しかったなぁ。時間がたつのがとても速かった気がします。もう十時半位だから皆もそろそろ帰るんですよねぇ何かもう少し皆と話したかったんですが仕方ないですね。僕も明日また蒲田の現場だから皆が帰ったら早めに寝ますよ。何か今気が付いたんですけど可成り疲れてるみたいですぐに眠れそうですよ。信二君ももうそろそろ帰って来るでしょうから帰ってきたら寝る事にしますよ。でもちょっと出てくると言ってたけどどこに行ったんですかね誰か聞いてないですか。」

すると定信君が

「あいつの事だからまた彼女と小町道りある

お好み焼き屋かとかほっつき歩いてるんだろでも今日は確かに遅いなあ帰ってくるのが。

京介さあ俺たちもそろそろ帰るから信二に言っといて待ち疲れで帰っちゃったよてさぁ。」

「分かりました。ちゃんと伝えますから明日学校行って会ったらたら重々と言ったほうがいいですよ。信二君には疲れて怒って帰ったと伝えますから。じゃあ気を付けて帰ってください。」

と言って見送って京介も寝る体制に成っていたらいつの間にか熟睡してしまった。すると暫くして信二君が帰ってきて揺さぶって京介を起こして皆はと聞いてきたので

皆怒って帰りましたよ。大体三十分くらい前ですかね。明日学校で信二君に怒って言うと言ってましたよ。」

「そっかそうだよな俺ももっと早く帰ってくる予定だったんだけど彼女のお父さんに捕まって小町のお好み焼き屋行こう、て言われたから帰るに帰れなくなってこの時間に成っちゃったんだよ。」

「信二君も携帯電話持ってるんだから定信君に電話でそう伝えていれば良かったんですよ

そうすれば皆怒って帰らなかったんですよ。

結構マジで怒ってましたから信二君がちょっと出てくるなんて言うからどっか行くにも行けなくて待ち疲れて帰って行きましたから明日学校で言われるのを覚悟して居たほうがいいですよ僕は明日は蒲田の現場なんで先に寝かせてもらいますから。」

「そっかお前明日仕事なんだよな悪かったな丁度眠ったばかりの所を起こしてしまって。」

「いや自分こそ居候鎖せてもらっていて大した事できなくて申し訳ないのと感謝する事しか出来なくて本当に感謝していますので。本当ならその辺のバス停のベンチで寝起きしていても可笑しくない身分ですから有難い事と思ってますのででは僕は先に寝ますんでおやすみなさい。」

「ああ分かった。寝付いて直ぐに起こして悪かったな、じゃあ俺は本家に行ってくるからお休みなょ。」

「じゃあ遠慮なく先に寝かせてもらいますので。」

「おう分かったよ。」

と言って本家に向かって行った信二君だった

京介はその間にまたすぐに熟睡してしまった。次の日の朝は信二君より早く起きて現場に行く準備をして本家で朝食のお握りと玉子焼きと

お味噌汁を食べながら他の人が来るのを待っていた。大体丁度朝食を食べ終わる処で他の電気職人達が来る事を覚えたのだった。そして他三人と一緒にバスと電車を乗り継ぎ現場に向かった。現場に着くと監督さんから作業指示書を貰って皆で段取りを話してから他工事の職人さん達と一緒にラジオ体操をしてから各種の作業員達が持ち場について作業を始めた。京介は今日も電気工事の職人の富さんと一緒に各部屋の通線を担当した。通線は一人では出来ない作業なのでチームに分かれて電線を持ち上げて今日の作業分の部屋に先に電線を配りその電線を図面を見ながら先にリード線みたいなスチール線を送り込みその先に電線を付けて引く側と押し込む側とに分かれて配線していく作業だった。電線の周りに被せてあるビニール状の物があまり早く引っ張ると摩擦で少し解けるので可成り重くなってしまう製品なので頃合いを感じながら通線して往くので結構難しい作業だった。京介は初めの頃は中々重い通りに往かなかったが数を熟していくうちに段々無理せずに通線作業が出来る様に成っていた。富さんも京介に合わせた作業量で指導して貰いながら、進めてくれたので大分楽に作業が出来る様になっていた。そして十時と三時は作業を辞めて休息をとらなければ往けないので富さんと一緒に現場にある自販機でジュースを買って飲むのが日課になっていた。勿論十二時は昼食と休憩の時間となっていたので本家の叔母さんが作ってくれたお握りを富さんと一緒に休憩所で食べていた。そして午後の一時ちょっと前に午後の作業を富さんと打ち合わせしてから作業場に向かうので京介の作業スピードも大分上がってきていた。その調子で三時の休憩

時間も直ぐに来る程集中する様にまで成っていた。そして三時の休憩が終わる十五分前には富さんと残り時間の段取りと明日の段取りを打ち合わせをしてから休憩所から作業場に向かった。そして今日の作業量の電線引きを各部屋に行き終わらせながら残りの各部屋の通線を終わらせていた。そして決めていた今日の作業量を終わらせると今日作業してきた各部屋の掃除をして帰宅する準備を始めていた。そして作業用の腰道具を鞄に詰めてから信二の親父さんに今から帰りますからと伝えて現場から蒲田駅まで徒歩で向かった。そして駅に着くと鎌倉に帰るまでの切符を買ってもらって駅のホームに到着すると電車を待っている間富さんが

「京介も大分現場作業に慣れてきたみたいだなどうだよ電工に成らないか。」

と言われたので富さんに

「それはとっても嬉しいのですがまだそこまで考えていませんよ自分はまだ住む所もない身分ですから。」

「そうだな、そういう身の回りを整えるのが先だなお前が言うのもわかる気がする仕事してから落ち着く場所も欲しいよな。今みたいに居候生活じゃあな。今みたいに信二の友達だらけの環境じゃあ大変だよな。」

「大変と言うより皆に迷惑変えているからこの現場が終わったら。辞めようと思っているのです。」

「矢張りいくら仕事手伝って居ても申し訳が無くて何時も気にしているんです。表現が悪いですが皆に迷惑掛けていて肩身が狭く感じているんですよ。皆と会っていても何だか自分だけが皆と違う環境にいるんだなと感じているんです。でも取り合えず生きるのには今の環境下に居なければ成らないと思っているんですよ。」

「そうか俺が京介の立場だったらどうするかなあ。やっぱり路頭に迷うだろうな。」

「自分はそうは言っても本当に周囲の人に恵まれたからでしょうね。ちょっと遊びに行くのではなく、なんだそんな事なら暫く俺の家で生活すればいいじゃん。と言ってくれる人達やその両親からの恩恵に恵まれていますから本当に有難く、そしてとても温かい家族たちで羨ましい限りですよ。こんな雑草みたいに所かまわず生えてくる様な自分を受け入れてくれる家庭があるんだなぁと感じています。」

などと富さんと電車の中で話していると鎌倉駅に到着したので富さんと一緒にバスに乗り泉水橋のバス停で降りてそこから五、六分のところにある本家に到着して中へと入っていった。富さんは朝食を自宅で済ませてから本家に来るのだが、夕食は本家で食べて往くので京介も一緒に夕食を食べていたのである。しかし初めての夕食を食べた時はおかずが大きいお皿にドカンドカンと置いてありどうやって食べればよいのか考え込んでしまっていた。その時は信二君の親父さんがいて

「お前早く食べないと無くなるぞ。」

と言われて他の人が食べるのを参考にしながらその大皿に乗っているおかずを小さいお皿に自分で採って食べたのだった。なぜ食べ方が分からなかったかと言うと、京介の家では一人、一人におかずが取り分けてあったから」であった。京介はやっぱりこれが家族だよなぁと心中で感じていた。そして

「呱々までアットホームで啼くても良いけれどもう少し俺の話聞いてくれてそして相談に乗ってくれても良かったのになぁ。そうすればこんな世間知らずの自分の子供を外に放り出して親の義務放棄する様な人間では無かったのに。」

と再度心の中で思っていた。そして信二君の部屋に行き中に入ると珍しく亘るが来ていた。すると

「どうよ、放り出された生活はめちゃくちゃ大変なんじゃないか。俺がお前の様な立場だったら今生きていないよ。本当にお前は頑張って生きているよな。俺にも何か出来る事があるかも知れないから気を遣わずに何でも相談してくれよ、出来る事なら何時でも協力するからさぁ」

「いや亘るに信二君を紹介して貰ったからそれだけでも感謝してるよ此処に来る信二君の友達たちも本当に良い人ばかりで知らない世界を見ている気がする。」

「先日も何処かに行く時、お前も一緒に来るだろうとガソリンスタンド迄一緒に給油に付いて行くと

「どうせガソリン無いんだろと言って僕の分まで定信君がお金払ってくれたし。」

「彰君も一緒に単車屋迄彰君に付いていくと行くと

「お前なんか要るものないのか」

、と聞いてきたので

「今は特に要らないです。」

と言うと自分に必要な物を選んで会計した後に

「はいこれお前の分だからと言って渡してくれた。」

「武君も何か腹ら減ったなぁ泉水橋の泉屋で何か食うかと言ってお前も一緒に来いよ。」

と言うので

「僕はそんなお金持っていないから大丈夫ですよ。」と言うと

「そんな事いいから一緒に来いよ。

と言われて付いて行き泉屋に着くと

「お前何食べる。」

と聞かれたので

「僕はこの親子丼でいいです。」

と言うと武君が俺はカツ丼だなと言ってすいません、親子とカツ丼を一つづつお願いしますと言って注文した。

すると食べ終わるとお勘定お願いしますと武君が僕の分まで払ってくれたりしてもらってる。と亘るに話すと

「そうだろ皆良い人ばかり来るんだよ。だから俺も息抜きに此処に来ているんだよ。」

「その気持ち分かる様な気がする。」

「な、だから彼女との用事が無い時は来るんだよ。」

「そうだろうな。亘るにも本当に感謝しているよ、信二君を紹介して貰って。ところで亘のほうは彼女とどんな感じなの、上手く遣っているの。」

「嗚呼上手く遣ってる。俺は結構まめだからさぁまめにしないとすぐに不機嫌になるから女の子はそうなんだと思うよ。自分だったらどうお前の家なんか特にそうじゃないかもう少し京介の話を真剣に考えてくれたら今みたいに雑草みたいなどんな環境でも耐えられる様には成らなかっただろう。お前のお袋みたいに自分の言う事ばかり強制的に思い通りにさせていたから今お前は嫌でも大変な思いしているんじゃないか。」

「確かに俺もそう思っている。自分の子供放り投げて責任から逃げるなんて最近のテレビニュースで取り上げられているのとかわらないからないなぁ。俺もどっかのテレビ局に投稿してみようかな。自分もそのような行為やられて要るんだけどとね。」

「そうだな、意外と取り上げてくれるかもよ。」

「だな、それでさぁ亘にはまだ話していないけれど俺にも彼女出来たんだよ。定信君と彰君には紹介してるから知っているけれど今度亘るにも紹介するけどな。」

「そうかそれは良かったなぁ。でどんな子なの。」

「実はオーストラリア人なんだよ。でも日本語はべらべらで意思の疎通は問題ないんだけど、ただ先日定信君達に紹介した日彼女を送って此処に戻った時言われたんだけど背丈が俺と変わらないんだよ。俺的には別に気にしていないんだけど彼女は結構気にしてるんだよ。」

「へぇそうかよ良かったじゃないか。お前が言う様にそんな事何も問題ないじゃないか。要は彼女の気持ちが大事なんじゃないのかなぁ。」

「俺もそう思うだよ。彼女はとても性格が良くて結構まめで一日いちどは連絡くれる。本当は逆に俺が連絡しないといけない事なんだけどねぇ。」

と話していると来ていたみんなが

「最初外人が入ってきてびっくりしていたけど話しているうちに慣れて来たみたいで色々話をしていたよ。」

「そうか良かったなまた一人、助けてくれる人が一人増えたじゃないか。」

「先日会った時親父さん紹介されてもし行く処が無かったら家に何時でも気にしないで来て良いから。」と彼女が通訳しながら言ってくれたんだよ。」

「そうか今の京介にはそれは有難い限りだなぁ。」

「そうなんだよ世間は厳しいかも知れないが亘のお陰で今は雑草みたいに転々として生活環境が常に変化してしまって大変かもしれないがお陰様でそんな有難い人達に囲まれていてとても感謝しているよ。」

と亘ると話していると皆が

「そうなんだ。俺達も急に外人の女の子が来たからびっくりしたけど話して見ると普通の女の子だったから良かったったよ。之で話が通じないと沈黙が暫く続いていたかもしれないよ。」

そして皆に信二君に悪いから今の現場が大体あと一月半位で終るから彼女の家に居候させて貰おうかと思っている事を京介が話をしていた。

「其の事は信二君に話して親父さんに言ってもらった後自分で話してみようと思っているんだと。」

と思っているも話していた。すると皆がそんな事信二が気にする様な奴じゃないから大丈夫だよ。」

と皆は言っていたが京介の思いは変わらなかった。そしてこれから先の見えない雑草生活が何時まで続くのか考える余裕すらなかった

。大体今何故こんな目に在って要るのかさえ分かっていないのであった。別に犯罪者に成っていた訳でも無いのにとも思っていた。そんな話をしているうちに信二君が帰ってきた

のでさっき皆に話していた自分の考えを話した。すると信二君が

「お前じゃあ仕事の件は言いずらいだろうから俺から親父に話して遣るよ。」

と言ってくれた。そして京介は亘の話を聞いたので週に三回以上は彼女と会う事に決めていた。彼女と会う時は大体彼女の家に行き話をしてから江の島等に単車で連れて行っていた。彼女の家に居ると段々親父さんと会う機会も増えていき顔なじみ成り会うと挨拶する仲に自然と成っていった。そして京介は仕事と彼女とそして大事な友達と会う様に成っていた。そんな生活の中で土曜日から日曜日に掛けて彼女の家に泊まり後の日は信二君の家に居候させてもらっていた。そして愈々現場が終わりに近づいて来ると彼女に来週位から彼女の家に居候させてもらいたい事を伝た得ると彼女は本当ですかと喜び、じゃあ私親父さんに言っておくから気にしないで来てね。と話してくれた。京介は仕事を変えるにあたり知り合いで年上の先輩に

仕事募集の話をすると湘南台の工場地帯にあるかなり大きな自動車修理工場を紹介してもらっていたので早速面接に行く事に成り面接の結果は明日から来ても良いよとの回答で可成り人手不足の様子だったが先方には今の現場が一週間位で終わるのでそれから連絡を入れてから来ますと伝えた。給料は多少安かったが其の事は我慢だなと思っていた。

そんな、こんなしている中で現場が終わり修理工場に明日からお世話になりますと連絡して信二の親父さんに御世話に成りました。とお礼をして給料を貰ってから彼女の家に向かった。そして到着すると信二が明日から湘南台にある車の修理工場で働くことを伝えるとそうなのと聞き返してきたので給料は安いけれど多少でも君の家に払わないといけないから。と伝えた。すると彼女は

「そんな心配要らないのに変えって親父が気にするから」

「そうはいかないよ。今は何処か住まいを探して借りたいけれどそんなお金の余裕がないしそれに保証人の件で借りるのが難しいから君の家に居候させ貰うんだから。」

「そうですかでもお父さんはそんな事気にしないと私は思うけど。」

「君がそう言っても、はいそうですかとはいかない事が有るんだ。だから明日からは大体七時に家を出るから。多分君より早く起きて仕事に行くと思うよ。だって君も学校辞めてからは朝はゆっくりだったでしょ。」

「分かりました。でも朝早く起きられる様に頑張って起きるから起こしてよ。」

「そんな意気なりは無理だろうから徐々にそうすれば良いからね。」

「分かりました私も京介が出勤する時間に徐々に起きる様にしますから。」

「そうだね他の事も徐々にやって行こう良きなりやるとストレスになるからね。」

「で帰りの時間は今は分からないけれど多分六時位だと思うよ。それから夕飯に何処かに食べに行けば良いんじゃない。流石に毎日食べに行くのは今度働く処の給料だと無理だと思うから。ところで君は料理作れるの。」

「私の家は母がいないから料理は今まで作ってきたので作れます。口に合うかどうかは分かりませんが。」

「あそうなんだ。じゃあ安心だ、で早速で無理なら無理で良いけれど朝食と昼食にお握りで良いから前の日の作り置きで構わないから作ってくれないかなぁ。前の日に作り置きで構わないから。」

「分かりました。頑張って作ってみます。」

「しつこい様だけど無理なら無理で構わないから。」

等と話していた。京介は京介で信二君の部屋に行く前には彼女に連絡をしてから行っていた。行くと誰かしら居て彼女の家での事を聞かれていた。定信君と武君は冗談で

「如何だ彼女の家での居候生活はまだ追い出されて無いのかよ。追い出されたら今度は家に居候すれば良いから心配しないで何時でも言ってくれよ。」と言ってくれたので

「分かりました。有難いお言葉頂いて有難うございます。その時が来ない様に祈りますがもし也充ての無い雑草の身分になり生活に困った時は宜しくお願い致します。と言いながら意外と早く追い出されたりして。」

と京介は冗談を混ぜながら皆と話していると信二君が部屋に戻って来ると京介に向かって

「何だ、お前もう追い出されたのかそれじゃあ也家に居候だな。今度は親父に給料上げてやってくれと話して遣るからな。え違うのかよ、俺は也刈り取られたのかと思ったけど。何だ、違うのか。なんて冗談だよ。上手くやってるのかまた違う環境に成ってさ」

「今のところまだ大丈夫です。でもまだ彼女の家での居候生活は三日しかたつていませんよ。」

「分かってる冗談だよ。でも本当のとこどうなんだよ上手くやっているのかよ。」

「はい。ちょっと給料安いですが仕事場も決まって今のところ何とかやっています。」

「そうか、で今何しているんだよ。」

「知り合いの紹介で少し大きいいすゞの自動車修理工場です。」

「あそうなんだ。じゃあ安心だな、どこにあるんだよ。」

「湘南台の工業地帯の中です。他の人達も皆良い人達で朝礼やる様な処です。」

「へえそんなに従業員要るんだ。」

「そうですね正確には分かりませんが大体六十人位いますかね。」

「そんなに要るんだ。それは大きい修理工場だな良かったじゃないか。」

「はい今はまだどうなるか分かりませんが今のところは順調です。信二君は本当にお世話に成りました。」

「何言ってんだ、友達だろ困っている奴見て見ぬ振りは出来ないだろうが。」

「有難うございます。そう言っていただくと少し肩の荷が下りた気がします。」

「じゃあ皆で京介の新たな出発を祝って小町道りのお好み焼き屋に行こうか。」

すると皆が往こう往こうと総勢五人位が賛成してくれた。単車も総勢五台で鎌倉駅まで行くと可成り目立つだろうと思っていた。そして駅に着くと何時も止める駅前の銀行の駐輪場に止めて小町通りにあるお好み屋さん迄歩いて行き到着した。そのお好み屋さんはまだ新しく入り口から中迄木造の作りでテーブルは円形の鉄板が端から端まで続いていて総勢十五人位座れる作りでちょっと高級感のある店舗だった。此処で皆は常連さんに成っていて横開きの木彫の扉をガラリと開けて中に入ると店長が皆に向かって

「へい、いらっしゃい今日は何人ですか。」

と掛け声と共に何時もご利用ありがとうございますと言ってくれたので皆で軽く会釈して

籍に着いた。すると信二君が

「取り合えず生ビールを五杯と焼き物は後で注文してから頼みます。と未成年の単車運転のくせにビールを注文していた。すると生ビールが五杯とおとおしが五個各テーブルに配られて信二君が

「京介の新たな門出に乾杯。」

と言ってビールを掲げて声を発した。すると皆も乾杯と言ってビールを掲げて乾杯と言った。京介は此処に来るのは初めてで未成年なのに大丈夫なのかなと少し心配していたがそれも直ぐに忘れて皆とワイワイと燥いでいると信二君が店長にホタテとイカと車エビを五人前づつ取り合えずお願いします。と言って注文してくれていた。すると暫くすると注文した物が各テーブルの上に置かれていった。

そして各自自分達のペースで焼きながら皆

話しこんでいた。一時間位話し込んでいると信二君が皆に

「お好み焼きは何が良い。」

と聞くと皆が信二が頼むのと一緒で良いと答えたので信二君が

「店長、豚バラのお好み焼きを五枚お願いします。」

と言うと店長が

「分かりました。」

と言って下ごしらえをした後、各自の前で焼き始めた。京介はお金の事もあり、こんな高級店に来て大丈夫かなぁと少し心配になっていた。そしてお好み焼きが焼き上ったので皆で食べ始めた。すると定信くんが

「いつ来てもここのお好み焼きめちゃくちゃ旨いよなぁ何かよそと違う何かがは入っているよな多分企業秘密で教えてくれないだろうけど本当にうますぎるよな、如何に俺が良い物食っていないかが分かるなあ」

「これも信二が見付けてくれなかったら何時までも今迄旨いと思っていたお好み焼き屋に往けなく成ってしまったよ。今度お袋たちも連れてくるよ此れが旨いて言うお好み焼きなんだよって言ってさ。」

彰君もそうだよなあ家の家族と一緒に今度来るよ。武君は以前信二君に連れて来てもらったそうで二人が言う事にうんうんと肯いていた。皆はお腹一杯になった処で

「じゃあそろそろ帰りますか。」

「すいませんお勘定をお願いいたします。」

と言って勘定する事に成ったので京介も勘定払おうとしたら先輩達皆が

「今日はお前の門出祝いだからお前からは貰えないから良いよ、少しは俺たちに顔を立てさせてくれよ。」と言うので改めて

「すいません、ではお言葉に甘えてご馳走になります。」

「そんな事より帰り道事故を起こさない様に注意してくれよ酒飲んでるんだから、そんなつまらない事で切符切られたら割に合わないからな。」

「そうだよもし事故ったらその場に置いて逃げるからな、その覚悟で運転してくれよ。」

「はい分かりました、十分気を付けて運転して行きますから。」

と言って京介は気を付けながら信二君の部屋へ向かった。」

そして信二君の部屋に着くと

「お前今日は彼女の家に帰るんだろ。」

「そうですね、さっき電話して帰ると連絡したんで帰ります。」

と皆に伝えた。すると亘も

「そろそろ自分も帰りますからと言ったので

「自分も亘同様にそろそろ帰ります。」

と言って信二君の部屋を後にした。

帰ると彼女が待っていて

「如何だった皆と一緒にいれて楽しかった。」

「ああ楽しかったよでもまだ三日たっただけだからそれに皆はお前の門出だと言ってお祝いしてくれたからとても楽しかったよ。」

「ああそうなの、それは良かったじゃない。私も今さっきお風呂にお湯いれて入ったばかりだから追い焚きしてお風呂に入ったら。」

「それは助かるなあ家ではそんな事も言ってもらえなかったから。」

「そうなのやはり随分と他の家族とはだいぶ違うのね。そんな事言うのは当り前よ。」

「そうか君の家に来てとても嬉しいよ。」

[そうなの、そんな事も言ってもらえなかったの普通当たり足り前の事と思うわ]

「そうか矢張り家の家族は可笑しかったんだな。」

「お風呂も出たしどっかドライブ行く」

「あ、疲れてなければ行きたいな。」

「俺は大丈夫だよ江の島でも行くか也知り合いに会うかもしれないじゃないか。

「ええそうねきっと誰かに会えると思うは。」

じゃあ急いで支度して行こうよ。君も部家着から外着に着替えて着なよ。」

「うん分かったわ、急いで着替えるからちょつと待っていて。」

「ああ良いよ、僕も部家着から外着服に着替えるから同じ位に出るようだな。」

「そうねそんな感じだけど私ちょつとお化粧するからその分遅いと思うから待っていてね。」

「分かった。そんなに慌てなくても良いから僕は着替え終わったら単車のそばで待っているから。」と彼女に言うと暫くすると彼女が家の階段からガレージに降りてきたので彼女に聞くと

「うん大丈夫用意で来たわ。と言ったので京介は彼女にヘルメットを渡したのち自分もヘルメットを被り単車を起こして単車にまたがった後に乗ってもいいよと言って単車に彼女を乗せてエンジンをかけて江の島方面に走り出して行った。京介の単車のマフラーは後の方を切断してありふつうの単車より音がうるさくなる使用に成っていて走っていると通行人がみんな驚いて真られていた。まして色が真っ黒だから余計であった。すると彼女が

「ねえ鎌倉駅に行こうよ。不二家の隣のサーテイーワンでアイス買って食べたいな」

「あそうじゃあ鎌倉駅の銀行の駐輪場に単車止めればサーテイーワンの丁度目の前に成るからそこに止めるから。」

「うん分かった。多分弟のジョンがまだ帰っていないから鎌倉駅で遊んでいると思うんだよだからもしかしたら小町通りの辺りで会うかもしれない。」

ああそうなんだと言いながら駅前の交差点を右ウインカーを付けて駅に着く準備をしていた。信号が青に成ったので右折して駅前の

銀行の駐輪場に単車を留めるとエンジンを止めて彼女を先に降ろしてから京介は単車のフックを地面に降ろして留めながら自分も降りて、待っている彼女のもとへと行った。すると彼女が誰かと話していた。すると彼女が

「腰越の時の友達の英子ちゃんなのたまたま小町通りに買い物があってきたのよ。」

「こんにちは。僕は彼女の彼氏の京介です。」

「あの単車あなたの単車なの。」

「ああそうですなんで、何ですか。」

「あたしあの単車よく腰越で見かけていたから。」

「ああそうですか。自分はよく江の島に行っていてからですかね。そんなこと言われるとちょっと恥ずかしいです。」

で彼女のシャロンは少し自慢気で嬉しそうに彼女と話をまた始めていた。すると話が終わり、今度家に来てよなどと言って別れた。別れると彼女とサーテイーワンに入って行ってご注文はと店員さんが言ってくれたのでチョコミントとバニラのアイスを頼んで待っていた。すると待っている間に同級生の俊彦と会った。俊彦は駅前のビルを親が持っていて地下で有名なお蕎麦屋さんも経営していてたまたまお蕎麦屋さんに用があって来たのであった。どうせまた親父さんにお金をせびりに来ていたのだろうと思いながら俊彦に彼女を紹介した。すると俊彦が京介に日本語話せるのかと聞いてきたので大丈夫だよ日本語べらべらだよ、と言うと

「こんにちは僕は俊彦と言います。京介の彼女なのですか。」

「ええそうです。宜しくお願いいたします。」

「京介良かったな彼女が出来て。お前は常に大変な環境で生きてきているから彼女が出来るなんてそんな嬉しい事が無ければやってられないだろう」

「そうなんだよ。ちょっと恥ずかしいけれど俺今は彼女の家の居候に成っているんだよ。」

「なんでそんな事に成ったんだよ。まさかお前またあの強情のお袋さんと揉めて、遂に世間に放り出されたんだろう。」

「嗚呼その通りなんだよ。ほらうちのお袋は変に異常だからお前には家の部屋を貸してるだけだから言う事道理にしないなら家から出て行って一人で自由にすれば良いんだからその辺よく理解しなさい」

と言う様な母だからかってに自分を産んでおいて邪魔になると

「放りだすなんて聞いたことないだろうだけど実際に放りだしたんだよ。」

「いやあそれはすごい話だなあ。自分は楽かも知れないがそんなの親の義務違反だろう普通其処まで出来ないと思うよ、兄貴とかは其の事で何も言わないのかよ。」

「言うどころか巻き添え食らうと嫌なのか分からないけど場の雰囲気が悪くなると直ぐ自分の部屋に籠りに逃げてしまうよ。全くあれで長男のくせに本当に頼りない兄貴だよ、そんなだから可笑しな家族に成ってしまうんだよ

。」

「そうだな俺の家も結構厳しいけれどそんな未成年を放り出すなんて事はしないだろう。」

「だけど俺の周りには良い人ばかりだから良かったよ。でなければ今頃路頭に迷う人間に成っていたと思ってるよ。じゃあそろそろ帰るは彼女待たせるのも悪いから。」

「そうだな、でも頑張って生きていてくれよ

なんかできる事が有ったら協力するからさ。」

「おお有難う、じゃあまた会おうな。今度はこんな道端で啼く何処かの喫茶店で会おうよあのアートコーヒー何か話し込むのに良いだろう今度俺から俊彦に携帯電話で連絡するからその時話しようよ」

「嗚良いよ、そうしようじゃあ楽しみに電話

待ってるからな。」

「おう分かった今度またな、有難う。」

そして鎌倉駅に居る時間が少し長くなったので明日も京介は自動車修理工場に行かなければ往けないので彼女と一緒に江の島に行くのは辞めて自宅に帰る事にした。家に着くと長いコンクリート階段を上りただいまと言って家のドアを開けると弟が一人自分の部屋でテレビゲームをしていた。シャロンは食卓を見てご飯食べたのと言うと食べたよ。おいしかったよと言っていた。京介とシャロンは自分達の部屋に入るとシャロンは部家着に着替えるとお風呂の準備をしに一階のお風呂場に向うとお湯の蛇口を捻り湯舟にお湯を溜めていた。京介はその間部屋の整理と掃除をしていた。するとシャロンが部屋に戻ってきて今お風呂にお湯張って追い焚きしてるからもうすぐ入れるからお風呂に入る準備をしていて。」

「分かったよ。処で俺の下着は何所にあるのかな。」と聞くと

その窓の下のタンスの中に入れてあるはよ。」

と言いうのでタンスを開けて自分の下着と部家着を持ってお風呂場に向かった。すると一階にある弟の部屋により

「先にお風呂入るからその後お風呂入りなよ

。」と言うと

「うん分かった。じゃあお風呂から出たら教えてくれる、いいかなあ。」と言ったので

「ああお風呂から出たら教えるから。」

と伝えた。そしてお風呂から上がると約束どうりジョンにお風呂空いたよと伝えると、うん分かった。と言って自分の下着を持ってお風呂場に向かった。其の事をシャロンに伝えるとうん分かったと返事が返ってきた。するとシャロンが一階の台所に向かいジョンの食べた夕食の片づけを始めていた。そしてジョンが風呂から上がるとシャロンが食事の片づけを終えて下着を持ってお風呂場へ向かった

。」そしてお風呂に入ると京介のいる自分の部屋に戻ってきた。戻ると京介はテレビを見ていたが振りかぇってお疲れ様。と労を労って言った。そしてその後シャロンが

「家のお父さん酒乱でまいっちゃう。多分往きつけのお店に要るんだと思うんだけれど其処で暴れたりはしないんだけれど家に帰ってくるとべろべろで絡んでくるのよね。」

「嗚そうなんだ。じゃあ気を付けてあまり関わらない様にしようかな。でもそれじゃあ家の兄貴と一緒だから為るべく仲裁に入るようにするよ。」

「有難う、でもね普段はやさしいお父さんなんだけれどね。それで家に色んな女の人が出入りするのよ。それもちょっと問題なのよ。だからお願いだから京介はあまり気にしないでくれる」

「分かったよ。でもそんなにもてるんだ。それはすごいなあ。俺も親借りたいくらいだな

。と言うとシャロンが

「何言ってんの私がいるのにそんなこと言って馬鹿じゃない。」と顔が少し膨れていたので

「何だ、本気にしたんだ冗談に決まっているじゃないかそんな事分かるだろ。」

「だって変なこと言うからあたしだって冗談だなとは思ってましたよ。でも言われた側に成って看なさいよ気が少し悪く成るんだから。」

「御免、俺が悪かった。お前の気持ちも考えずそんなこと言ってしまって本当に悪かった今度から気を付けるから今回は許してくれよ

な。」

「分かったわよ。今回だけだからね。もし也そういう事が有った時はまず私に相談がある様にして聞いてくれる、それから話してよ。分かったの。」

「はい分かりました本当に気を付けるけれど普通に話していてそんな様な事を言ったら俺に構わず注意してくれる。結構仲間の中では其れがそうだとか彼奴はそんな奴だとか言って話す機会が多いからついその癖が出てしまうんだよ。」

「分かったわ、今度からは気を付けてから

話してね」

「うん分かったよ。今度から気を付けるようにするよ。だから機嫌直してくれるかな。

「分かってくれればそれでいいわ。」

「ところで今日の晩御飯は何なの。」

「今日はね焼き伊勢海老とサラダとわかめのお味噌汁よ。ほらお父さんが輸入してきた伊勢海老ですよ。この伊勢海老はとても甘くて美味しいんだから。」

「伊勢海老を輸入してるんだよな。確かタスマニア島で取れたやつだって言ってたなぁ。確かに日本産より大分大きい奴だよな。そんなに美味しいのなら早く食べてみたいな。」

「まあ席に座っていていま焼きあがるからね

そうしたらそのまま食べても美味しいけどちょっとお醤油漬けて食べてもおいしいから試してみて。」

「ああいい匂いがしてきたよどんな感じの味なのか楽しみだなあ。」

「そうでしょいい匂いしてきたでしょまぁ想像しながら座って待っていてね。」

「うん分かった早く出来上がらないか楽しみでしょうがないなぁ」

京介はなどと言って夕食ができるのをだまって見ていた。

「はい出来たわよ温かいうちに早く食べてみて」

「うん分かった。でも少し熱そうだな少し冷ましてから食べようかな。剥く時が熱そうだから。」

「いいわよ少し冷ましてから食べても美味しいから。」

と言いながら食事を始めた。そして少し冷めた伊勢海老を食べてみると本当にとても美味しかった。シャロンが

「でもねお父さんが伊勢海老が売れるとみんなお酒に使ってしまうのよまったくしょうがないのよだから何時もお金がないのよまったく困ったもんでね。」

「へーそんなにお酒飲むのかよそれはまずい事だな。仕事に支障が出てくるだろう。そんなんじゃ会社の先行きが危ないだろ。それはちょっと辞めさせないとまずいんじゃないかなあ。」

「相なのよだからお父さんに会うたびに帰りお酒飲んで帰ってこないように言っているのだけど中々治らないのよ。」

「だけどそんな事では仕事続けられないんじゃないか。俺も心配に成ってきたよ。何とか辞めさせないとやばいな。」

などと話しながら夕食を食べていた。すると京介が

「じゃあ今夜のおかずの伊勢海老を食べてる場合じゃないんじゃないか俺達が食べてないでお客さんに振らないといけないんじゃないか。」

「いやこの晩御飯の伊勢海老は元は商品だったけれどどうしても死ぬのが出てくるのよ。そういう伊勢海老を冷凍して於いて私達が食べる用になっているの。だから問題はないのよやはりお父さんが売るとみんなお酒に化けるのが問題なのよ。」

「そうかそれなら良いけど商品を俺らが食べてる場合でなければ良いけど心配に成るよ。」

などと話しながら夕食を食べ終わったので京介もてつだいながら夕食を終了した。そして部屋の戻り京介は次の日の仕事の準備をしてからテレビを見ているとシャロンが風呂から上がって部屋に戻ってきた。部屋に戻ると昼間に選択して於いた洋服を畳み始めていた。京介は

「俺何か手伝おうか。」と声をかけると

「じゃあ畳んだ服をタンスに入れてくれる。」

「この出窓の床にある個々のタンスでいいかいうんそこのタンスでいいは京介の服と私のと分けて入れておいてくれる。」

「ああそうか俺あんまりやったことがないからダメだったら後で直してくれるかな。」

「ああいいはよ後で確認して直しておくからそのまま締まっておいてくれる。」

と言いながら部屋の片づけを始めた。するとなんか騒がしい声が1階から変な声が聞こえて来た。すると一階へ行って見るとお父さんが酔っ払って帰ってきた。するとうしろから知らない女の人が一緒についてきていた。その女の人に抱えられて家に入ってきた。そして二階の部屋に一緒に入っていった。シャロンは何時ものごとくのようにベットに寝かせて女の人にすいませんでしたと言って部屋を出て自分の部屋に戻ってきた。京介はシャロンにあれがいつもの事なのと聞くとそういつも知らない女の人を連れて帰ってくるそうであった。京介はこれがいつもじゃ大変だなあと思っていた。そして京介がシャロンにこれが何時もなのかと聞くと毎日じゃないけど週に一回はこんな感じと返答してきたのでこれじゃあかなり大変だなあと心の中で思っていた。京介はこんな家族もいるんだなぁと思っていた。そして次の朝京介が起きるのが一番早くなっていたので彼女が昨日作り置きしてくれたお握りを食べながら出社の準備をしているとシャロンが起きてきて出社のみ送りに二階から起きてきたので、

「まだ寝ていればいいよと伝えてじゃあ行ってくるからと言って単車に跨り会社に向かった。京介は大型車両の担当でどの部品もみんなかなり重い部品がおおかった。すると十時の休憩では会社から菓子パンと牛乳を配られてそれを食べながら休憩していると同じ大型車両の主任が近寄ってきて

「どうだ続きそうか。」と尋ねられてはい未だ分かりませんが何とか続きそうです。」と答えると主任が

「皆若いのが入ってきて喜んでるぞ、だから何とか頑張って続けてくれよなあ。」と態々伝えに来てくれた。確かに皆丁寧に分かりやすく整備の事を教えてくれた。そんなこんなで工場での日々は続いてくると工場内にある板金塗装をやっているお兄さんと仲良くなりよく晩飯を食いにつれて行ってくれた。お兄さんの車は可成りスポーツカーの様にいじっていてドリフトしたりしながら運転してくれた

するとお兄さんがお前の単車も塗装してやるよと言ってくれて何色がいいと言われたのであの透明ポイ色がいいですがなんかいい色ありませんかと聞くと

「ああキャンディー色の事かで何色のキャンディーにしたいんだ。」

と聞かれたので青のキャンディーがいいですと言うと分かったその色に塗ってやるよと言ってくれた。

「でも一日で塗るのは無理だからその間は見てくれ悪い単車で通勤するようになるけどそれは覚悟しといてくれよな。」と言われたので

「それはもちろん覚悟します。」

「じゃあ明日から作業に入るから通勤に困らない部品外して持ってきてくれよガソリンタンクは一番最後だな。無いと通勤できないだろうから。タンクは一日で塗るからさ、だから今の塗装を剥離剤で落としてタンクに磨きをかけてから下地を塗ってからまた表面を磨いてから表面塗装するから四日はかかるからなその段取りでやるからよく覚えといてくれよな。」

「はい分かりました。仕上がるまではつぎはぎで通勤しますから構いませんので塗装の方をお願いいたします。」と京介が答えると

「良し分かったじゃあ明日から作業開始だ。」

と言ってくれて塗る個所を一緒に確認して今日はそこまでやって終わりにした。京介は作業が終わると急いで家に向かって到着すると急いでシャロンに単車塗ってもらうことを話すとシャロンが

「えー良かったね。今度何色に塗ってもらうのと聞いてきたので京介は少し自慢げに

「キャンディーブルーに塗ってもらうんだ。

「キャンディーブルーてどんな色なの、あまり聞いたことない色ね。」

「そうだろとまずそんな色の単車走ってないよ」言って

台所のガラスのコップを持ってきてこれが青色になった感じの色なんだ。

「なんか良く分からないけど京介さんが言うんだから結構カッコいいんでしょうね。」

「そうなんだよ会社の板金塗装をやってる人が間を見ながら塗ってくれるんだ。だから完成まで少し時間がかかるけど嬉しい出来事だよ。その塗装している間はちょっと継ぎはぎだけどその間は単車に乗ると少し恥ずかしいけど許してくれる。」

「そんな事気にしないから大丈夫ですよ。意外とその継ぎはぎだらけが目立ってかっこいいかもしれませんね。」

「そう言ってくれると安心する。そんなんで明日の朝ちょっと早めに会社行くから。」

そして次の日京介は会社に何時もより早めに行って塗装する箇所の単車のパーツを外していた。そして板金塗装屋のお兄さんにパーツを持ち込み、とりあえずこれをお願いいたしますと言って手渡した。するとお兄さんが

「おお早く来て部品外したんだ感心ん関心だなあ。じゃあこの部品から作業を始めるかこの部品だと一週間位かかるからそのつもりいてくれよその間ちょっと見すぼらしいけどなまあ仕上がれば奇麗になるからそれを励みに我慢して待っていてくれよ仕上がりは奇麗になるから」と言って

工場に単車のパーツを持って自分の工場に向かっていった。そして朝礼があるのでいつもの場所に戻ってきた。そして朝礼が終わると京介は大型車両の工場に向かい主任から今日の作業を伝えられ他の仲良くなった人と一緒に教えてもらいながら作業を始めた。京介は単車の仕上がりが楽しみでしょうがなく作業終了後にお兄さんのブースに顔を出していた。するとお兄さんが自分の部品をペーパーがけをしていた。すると京介に気が付きマスクを外して

「おお丁度いまお前の部品に手を付けたところだよ。少し細かいから時間かかるけど心配しなくていいよ。きっちり施工するからさ楽しみに待っていてくれよ。」

「はい心配はしていませんがどんな風に遣るのかが見たくて来たんです。やはりプロですね。細かくてすいません。やはり手間かかりそうですね。」などと言いながら話していたがあまり話して作業の邪魔しても悪いので挨拶して継ぎはぎだらけの単車に乗って帰ることにした。家に着くとシャロンが出迎えるように待っていた。すると単車を見て

「あら本当に継ぎはぎだらけなのね。ちょっと乗るのが恥ずかしい感じね。目立つには目立つけれどちょっとなんか盗難にあったみたいに成っているのね。」

「そうなんだよ。でも仕上がりは可成り奇麗になるから一週間位の辛抱だから我慢するよ

可成りカッコよくなるから。」

とシャロンに言い聞かせていた。シャロンは本当に奇麗になるの、本当に大丈夫なのかなぁと心配気に京介に問いかけていた。が京介が良いならそれでいいかと思っていた。それから毎日作業終了後にお兄さんのブースに顔を出していた。すると毎日着着と進捗していて三日目にはいよいよ部品の塗装が始まった。塗ってみると可成り奇麗な色に仕上がってきた。そして翌日その細かい部品を作業終了後に単車に着けてみるとやはりかっこが良かった。後はガソリンタンクを塗る馬鹿になった。そこでお兄さんが

「やはり一日でタンク塗るのは無理だから俺の家に二日位泊って行けよ。そうすれば問題なく仕上がるからさぁ。」

と言うのでシャロンにすぐ電話してその事を話して了解をもらったのでお兄さんにその旨を話して泊めてもらうことにした。するとお兄さんがじゃあ飯食いに行こう美味いホルモン焼き屋があるから其処に行こうと言ってくれたので単車は会社に置いていきお兄さんの車で行くことにした。走りだすと依然と同じように運転がすごかった。ホルモン焼き屋に着くと暖簾をくぐり扉を空けると、いらっしゃいと威勢のいい声が返ってきた。すると何人さんと言われたので二人とお兄さんが言うと

「珍しいな二人だなんて何時も一人なのになんか会合でもあったのかい。」するとお兄さんが

「いや会社の人間で今この子の単車塗装してあげてるんだけどどうしても一日では仕上がらないから。家に泊めることになったのよ。」  

「へーそりぁ奇麗になるな。晃が塗装するんじゃ可成りの出来栄えだな。なんせ先日の塗装大会で優勝してるからな。

「あれ知らなかったの君は。」

「はい全然知りませんでした。本当ですかそれじゃあ尚更申し訳ないです。」

「まあそんな事良いからなんか頼もうぜ決まらなかったら親父さんに適当に二人前頼むからさぁ如何する。」

「じゃあそれでお願いします。」と言うと七輪がテーブルの上に置かれて帆着けてくれた。すると丁度いい感じに食材がは困れてきたので二人でそれを網の上に熨せて焼き始めながら

「京介は前まで何してたんだ。」と聞いてきたので知り合いの電気屋です。」

と答えた、するとお兄さんが

高校は行かなかったのかと尋ねてきたので

「高校は中退しました。」

「そうか、なんで中退したんだ」

「それは周りのみんなと相性が悪かったので辞めたんです。」

「で両親は何も言わなかったのか。」言われ続けられましたが學校が嫌でしょうがなかったのです。親にはそんなに言うことが聞けないなら家の子ではないので外の世界で自分の好きな事をしなさい。あなたは家の言うこと聞くから住まわせているんだからそれができないならこの家から出ていきなさい。それで自分の好きな事をするのね」と言われて

「すぐに追い出されてしまったのです。それからは家族とは一度もあっていません。」

「へーそうなんだ。じゃあお前寂しいだろう平気なのか。」

「だから今は彼女の家に居候しています。その前までは親が電気屋の先輩が俺の部屋で寝泊まりすればいいよ。」と言ってくれてそこに居候させてもらってました。」

「へーそんなんだ。お前も大変だなあ。俺も人にはあまり話してないが施設で育ったんだよでも施設追い出された奴はいなかったぞ。お前の家相当厳しい家なんだな俺の場合は早くから施設で育ったからみんな仲間意識強くてこいつが生意気とかそうゆうかんじゃなかったからなあ。だから今でもたまに行くんだよでもお前の場合は親が分かっていても近づけないなんて酷な話だよ俺なら自殺もんだな。

その位ひどい話だなあ。身近にいても親が拒否してるなんて聞いたことがないよ。それで個々の工場は何で知ったの。友達の紹介とかで来たのか。」

「はいそうです。友達の親同士が仲が良くてそれで話してもらったんです。」と答えるとお兄さんが

「相いう関係か、なんでも京介が来る前に今度会社に知り合いの子が新人として来るから宜しく頼むなって朝礼の時話していたからうちの会社に新人が来るなんて態々前もって話すなんて今までない事だからさぁ成程ね。」

「さてじゃあ明日も仕事だから帰るとしますか。親父さんお勘定お願いします。」と言うと奥さんが伝票を持ってきて計算してから払ってくれた。そんな日が続きやっと単車の塗装が終わりガソリンタンクを設置するとめちゃめちゃ奇麗でなんとなく海にあいそうな色に仕上がった。それを電話でシャロンに話すと

「相なのじゃあ何時位に帰ってくるの、私も単車早く見たいから。」

「そうだなあ八時位には着くと思うよ。今日は海沿いを走って帰るから少し遅くなるよ。」

「ずるいなあ自分だけいい思いして私も海沿い走ってみたいのにとにかくなるべく早く帰ってきてよ。」

「分かったなるべく早く帰るから夕食作って待っていてよ。俺もシャロンに早く見せたいから。」

と言いながら自分は海の香りと風を受けながら海岸線を走っていた。すると歩いているたちも指さして驚いていた。京介はこれがキャンディーブルーの威力だなと鼻高々にしていた。そして家路に急いでいたが鎌倉駅での反応も見てみたくてちょっと鎌倉駅によって見たら注目の嵐だった。気分よくして鎌倉駅を去り家路を急いだ。すると玄関前にシャロンが待っていて早く単車が見たいとの思いて京介の単車の音で分かったのか玄関に立っていた。するとシャロンは

「うわーなにこれめちゃくちゃかっこ良いしとても奇麗な色だね。」と言って単車の方に寄ってきて、まじまじと眺めていた。そしてシャロンは

「私も単車の免許取ろうか。」などとつぶやいていた。そして私も海岸線走ってみたいなぁ

食事したらもう一度海岸線走りにいかないダメかなあ。」と言うので

「ああいいよ食事してからね。ヘルメットも同じ色に塗装してもらったから可成り目立つと思うよ。マフラーの音だけでも目立つんだからそれにこの塗装だろ目立つこと間違いなしだよ。」じゃあ早く夕飯食べちゃおうよ。」そうですね食事速く済ませましょう。といいながながら夕食を食べていた。食べ終わるとシャロンが食卓の上に載ってるお皿を急いで洗いそして部屋着から外用の服に着替えてそそくさと準備して二階から降りてきた。そして京介に準備できたから早く行こうと言ってきたので、じゃあ鎌倉駅よってアイスでも買おう疎のあと江ノ島に行こうということになった。鎌倉駅では相当目立つぞと言いながら駅のターミナルに入るとこの音と塗装色でかなり目立った。そして銀行の駐車場に単車を止めてアイスを買いに行った。その間も通る人が指さして単車を眺める人もいた。本当に目立っていた。自分でもこんなに奇麗になるとは思わないくらいだった。アイスクリームを買うと単車に戻りそこでアイスを食べているとどこかの人が

「このオートバイ君の。」と聞いてきたので

「はい僕のです。」

「随分奇麗な塗装だね、自分で色決めたのかな。」

「はいそうです。でも塗ったのは知り合いのお兄さんが塗ってくれたんです。だからこんなに鮮やかに濡れたんですけどね。」

「そうなんだ、私ね色々単車見てきたけどこんなに奇麗に纏まりある単車はあまり見たことないよ。でね私はこうゆう者でTV関係の仕事しているんだけれど一度TVで使いたいとピンと思ったんだよ。大丈夫かな。

「ああいいですよと言うより是非是非御願いします。」

「じゃあ君の名前と連絡先を教えてくれるかな。」

「はい良いですよ名前は京介で連絡先は0805010****です。じゃあ連絡待ってます。」

「今丁度単車の企画しているから必ず連絡するよ。ちょっと待っていてね。だめだったらダメときちんと連絡するからね。」

「はい駄目でも気にしないで連絡ください。」

と駅での会話が終わるとじゃあ江ノ島へ出発しよう。と言ってシャロンを載せて海岸線を走り江ノ島へ到着した。しかし今回は誰とも会わないようで少しがっかりしていた。ところが江ノ島のお土産屋さんがアルバイトで立っていたのに気づきシャロンが寄っていくと「わあ久しぶり元気だったの、今鎌倉のどの辺に住んでるの。」

「朝比奈峠の方知ってる。その先に泉水橋のバス停から五分位の処にあるの。でもあんまりあっちの方は行かないよね。」

「そうねあっちの方はいか無いわね。」

「そうよね私も初めて来たときこんな処に家があるんだと思っていたから。普通分からないよね。それで今の彼氏がこの人。」

「この人はないだろう。初めまして京介です

二人は知り合いなの。」

「中学の時の同じクラスの友達で恵理子ちゃんというの。恵理子ちゃんこの人が私の彼氏なのよ。よく江ノ島来るから一人で来たのを見つけたら連絡頂戴ねなんせ見張ってないと女の子ナンパして危ないからお願いね。」

「そうなので此処迄何できたの。」

「京介の単車で来たの。塗装して仕上がったばかりで初乗りなのよ。」

「あぁそうなんだ。単車って度の単車なの。

「ほらあそこの見物人の集まっている処の単車なの。結構人だかりがおおくなってきたわね。京介に言ってこっち持ってきてもらおうか京介ちょっと単車をこっちに持ってきてよ

絵里子ちゃんが見たいって言ってるの。」

「ああいいよ、でもあの人だかりを持ってくるのは容易ではないな。ちょっととってくるかでもこの店の前は車は入れ無いんだよ。だから単車押して持ってくるからちょっと待っててくれるかな。」と言って

人込みをかき分けて単車を動かしていると見物客がこれ君のとかどこで塗装下のとかあれこれ聞かれてやっと押して店の前までやっとの思いでたどり着いた。すると恵理子ちゃん

がこの単車なの凄い奇麗な単車ね。私こんな奇麗な単車見たことないわ。これじゃあ人だかりができて当然だわ。」と言うとシャロンが

「ね、奇麗でしょ」

と自分の単車の様に自慢げにしていた。

本人もまだよく見てないくせによく言うよと内心思っていた。が今は友達に会って機嫌よさげだからそのまま鼻高々にさせておいた。

そして江ノ島恒例のイカ焼きを買って食べていた。すると観光客たちは京介の単車の周りにまた人だかりができていた。それをかき分けて岐路について家に帰った。するとシャロンが

「みんなに注目されて凄かったですね。」

「そうだろうあんな奇麗な塗装じゃみんな見るだろう。明日会社のお兄さんに今日の事を報告するよ。きっと喜ぶと思うよ。」と言いながら帰りの途に就いた。明日も早いからすぐ寝る準備をして床に就いた。するとシャロンが入ってきて今日の事を話し出したが京介がうんうんと聞きながら寝てしまった。つぎの朝はシャロンの方が先に起きて朝食の準備を」していた。朝食はパンと卵焼きとほうれん草のソテーとオニオンスプだった。その朝食を食べ終わると荷物を背負い込み仕事に向かった。そしてお兄さんに昨日の出来事を話すと

「そうだろう。俺も自分ながら結構上手くできた作品だと自負してたんだよ。」

「はいめちゃめちゃ目立っていてテレビ局の人もいて今度撮影に使いたいから連絡先教えてくれとか言われて連絡先教えましたよ。その位奇麗で品のある単車に変身しましたよ。」

その後江ノ島に行って止めて置くと矢張り人だかりの中に自分の単車がありましたよ。その位目立っていましたよ。その位変身してました。」

「そうだろ俺もお前の単車が自慢できる一つに加わったよ。テレビに出るときは何時なのか教えてくれよ必ず見て録画するからさあ。」

「はいもちろん伝えますよ。」

と言って何時もの様に朝礼をすまし自分の工場へ向かい何時もの様に大型車両の下側を塗装していた。そんな日々が一か月くらい続き京介は車の免許が取れる年になったので合宿で取りたいので会社に一週間位休みを取りたいと伝えて了承してもらった。シャロンにはまだ話していなかったので仕事が終わり家に着くと直ぐにその話をした。するとシャロンが何時から何時まで行くのと言うので三日後から一週間位行ってくるよ。それならもっと速く言ってよ。と少しご機嫌斜めになったが俺も会社のお兄さんが免許取るならこの方法が一番早いぞと教えてもらったんだよ。そして合宿に電話して直ぐに空いてると言われたのでそのまま予約したんだよ。早い方がいいからと思ってそのまま静岡にある合宿を予約したんだけれどまずかったかな。」

「本当に何時も勝手に決めちゃうんだから、でももう予約したんならそうすれば良いですよ。じゃあ着替えとか必要な物準備しないといけないじゃない。で何が必要なのか聞いていないの。」

「ああ聞くの忘れたから代わりに聞いて見てくれる電話番号はこれだから頼むね。それでさあ今日皆に単車自慢しに行くから一緒に出掛けようよ。大丈夫そんな時間無いかな。」

と京介が言うとシャロンが

「合宿所に電話して荷物の確認が取れたら行ってもいいですよ。」と言って

ご機嫌斜めから少し笑みが浮かんでいた。シャロンはどこかに一緒に行こうと言うと直ぐに機嫌がよくなるので今回もその手を使って機嫌を直させていた。そして京介は仕事の荷物を洗濯場の床に置いた。そしてシャロンは合宿所の荷物を詰め終わったので信二君の処に行く前に銀行で合宿所の費用を払いに駅前の銀行に行って払い込みを済ませた。表に出て単車の近くに行くとまた人だかりが出来ていた。が、それを掻き分けて単車の近くにいるシャロンンの元へ人をかき分けながらたどり着いた。がシャロン迄人だかりの中に埋もれていたので手を引っ張り単車に乗せて自分も単車の跨ると周囲のみんながまだスマホで俺達の写真をとっていたが気にせずエンジンをかけるとまた周囲の人が驚いていた。そんなん人込みを気にしないで信二君の部屋に向かった。シャロンは気持ちよさそうに単車乗っていた。そして信二君の家に着くと数台車が止まっていた。京介はその隙間を見つけて単車を止めて部屋に入っていった。そして部屋にいる皆に単車をオールペンしたから見てくださいと声をかけると皆が外にゾロゾロと出てきて単車を見ると

「うおーなんだこれめちゃめちゃ奇麗でいい色じゃんとてもカッコいいなあこれは可成り注目の的だろ塗装するのに幾ら掛かったんだよ。」

「会社の板金塗装してるお兄さんが塗ってくれたからただですよ。そのお兄さんとても腕が良くコンテストでも良く優勝してる人なんです。だからこんなに奇麗になったんですよ。そして京介が皆に後俺はもうすぐ誕生日だから車の免許取りに合宿で行く事にしたんですよ。明後日から行ってきます。そこで仮免許まで取ったら試験場で一発試験で取得します

それが一番安いそうなので。

「ああそうかもうそんな歳かじゃあ車の免許あった方が良いな。じゃあ合宿所でゆっくりしてきなよ。」

「はいちょっとゆっくりしてきます。会社にもそう伝えてありますので会社の心配も無くなったので。」

そんな話をしているとまた江ノ島でも行こうか定信も彰も車で来てるし。」良いですねじゃあ行きましょう。と言って信二君は自分の単車に跨り単車二台と車二台とで江ノ島ツアーに出かけることにした。シャロンンはとてもうれしそうに京介の単車の後ろに飛び乗ってきた。そして途中で止まることなく江ノ島へ到着すると定信君と彰君が車を止めて降りてくると女の子の観光客がいると片端から声をかけてナンパし始めた。が今日はなかなか見つからず諦めていた。定信君はもともとは江ノ島周辺に住んでいたので地元みたいに良くし知っていた。

シャロンは先日あった恵理子ちゃんのバイト先の店まで歩いて行くと恵理子ちゃんを見つけて話し出していた。すると定信君が一緒に遊ぶと言う女の子二人を見つけてつれて歩いてきた。さすが地元だな。諦めていなかったんだなと京介は思っていた。疎の二人を車に乗せて信二君の部屋に戻っていった。しかし京介はシャロンがまだ恵理子ちゃんと話していたので単車に戻り待っていると矢張り観光客が疎の単車君のとか話されてはいそうですと言うと随分奇麗な単車だね。塗装が単車を引き立てているよ。とてもカッコいいね、などと言われていた。中にはスマホで写真撮っている人もいた。そしてシャロンが京介の処に帰ってきて

「ごめんなさい大分待った。皆はどうしたの。」と言うので

「皆は女の子二人見つけたから信二君の部屋に先に帰ったよ。でも大丈夫だから気にしなくていいよ。じゃあ行こうか。」

と言ってエンジンをかけて一吹かしすると周囲にいた人もまた驚いていていたが最後は気を付けてねなどと言ってくれていた。そしてシャロンを載せて信二君の部屋へ戻る事にしたが戻る途中でまたシャロンの知り合いとあったので止まってあげるとまた話しだしていた

が暫くまた待ってあげた。暫くすると

「ごめんまた友達に会ってしまったの、怒ってるでしょう。」と言うのでいや大丈夫だよ皆もそんな事気にする奴らじゃないから、じゃ行こうか。」と言って単車を少し早く走らせて岐路に着いた。信二君の部屋に着くとさっき定信君がナンパした二人組も部屋に来ていたので少し狭く成っていた。が取り合えずシャロンも部屋の中に入っていった。すると女の子達も安心したのかシャロンに話しかけていた少し話していると信二君が誰かマック迄食い物買ってきてくれないと言ったので京介が

「じゃあ俺が買いに行きますよ。と言ってシャロンンと買いに行く事にした。

「で何買ってきますかと言うと、

「ハンバーグセットを七個買ってきてくれよ。と言ってお金を渡してくれた。」

「何ハンバーグですか。適当で良ければ適当に買ってきますけどそれでいいですか。」

「ああ適当に見繕って買ってきてくれよ。」

と言うのでシャロンを載せて買い出しに出かけた。鎌倉駅前に入ると通行人が単車の音で皆振り向いて見ていたがあまりに奇麗な単車だったのでスマホでバシバシ写真を取っていた。そして銀行の駐車場に止めてフックを下して止めた。マックは利彦の所有するビルの一階にあったので利彦いないかなと地下にある蕎麦屋を一応覗いてみると利彦がフロアーでお客さんの相手をしていた。すると京介に気が付いて

「おお久しぶりじゃん、どのくらいぶりだったかなあ四、五か月ぶりだろ。何しに来たんだよぅ。」

「ああ今信二君の部屋でマック食べたいと言うから買いに来たんだよ。それでついでに利彦に会ってないなと思って顔出したんだよ。

こっちは俺の彼女のシャロンていうんだ。」

するとシャロンがが軽く会釈して挨拶してくれた。すると利彦も軽く会釈して挨拶してくれた。京介が

「あんまり商売の邪魔しても悪いからマック

買って戻るは今度ゆっくり酒でも飲みながら話そうよ。じゃあ行くは。」と言って一階にあるマックに向かった。そして適当にハンバーグセットを購入して待っていると偶々亘に会った。」すると

「おおどうしたの彼女つれこんなところ着て単車なかったけど。」すると亘が

「ああ小町道の中に止めたから、偶には外でなんか食べようと言う事になって小町に来たんだよ。京介の方こそ何してんだよ。」

「今信二君の部屋にいてマック食べたいって言うから彼女と買い出しに来たんだよ。それで出来上がるの待っているんだよ。亘最近信二君の部屋着てないのかよ俺も最近行ってなかったけれどね。あそうだ俺の単車塗装してもらって大分評判いいんだよ見てくれる。」と言って亘を銀行の駐車場まで連れて行くと亘が。

「これか、なんかめちゃくちゃいい色だし細かい所迄奇麗に塗れているじゃん。これはカッコいい仕上がりだなあ。走ってても目立つだろなんせこれは可成りみられるだろ。」

「そうなんだよ銀行の駐車場に止めて置いただけでスマホでバシバシ写真撮られてさあ結構好評なんだよ。」

「だろうな。これは目立つというより奇麗と言った方がいいくらいだな。ところでマック出来てんじゃない早く持って行った方がいいじゃないか。」

「そうだったじゃあ亘また信二君の部屋で会おうよ。」

「そうだな、じゃあまたな。」と言って亘と別れた。そしてマックができたのでシャロンに荷物を渡して単車を起こして大丈夫持てると聞いて後ろの席に乗せて信二君の部屋へ急いで戻った。戻って部屋に入ると定信君が遅いよ何かあったのかよと言うので実は利彦と亘に会って遅くなってしまった。と話をした。すると皆待ってましたと言うが如くに一斉にマックを取り出しムシャムシャと食べ始めた。

女の子たちもお腹がすいていたのかパクポ悪と食べていた。京介達も残ったマックを取り出しパクパクと食べ始めていた。そして暫くみんなと話してから京介が俺達もうすぐ帰りますからと言って帰宅する事にした。戻るとシャロンは洗濯ものを取り込みそれを二階の自分の部屋に運び畳み始めた。しかしシャロンは嬉しそうな顔をして片づけていた。今日は信二君の家にも江ノ島迄行ったのとでずっと一緒にいたから機嫌が良かった。矢張り偶には一緒に何処かに言って上げないといけないなあと京介は思っていた。そして京介は今日は疲れたなあと思っていたので自分でお風呂の準備をしていた。するとシャロンが下りてきていいわよ私が今やるから上でテレビでも見ていてと言うので言う通りにした。縛らくするとシャロンがお風呂で来たから入ってと呼びに来てくれたので風呂に入る事にした。

風呂に入りながら合宿の準備しないといけないなあと思っていた。会社には一週間位休みもらったから明日も休みだから明日準備するかと思っていた。そして翌日合宿の準備をして忘れ文無いか確認した。今日は時間があるからシャロンをつれて何処かに行こうと思って小町通りにあるお好み焼き屋さんに一緒に

出かけた。いよいよ明日車の免許の為に合宿に行くんだなあ向こうに着いたら電話するし毎日一度は連絡入れるからなどとシャロンと話ながらお好み焼きを食べていた。そして翌日何時もより早く起きて出かけた。電車の中で京介は彼女の処の居候して半年くらいになるけどこれでいいのかなあなどと考えていたそんな事を考えていると目的地に着いた。着くと名簿に自分の名前を書いて提出すると案内係りの人が来て寝る部屋を案内してくれた。すると自分の寝泊まりする部屋はここですと案内係りの人が連れて行ってくれたので京介は荷物を置いて暫く色々考えているともう一人免許を取りに来て軽く会釈してきたので京介も軽く会釈した。そして暫くしてから京介が

「ここは一人部屋じゃないんだ二人部屋なのかな。」と尋ねると同居人がそうです確かパンフレットに記載されてましたよ。と教えてくれた。そうですかあんまりよく読まずに来たから知らなかったです。僕は仮免許迄とると帰るのですが貴方は全部受講するんですか。と聞くとそうです全部受講して帰ります。と言うのでじゃあ僕の方が早く帰るんですね宜しくお願いします。と京介が言った。京介は四日で帰るからと同居人に伝えた。そして四日のカリキュラムを終わらせると京介は荷物を纏めて帰宅していった。時計を見ると鎌倉に着くのは三時くらいかななどと考えていてシャロンにその事を伝えた。そして電車を乗り継ぎやっと鎌倉駅に着くと丁度みんなが鎌倉駅に着く時間だった。そしてみんなを見つけると

「如何したんですかみんなで屯して何かあったんですかと聞くとお前こそどうしたんだ仕事じゃないのかと聞かれたので車の免許取るのに合宿行ってたんですよその帰りです。」

「俺たちは昨日亘のお袋さんが家に電話してきて亘が学校辞めると言ってきたらしくて理由を聞いてくれと頼まれたんだよ。それで亘を待っている処なんだ。お前なんか聞いてないか。」

「聞いてませんけど、なんで辞めるんですかねえ。あともう少しで卒業なのにねえ。」

「そうかお前も聞いてないのかなんでなんだろうかなあまあ本人が着たら聞いて見るからそれまで待とうか。」

と言って一緒に亘を待つことにした。暫くすると亘が学校から帰ってきてみんなが亘と呼びよせた。」すると亘も気が付いて皆と合流した。とりあえずアートコーヒー行こうと言って皆でゾロゾロと歩いて向かった。そして席に着くと各々が注文してから煙草を吸ってから信二君が亘に向かって

「亘学校辞めるんだって、なんで辞めるんだ「実はさあお前のお袋さんが家に電話してきてなんで辞めるのか聞いてくれって。」言われてるんだよ。だからなんで辞めるんだよ。学校で上手くいかない奴でもいるのかよだったら俺たちが学校に乗り込んで司馬徽倒してやるからよう。どうなんだ。」

「いやそうじゃなくて仲が良かった郁也と達也が学校辞めてから学校が面白くなくなっていたんですよ。それが辞める理由です。今更学校で仲良くする奴探すのもかったるいし面倒くさいからそれが理由です。」

「そうか郁也も達也もやめたのか郁也って一度俺の部屋に着た奴だよな達也はあのパンク少年だろなんだあいつら辞めたのかそれじゃあ今更仲のいい奴探して付き合うのも確かにかったるいな。それじゃあ確かに省がないかもしれないなあ。良し分かった俺からお袋に説明して上手く言ってもらうよ。」

「宜しくお願いします。」と言うと信二君が

「なんだ、お前たちの代は皆学校辞めてしまうんだなあ行ってる奴が可笑しいみたいになっちまうよ。」と言って納得していた。すると京介がでもお前の家なら俺みたいに意気なり表に放り出すような事しないからいいじゃんよう。すると亘が

「そうだなお前の家みたいに意気なり放り出す様な事は無いと思うから京介は凄いと思うよ。言うと悪いけど本当に生きる環境が変わっても平気なんだからさあ。」

「何言ってんだよ平気じゃないよただ何時も世話になる家での感謝だけは大事にしてるけどなあ。」

「そういえば京介早く彼女の処に戻らないと不味いんじゃないの。また追い出されて路頭に迷う羽目になるぞ。」

「そうだ鎌倉着いたら電話する約束だった。ちょっと表で電話してくるよ。」と言って小走りで表に出て彼女に電話していた。それを見て亘が

「あいつは本当に雑草の様に何処にでも出てきて刈り取られても違う処に出てきて逞しいよなあその環境に馴染むんだからさぁ。本当にしぶといよな。」と亘が呟いた。

「じゃあ亘も今日は信二君の部屋に行くんだろ。俺は急いで帰らないといけないから一度彼女の家に着いたら俺も信二君の部屋に行くからその時また話そうよ。」と言って先輩たちにも挨拶してその場を離れて急いで帰宅した帰宅するとシャロンが待ちかねて少しむくれていたので此処とばかりにシャロンに

「荷物片づけたら信二君の部屋行くからお前も行くだろと言うと

「うん行きたいと言って少し剥れ顔が緩んでいた。すると彼女の動きが早くなりカバンから着替えの服を取り出して洗濯機に放り込んでスイッチを入れて洗濯を始めた。その間に自分の部屋着から出かける服に着替えて洗濯機が止まるのを待っていたので京介がそんなに急がなくても大丈夫だよと声をかけた。すると彼女も少し落ち着いて台所で夕飯の下処理をし始めた。下下処理と言っても死んだ伊勢海老三匹を冷凍庫から取り出して解凍する準備だけだった。奏功摺るうちに洗濯機が止まったのでその服を干し始めて何時でも出る準備が整ったので二人で信二君の部屋に向かった。府屋のドアを開けると亘だけがいて他の皆が居なかったので亘に他のみんなはと聞くと皆一度家に帰ってからくるって言ってたよと言うので信二君はと聞くと本家でお袋さんと話してると言ったので部屋に二人で上がり待つことにした。待ってる間亘と家の事を話していた。

「京介は今彼女の家に居候してるんだろ彼女の親は大丈夫なのなんか言われるんじゃないの。大丈夫なの。」

「それがさあ彼女の前で言うのも悪いんだけど母親は早くに別れてるから親父さん一人なんだけど酒癖が悪くてさあ色んな女の人を家に連れってくるんだよ。だから事務員さん雇っても偶に言い合いになって修羅場なんだよ。それを止めるのも一苦労なんだよ。先日なんか自分が一番の彼女だと思ってる小母さんが家のカギ持ってるから入ってきて待っていると中々帰ってこなくて案の定酔っぱらってどこかの小母さんを連れて帰ってきて鉢合わせして大変な修羅場だったんだよ。そんなだから俺の事なんか一言も言わないんだよ。それと商品が売れると皆酒に代わってしまい台所は火の車なんだよ。だから俺の給料から食材買って来る様なんだよ。」

「そうなんだ。矢張りお前は凄いし偉いよそこまで面倒見てるんだ。」

「そうなんだよ。外から見ていると分からないけれど家の中はそんなだよ。だからあまりに酷いから先日殴ってやったよ。」そしたら

「なんで殴るんだというから。」

「酒ばかり飲んで色んな女の人連れてくるからだよと。」と言い返した。

「大体商品売れるとみんな酒に代わっているじゃないか。」そんな事だと客先にバレて取引出来なくなるだろうが。」

と言って目を覚まさせてやった。があまり効果がなく暴れまわっていた。そして家についてきた小母難にも何でついてきたんだよ。早く家に帰ってくれと伝えた。するとすたすたと玄関から出て行った。親父はまだ酔っぱらっていて酔いが冷めない親父さんをシャロンが二階の親父さんの部屋に連れて行ってベットに寝かしつけた。すると直ぐに熟睡したのでこの日は大人しく落ち着いたのでシャロンが台所に行って下処理下伊勢海老をオーブンで焼き始めた。そして暫くすると焼き上がったので夕食出来上がったよと弟のジョンにも伝えた。」するとシャロンが

「ごめんね迷惑掛けて。酔っぱらうとあんな感じで何時も大変なのよ。まったく困ったもんよ。でも有難う手っだってくれて。」

「大丈夫だよなあ親父さん明日起きてから俺に因縁付けてこないかな。」

「大丈夫よ寝て起きれば昨日の事なんて覚えていないからと話をしているとドアからノックの音がして親父さんがシャロンを呼んだ。京介も呼ばれたので、親父さんの元へ行くと昨日はすまなかった。とシャロンを介して伝えてきたのでシャロンにそんな事気にしてないから大丈夫ですよ。と伝えてもらった。」そして今日はまだ会社休みだったから親父さんが俺の水槽見に行こうと言ったので二人とも外着に着替えて親父さんが行くのを待っていると着替えてから一階に降りてきたのでじゃあ行こうと言って車を出してきたので其れに二人は乗り込んだ。

そして高速道路を港北インターで降りるとすぐ左に曲がり生コン屋さんの地下に車を止めた。すると目の前に大きな水槽があった中を見ると凄い量の伊勢海老が泳いでいた。京介はそれを見ると京介は凄い量だなと思い中の伊勢海老はどうやって捕まえて出荷するのだろうと思っていると親父残が胴長靴を出してきてこれを履いて中に入っていて伊勢海老と捕まえてやって見せてくれた。しかし此れだけ砂漠にはかなりのお客さんがいないとさばききれないなと思っていた。実際はその通りでお客の数があまりに少なかった。そこであの一番の彼女が営業していたのだった。彼女は可成り営業力があり可成り客先を取ってくるのがうまかったので彼女無しでは商売もうまくいかないだろうと思っていた。親父さんもそう考えていたので離すわけには生けなかった。しかし大きな水槽だなあとつくづく思っていた。親父さんも可成り頑張っているんだなあとも思っていた。」そしてある程度見学すると表に出て帰宅する事にした。すると三ツ沢町のあたりで一回高速を降りてからステーキハウスに立ち寄った中に入ると可成り」古くからやっている店の様でした。すると親父さんが好きな物を頼んでと言うので京介は試しにパウンドステーキを注文しだ。パウンドステーキは一キロのステーキの事でそれを試しに頼んでみたステーキの上に目玉焼きも頼んでいた。暫くしてパウンドステーキが来るとかなり大きいので皆驚いていたこの店は親父さんは常連様で良く来ていたのだった京介はこのステーキをパクパクと食べているとシャロンが無理に食べなくてもいいから残ればテイクアウトするからと言って心配した様子だったがそれを聞いてもペースは落ちず順調に食べていた。すると他の二人と同時位に食べ終わってしまったqので二人はビックリしていた。京介はあー美味しかったと言って満足げにしていた。これでまた一つ食べにくる店が一つ増えたと思っていて今度先輩たちに教えて一緒に連れて来ようと思っていた

値段もそれほど高くないので丁度良かった。

そして京介達は家に戻り水槽にいる伊勢海老を見て少し安心していた。これが売れればお金の心配しなくて良いなあと思っていた。京介は明日早速車の免許を取りに試験場に行くので夕食は済んだので早めに寝ることにしたそれに気が付きシャロンがお風呂の準備をした。親父さんンはまたとこ楓掛けて行った。

京介はお風呂に入ると直ぐに寝床についてナムル様にした。次の日少し早く起きてバスと電車に乗り次試験場に着いた。そして番号表をもらい試験場のコースへ並ぶと暫くして京介の番号が呼ばれたので実地試験を受けることになったコースは試験場の周囲の住宅地内の路上運転であったが試験が終わるとこの日は残念ながら不合格であったのでシャロン電話でそのことを伝えて家に帰ることにした。

家に着くとシャロンが出迎えてくれた。

「残念だったね。それで明日も行くの。」と聞いてきたので

「うん間を空けると運転忘れてしまうから受かるまで続けていくよと伝えてから会社にもその旨を連絡していた。会社では分かりましたと了解をもらったので少し時間が出来たのでシャロンに何処か行こうかと言うと

「うん行く、でどこに行くのと言うのでちょっと遠いけど山下公園にでも行こうか。」と言うと

「いいわねえ、で山下公園て何処にあるの。家からだとどれ位時間かかるの。」と聞いてきたので

「大体一時間位だと思うよ。」と言うと喜んでそんなに掛かるんだ。楽しそうで良いねと言ってきたので山下公園行ったらその後中華街で夕飯食べようというとシャロンは喜んですぐ行く準備するからちょっと待っててと言って外着に着替えてちょっとお化粧をして出てきたが京介が疎の恰好だと少し寒いと思うから上着だけでももう少し厚手のジャンパーに変えた方がいいなと言って上着を着替えに行かせた。そして準備が整うと単車に跨り山下公園を目指していった。到着すると駐車場を探すと横浜市で管理している地下駐車場を見つけたので其処に止める様にした。そして山下公園をぶらぶら話しながら歩いていてそのままみなとみらい迄歩いていた。すると赤レンガ倉庫を見つけたので試しに入ってみたもう今は十一月の半ばなので赤レンガ倉庫の横にスケートリンクが出来ていたのでシャロンにスケートやってみようかと尋ねるとやりたいというので大人二人と言ってリンク場の入場券とスケート靴を頼んでそれを履きリンクに出て行ったがシャロンはまだスケートをしたことがなくうまく滑れなかったので京介が支えながら一緒に滑っていた。」ある程度滑ると時間が六時半位になったのでリンクから上がって靴を返却してから中華街迄歩いて行った。どうせなら中華街で一番奇麗な聘珍楼で食事することにした。さすが有名だけあって値段も少し他より高かったが折角中華街迄来たので此処で食べることにした。聘珍楼では五目焼きそばと北京ダックを頼んだ。すると先に五目焼きそばが来て食べているとあとからカートに乗せられて北京ダックが運ばれてきた。すると運んできてくれた人が食べやすいサイズに取り分けてくれた残りの部位はテーブルの真ん中に置いて行ってくれた。シャロンは洋服奇麗な服着てきてよかったと思いながらテーブルに乗った部位をフォークとナイフで上手に取り分けてくれたそれを奇麗に食べ終わるとあーよく食べたと言って一息つくもうすでに八時なので京介がじゃあ帰ろうかと言って二人で席を立ってお勘定しに出入り口横のレジでお金を払って後にした。そしてシャロンとあの北京ダック美味しかったなとか肉まん買って帰ろうなどと話しながら山下公園まで歩いて行った。そして駐車場に向かい帰宅する事にした。エンジンをかけて表に出るとまた周囲の人が京介の単車を見てあれこれ話して携帯で写真を撮っていた。そして京介達は少し早めに家迄帰ることにした

そして周囲の景色を見ながら家に着くと弟のジョンがいたので肉まんを取り出してレンジで温めてから二つ渡して食べさせた。するとジョンがこれ美味しいねどこで買ってきたのと聞いてきたので横浜の中華街だよと言うとそんなとこまで行ってたの。いいな俺も単車の免許欲しいな。と呟いていた。シャロンはシャロンで可成りご機嫌だった。やっぱり何処か連れて行かないといけないなぁと思っていた。そして弟に夕飯食べると聞くと肉まん二つ食べたから今日はいらないよと返事が返ってきたのでシャロンと京介は二階に行って

部屋着に着替えに行った。そして京介は今日は結構疲れたから明日も試験場だから早く寝るよと言って床に就いた。床に就いた時にはすでに十時を過ぎていた。そして次の日の朝シャロンがいないのに気が付いてシャロンを探すと一階の台所に立って朝食を作っていたそこで京介が

「随分早いなあ。朝食作ってくれてんだ。と言うとシャロンが

「今日頑張って合格してきてね。」と言って可成りまだ昨日の事でご機嫌であった。朝食は目玉焼きとベーコンとほうれん草炒めとパンだった。京介はそれを食べてから家を出て試験場に向かった。今日は番号表をもらうと可成り早い順番だったので昨日の注意を思い出しながら会場に向かい順番を待っていた。すると京介の順番が来て車の運転席に着くところから注意して運転席についてバックミラーの調整をして後方確認をしてから路上に進んでいった。住宅街も可成りスムーズに注意なく進んでいった。すると試験官がじゃああそこに止めて後ろの人と後退してください。と言われ注意一つも言われなかったのでこれは合格だなと確信していた。そして試験場に戻ると暫く待っているとさっきの教官が来てはい君は合格だよ。おめでとうと言って合格証をもらい免許証の発行所に並んで写真を撮って次の申請場所に進むと昼に成っていたのでシャロンが作ってくれたお握り三つを食べる処を探して食べていた。京介は

「よしあと少しで免許証もらえるな。」とウキウキしていた。そしてシャロンに電話して合格したよと言ってこれから講習受けてから帰るから多分四時くらいには帰るからと伝えた。すると彼女も喜んでくれていた。京介は免許証をもらうための講習を受けて免許証をもらうと急いで家に帰って行った。鎌倉駅に着くと今日は誰もいなかったので直ぐにバスに乗り家に急いで帰って行った。家に帰ると丁度シャロンが夕飯の準備をしていた。しかしなぜかテーブルの上にケンタッキーが置いてあったので

京介はなにこれ如何したのと聞くと

「京介が合格したって言うから駅まで行ってお祝いに買ってきたの。」

「ああそうなんだ。そんな気に掛けなく手もよかったのにお金もったいないからさあ。」と言った。

「いや折角のお祝いだからこれくらい大丈夫ですよ。」と言い返してきたので素直にありがとうと言った。そしてご飯も炊けてお味噌汁もできたのでジョンを呼んでフライドチキンを電子レンジで温め直して三人でご飯を食べながらおめでとうと言っていた。すると京介が

「めでたいから親父さんが買ってきているビールでも飲んじゃおうかどうせ分かんないだろうからさぁ。と言って冷蔵庫からビールを出して飲み始めていた。抓みも丁度良くフライドチキンもあったのでとてもいい気分になっていた。そして明日から仕事に行くから早めに寝るよ。」と少しほろ酔いで伝えた。するとシャロンがお風呂どうするのお風呂湧いてるけどああそうか今入るはと言って風呂場に向かった。そして風呂から上がると京介はまた部屋着を着て寝床についた。そして次の日の朝横を見るとシャロンがもう起きていて朝食を作ってくれていた。京介はおはようと言って席に居ついた。そして朝食を食べ終わると作業服をカバンに入れて諸鋳込み単車に乗り込んで会社に向かった。そんな日が続き信二君の部屋へも週に二回くらい行くようにしていた。たまに行くと皆は葉っぱを吸う回数が増えてきた様な気がしていた。そしてある日シャロンが真剣な趣で京介を呼んで

「あのねお父さんが車の免許があるなら自分の仕事手伝ってくれないか聞いてくれと言われたんだけどどう。」

「どおだと突然言われてもああそうですかいいですよとは直ぐには答えられないよ。会社にも話さないといけないしさぁだったらシャロンから一応聞いて見たけど考えてみると言って伝えてくれよ。その方が無難だろ。」と言った。言われた京介も確かにシャロンの家に居候させてもらっているから無理に無下に言う訳にもいかないしなぁと頭の中がぐるぐると考えてしまっていた。そして会社に着くとお兄さんが近寄ってきて免許証もらえたのかと聞いてきたのではいもらってきました。

と言うとお兄さんが仕事終わったら俺の車乗ってみるかと言われたのでいやいやあんな馬鹿者みたいにチューンしてある車なんて運転できませんよ。と言うとそうだよないきなり運転するのは無理だなと言ってくれた。そこでお兄さんに丁度いいから今度仕事の話相談してみようと思ったのでお兄さんに今度またあのホルモン焼き屋に連れてってくださいと伝えるとああいつでもいいよ今日でも行くかと言うので今日はちょっと早いので週末連れてってくださいと伝えると、おおいいよじゃあ時間空けとくからでも京介から言うんだから何かあったんだろと見透かされてしまった。そして週末の朝シャロンに今日は会社で世話になってるお兄さんに仕事の事相談してくるから多分泊ってくるから疎のつもりでいてくれると言って仕事に向かった。作業が終了するとお兄さんが京介の処に着てあと三十分位で終わるからちょっと待っててなと言いに来てくれたので、はい分かりましたと言って待っていた。暫くするとお兄さんが京介の威嚇へきてじゃあ行こうか取ってくれたのでお兄さんの車の助手席に座るとお兄さんが発問焼き屋に向かった。到着して席に着くとお兄さんがホルモン焼き二人前を先に頼むよと言って注文した。すると七輪と焼き物が来たのでそれを焼いて食べながら京介は

「実は今家を放り出されて彼女の家に居候させてもらってんですが其処の親父さんが自動車の免許あるなら手伝って欲しいと言われて要るんですが如何すればいいか分らなくてそれでお兄さんに相談しようと。」と思って飯食いに誘ったのですが如何ですかねえと言うと「うーんそれは問題だ断れば其処からまた放り出されて路頭の身分か。それに恩義を無下にするようだから人としてそれは不味いなあしかし今の会社にも世話になってるからどうだろうか。お前には悪いけど会社はもし京介が辞めても困らないからなあ。だけど辞めるんなら月末までは働いてそれから親父さんの仕事手伝ってやったらどうだ。居候ではある程度言われた事は手伝わないといけないじゃないかだから俺なら手伝う方を選ぶと思うよ。だってそこまで面倒見て貰っているのなら、俺はそう思うぞ。それは早く言った方が良いから明日でも会社に行って法鵜が良いよ。」と助言してくれた。そしてホルモン焼きも随分食べたのでお勘定をして別れて帰ることにした。家に着くと京介は来月から手伝うことにしたからそう伝えておいてくれとシャロンに伝えた。

 そして月末になり愈々退社する日が来たので皆にお礼を言って会社を後にした。そして家に着くと目づらしく、京介が家に戻ると親父さんが家にいた。

そして親父さんが握手を求めてきたので握手で返した。いよいよ明日から親父さんの仕事の手伝いをすることになった。それと新しく一緒に仕事をする事になる人も来ていたので挨拶をした。いよいよただの酔っ払いも卒業だなと京介は内心思っていた。伊勢海老はまだ四店舗にしか販売していなかったのでまずは顧客を増やすことが早く求められていた。その店舗の内先日食べに行った聘珍楼にも卸していた。そして新しい試みとして市場にも卸すことにしていた。これはあの伯母さんが纏めて来た件だった。この小母さんは交渉事にたけていた。これで少しは会社らしく成ってきた。そして注文先に運ぶのが京介の仕事となったので港北の水槽に行って伊勢海老絵

を水槽から取り出して発泡スチロールの箱煮詰めて配達に向かった。逗子マリーナにも伊勢海老を下していたのでまずは其処から配達に向かいその後聘珍楼の五店舗に下していった。結構遠くまで配達していた。遠いのは吉祥寺の聘珍楼が一番遠かった。配達にはシャロンも一緒についてきてナビケーション代わりに其処だとかあっちだとか言ってくれていた。配達が終わるともうすでに午後六時に成っていた。これから帰ると七時半位に成ってしまいそうだった。これは結構大変な仕事だなあと京介は思っていたがシャロンが一緒だからそれも楽しい事であった。水槽に戻ると親父さんと新しく入ってきた宮本さんと例の伯母なんがいて市場に出す事で話していた。

そして疎の後水槽に入り伊勢海老を二十匹位の良さそうなのを選んで箱に詰めて運んで行ったので其れについて行った。そして頼んでいた店舗の前に伊勢海老を置かせてもらいお礼とくれぐれも売れる様に頼んでいた。店舗の人も上から重々言われているから大丈夫ですよと返事を返してくれたので少し安心していた。そして帰りに食事してから帰る事にした。それで以前行ったステーキハウスに行って食べる様にした。今度は前回のパウンドステーキやめて疎の半分の大きさのステーキを頼むことにした。注文した商品が来ると京介もシャロンもお腹が減っていたので直ぐに食べ終わってしまった。そこでシャロンが先に帰るからいいでしょと伝えて帰宅する事にした。家に着くとシャロンにあの仕事結構大変だなと言うとそうね時間もかかるし大変かもしれないと言って二階の部屋に行って部屋着に着替えた。するとお風呂どうするというのでああ疲れたけど入るはと言ってお風呂の準備をした。暫くするとお風呂の準備出来たわよ。と言うので一階のお風呂場に向かった。ジョンは待ちくたびれて熟睡していたので静かに風呂に入る事にした。風呂から出るとシャロンが立っていてどうしたのと尋ねると私の御風呂入ると答えたので京介は急いで部屋着を着て風呂場から出て二階の部屋に入っていきテレビのボタンを付けてテレビを見始めていた。そしてシャロンが風呂からでてくると矢張り二階の部屋に入ってきてああ疲れたと呟いた。しかし他の三人遅いねと言うので確かに遅いなあ。またどっかで酒でも飲んでるんじゃないの。と京介が言った。そして親父さんもあの位真剣に仕事してくれるといいんだけどなあと呟いていた。

「シャロンはどう思うアレだけ真剣に仕事してくれれば食事も冷凍伊勢海老ばかりから脱出出来るだろうになあと呟いた。」

「そうね私もお父さんが働くのを初めて見ろよあれだけ真剣に仕事してくれてお酒さえ飲まなければ言うことないんだけど。」

「今帰ってこないとこ見るとまた何処かでお酒飲んでるんだと思うよ。まったく困ったもんあの酒癖の悪ささえなければ仕事もうまくいくんだけど何時もお酒の匂いぷんぷんさせていればお客さんも引いちゃうよね。」

「そうだよ、なんかお酒辞めさせる方法はないのかなぁ。」などと話していた。すると三人が帰ってきてじゃあお疲れさまと言いながら宮本さんだけ帰って行った。残りの二人は二階の寝室に入っていった。すると京介が

「あの伯母さんなんて言うの。」と聞くと

「加苅さんて、言うのよ。なんか奥さんみたいに振りまわっているけど全然そんな事ないんじゃないけどね。お父さんもあの営業力があるから付き合ってるだけなのになんか勘違いしているの。」

「ああそうなんだ。でもあの加苅さんは良く仕事するよなぁ。」などと話しながら二人は寝床について眠った。次の日は配達がないので港北の水槽に行って伊勢海老のチャックしに向かった。やはり生き物なので死んだりしているので早めに死んだ伊勢海老はラップして冷凍庫に入れた。死んでから大分立っている伊勢海老は違う冷凍庫にしまって後で焼却処理に持って行った。死んで直ぐの伊勢海老は十分に食べることができて家で食べても美味しかった。駄目な伊勢海老は身の色が白くなっていて匂いも生臭くなっていた。今度一度市場に半値で出してみることにしていた。その評判次第で継続的に出品することにしていたので丁寧にラップかけを行っていた。それが終わると少し水槽周りを掃除して帰ることにした。そして他の三人は取引先を増やすための会議をしていった。ありがたい事に聘珍楼に卸している関係で横のつながりを紹介してもらい少しずつ客先が増えて逝ったが増えると増えるで親父さんの酒癖も長くなってきたので宮本さんがお酒控えた方がいいですよと忠告していた。宮本さんは五年くらいアメリカのシアトルで水産業者で仕事していて英語がべらべらだった。水産関係にはとても詳しかった。そして親父さんがお酒を少し飲むと家に連れて帰ってくれていたので前より帰宅するのが早くなってきた。御蔭で前より仕事らしくなってきていた。そんな感じで人も増えて客先も少しずつ増えて行った。

がその反面女癖が前より悪くなってきて度々加苅さんとの言い合いが増えて来た。そしてある日から大阪弁の女の人を何処からか連れて来た。するとそこへ加苅が帰ってきて修羅場が始まり殴り合いの喧嘩に成りさすがに止めに入ったが収まることはなかった。そして結果は大阪のおばさんが勝って居座ることになった。そして宮本さんが出勤してきてどうした、何があったのと聞いてきたので事情を一部始終説明した。すると宮本さんが親父に向かってそう言うことは仕事に持ち込まないでくれと説得していた。すると親父は分かったように頷いていた。そして京介とシャロンは水槽に向かっていった。そして伊勢海老が死んでいないか確認しに行った。そして胴長靴を履いて京介が中に入り再度確認していたが今日の死亡率はゼロ匹だったそして午後に時間ができたので二人で一度家に戻り単車でまた中華街に向かって夕食をそこで済ませに行った。そして今度はみなとみらいに駐車して逆から中華街を目指して歩道橋をぶらぶらと歩いて行った。そして中華街に着くと矢張り聘珍楼に向かって歩いて行った。聘珍楼に着くと丁度料理長の広瀬さんが受付で話をしていたので声をかけると

「なんだ如何したんだ。」と言ってきたので」広瀬さんに今日はここで食べようと思ってきたんです。と伝えるとなんだそうか。と言ってきた。そして案内されて二階の二人掛けのテーブルに案内されたので其処に座った。そして何食べようかとメニューを見ながら決めるとねぎそばと小籠包を注文した。すると暫くして料理が運ばれてきて各々食事をしながら話していた。するとホールスタュフがこれは料理長からですと言って杏仁豆腐を出してくれた。その杏仁豆腐を食べ終わるともうお腹一杯だったのでご馳走様と呟きお店を後にしたその時すでに四時半を回っていた。そしてちょっと急ぎ足で赤レンガ倉庫まで歩いて行った。そして駐車場のお金を払って帰路に就いた。地下から単車を出すと周囲の人たちがびっくりして京介達を眺めていた。そこから帰るのに一時間位かかるので家に帰るのが丁度いい時間であった。そして単車で鎌倉を目指して走っていると通る人達が京介の単車をみんな見ていた。そして次の日は月末なので給料日であったので親父さんに言ってお金をもらったが小切手だったので銀行でお金に変えなければいけなかったので急いで銀行へ向かった。すると驚く事に二人で働いて十五万円しかくれなかったのでびっくりした京介だった。これで一か月二人で生活するには全然足りない金額だったのでシャロンに言ってもう少し払ってもらう様に言ってもらった。しかしいつ帰るのか分からない大阪弁の女の人が何時までも家にいたのだった。シャロンは疎の小母さんと仲良くしていたが京介は気に入らなかった。そして親父さんの仕事を手伝いだして二週間位になるとシャロンが

「私配達一緒に行かなければダメかなと突然言い始めたので京介は

「ああ大丈夫だ。お俺一人で十分だからうちの事していればいいよ。」と伝えた。するとシャロンが

「ごめんなさい私からお願いしたのにこんな風になってしまって本当にごめんね。」となんか口に物が入ったような言い回しで伝えて来たのでさほど気にしていなかった。だから今度からは一人で配達に出かける様になった。伝票は宮本さんが前日に書いて於いてくれたので配達先はその伝票で分かっていたのでその日から港北の水槽に行きお客さんの要望する量を量りで図って箱ごとに詰めて配達するようになった。すると聘珍楼の広瀬さんが

「なんだよ、今日はシャロンはいないのかお前一人か。」と言ってきてくれたので

「これからは多分一人で来ると思います。」と説明した。すると広瀬さんもなんか可笑しいのに気が付いたかじゃあ今度からうちの店に来るならば十時に来ればいいからな。と言ってきたので十時に配達するようにした。広瀬さんに明日は十時に持ってくるので宜しくお願いいたします。」返事をした。すると急いで赤坂の聘珍楼に運びに行った。そこは富国生命ビルの最上階にありとても長めの良いお店だった。そこの配達をすますと吉祥寺の聘珍楼に配達に向かった。吉祥には渋滞服寝てかなり時間のかかる場所にあったので少し疲れる場所であった。吉祥寺に行くと検品されて重さの計量をされて伝票にサインしてもらったころには午後一時位に到着したのだった。そこから水槽に戻り伊勢海老の確認をして死んでる伊勢海老を集めて重さを量り大丈夫な伊勢海老を奇麗にラップをかけて駄目な伊勢海老はもう一つの冷凍庫に廃棄用に詰めていった。それらを終わるともう六時を過ぎていたので急いで帰宅したのだった。次の日広瀬さんから注文があったので逗子マリーナにあるセゾンと言うレストランに先に詰めて配達に向かってから横浜中華街の聘珍楼に丁度十時に到着して広瀬さんの検品を受けると

「お前まだ朝飯食べていないんだろ今から皆食事の時間だから一緒に食べていけよと言ってくれたのでお言葉に甘えてみんなと一緒に食事を食べさせてもらった。実際朝食を食べる暇もなく水槽に午前六時半にはついていないと配達しきれなかったので朝は六時に出て行った。京介は何で急に一緒に配達するのを辞めたんだろうと気に成ってきた。確かにあの大阪の小母さんが家に来てからなんか家族のバランスが崩れて来たような気がしていたがいつもの様に水槽の中にいる伊勢海老の確認をしてから配達先に取り分けて重さを確認して箱に詰めていた。それが終わると大体七時半位に出ないと間に合わなかったのでいつも一人でバタバタと急いで一人でこなしていた。箱に伊勢海老を入れると京介は最初に平塚にある松林亭から配達に向かって。そこから先に聘珍楼の吉祥へ向かいその後赤坂にある聘珍楼へ向かい横浜に帰って来たので横浜聘珍楼へと向かった。すると時間が三時ちょう度に聘珍楼の厨房に向かい広瀬さんを呼んでもらい検品してもらうと広瀬さんが

「京介まだ昼飯食ってないだろ。丁度みんな昼食の時間だからお前も一緒に食べて行けよ。」と言われたので遠慮なく食べていくことにした。食べ終わると一また一度水槽に戻って死んだ伊勢海老がいないか確かめに戻った。戻ると胴長足を着て水槽の中に入り死亡のエビの確認をした。すると弱ったエビが数匹見つかったので奇麗にラップで納めてから弱ったエビを冷凍庫に収めてから家に戻るとした。するとシャロンが出てきてお帰りなさいと声をかけてくれた。そして家の中に入るとあのどこから来たのか分からない大阪の女の人が立っていた。京介はまたいるのかよと心の中で驚いていた。そこでシャロンに加苅さんはと聞くと今日は来ていないのよと返事が返ってきたので加苅さんがいないと困るだろうと言って宮本さんにもそう伝えると大阪の女の人が

「その役目は私がするからいいのよ。いなくても大体あんなことなら私一人で大丈夫だから

と。」と言ってもうすでに家に居座るつもりだった。京介は内心大丈夫かよ。こんな女の人でと思っていた。すると宮本さんが」後は事務員さんが必要だなあと呟いた。確かにもう事務員さんが必要な状況に成ってきていた。そこでまた英字新聞に求人案内をだすことにした。それから三日位に事務員さん候補が家に来ることになったが女の人なので京介はまた修羅場にならない事を願っていた。そして宮本さんが仕事の内容を説明してくれた。すると女の人が良く分かりました。と言って事務処理をしてくれることになった。すると彼女が私は山本と言います。と言って皆に挨拶をしてくれた。その時親父さんは何処かに営業に出かけていた。そして帰ってくると山本さんに気が付いて誰かなと言う様にして近寄ってきた。そしてまた私山本と言いますので宜しくお願いします。と挨拶をしたので親父さんはこちらこそお願いしますと英語で返事をしていた。この時京介は自分の内の家計でこんなに一気に雇って大丈夫なのかな大多大俺達二人の給料見たら玉本さんもびっくりするんじゃないかと内心思っていた。あ女話をしていると二階から大阪の女御人が下りてきて

「随分早く帰ってきたのねと呟いた。今日は事務員さんの面接があるから早く帰って来たんだよと言うと流石に事務員さんに手を出さないでしょうね。」と言って予防線を張っていた。山本さんは何の意味か分からず一階に唯一置いてある机とテーブルに座り込んでいた。

そしていよいよ商売発信だなあと京介は思っていた。そして流石聘珍楼の力は大きいので色々なお店を紹介してくれたので片端に商品を持って営業回りが開始していた。京介はやっと伊勢海老ばかりの食事から脱出できるようになるなあと喜んでいた。そして次の日は配達も横浜聘珍楼だけだったので少し遅めに水槽に行き注文道理サイズを量り十時ちょうどに持って行った。すると広瀬さんが来て検品した後にまた

「お前朝食まだだろう。だったら一緒に食べていけ」と言ってくれたので広瀬さんが最近シャロンの顔見ていないけど何かあったのか。」と言われたのでいや配達なら自分一人でいいからと言って家にいる様にしていたんですよ。」と言いながら朝食を食べていた。広瀬さんは自分の事情を薄々気が付いていてくれて心配してくれていた。だから厨房が休憩時間中に配達来るようにして呉れていたのだった。食事が合わると広瀬さんにご塗装様でしたと言って去ろうとすると

「お前今日は此処で配達終わりなんだろ。」

と言ってきたので配達はないですが一応水槽に一度行ってエビが一応死んだ海老がいないか確かめに行かないといけないから確かめに行くんです。死んでいるいのがいるとほかのエビも弱ってしまうから確認しに行くんです。と説明すると

「生き物扱ってるから大変だなあ。それも御前一人でやるのかよ、大変だよなあ大丈夫なのかいくら若いと言っても少しは休憩した方がいいぞ。」と自分の体に気を使ってくれていた

そして水槽の伊勢海老の確認と掃除を終わらせると帰宅する事にした。ただいまと言うとシャロンが下りてきてお帰りなさいと言って出迎えてくれた。それまで大阪の小母さんがシャロンと楽しそうに話していた。なんだか最近あの大阪の小母さん急に溶け込もうとしているけど大丈夫なのかなあと少し心配に成ってきた。なんだかんだ言っても此処の居候の身には変わらないからなあと思いだしてきた。そして早く終わったので偶には信二君の部屋に行って見ようと思い普段着に着替えてシャロンに信二君のうちに行ってくるから。と伝えると前までは私も行くとか言っていたのだったが、そう分かったわと言ってまた大阪の小母さんと話し出していた。京介はなんだかあの小母さんが来てから家の環境が可笑しいなぁ。と思っていた。そして信二君の部屋に向かうと入り口の道路脇は可成りの量の車が止めてあったので知れを脇目にしながらドア魚開けると皆がへらへらと笑いながら京介久しぶりだなあと言ってまた笑いだしていた。京介はこれは葉っぱのやりすぎだなあだから皆こんなにへらへらしてるんだなあと思っていた。そして一時間位すると皆が酔いが冷めたように成り改めて定信君がよう京介久しぶりだなあ。先月あったきりだろう。皆葉っぱ吸いすぎてこの様なまだよと言ってくれて」は信二君はまだ酔いが冷めずによう京介久しぶりだなと言ってまたへらへらと笑いだしていた。すると定信君がお前もやるかと言ってアルミ缶を差し出してくれたが自分には此れ遭わないから大丈夫ですと事わっていた。すると定信君がこの葉っぱ上物だ。やらなくていいのかよ。と言うので其れじゃあちょっと試してみますか。と言ってアルミ缶に乗った葉っぱを火で炙りながら吸ってみると矢張り頭が痛くなり気分も最低になったので定信君にアルミ缶を返した。その後も暫く気持が悪くなっていた。暫くすると皆酔いが冷めたようで普通に会話が出来るようになったので外の車はみんなのくるまですかと尋ねるとそうだよ俺たちの車だよと答えてくれたので、京介が随分皆改造してるのですね。彰君の車なんて車の裏側擦って走るようですねあれは皆車高下げてるんですね。すると信二があれは車高下げたんじゃなく強化スプリングに変えてあるんだ。最も俺のはエアーサスだから下がらないけどね。だから親父に言ってもう一台車買ってもらおうかと思っているんだ。俺の車はなんせ高級車だけど下手にいじると親父が怒るからさあ。ああそうなんですかと言った。するとお信二がお前も俺の部屋来るのかよ久しぶりだなあ先日駅であって以来だろ。あれから一か月位来てないんじゃないかなんか彼女の家で有ったのかよ。処で今仕事何してるんだ。まだ自動車工場で働いているのかよと聞かれたので今は彼女の親父さんの仕事手伝っているんですが金が入ると直ぐにフラット出かけて泥酔して帰ってくるんですよ。そして色んな小母さんもつれてきちゃって困った親父さんです。それに働いても二人で十万円しかくれないんですよ。」と愚痴を聞いてもらった。

すると信二が

「でも居候の身分じゃ中々言えないよな。お前も本当に苦労者だよな。なんでなんだろう苦労が歩いているみたいじゃないかなんだか聞いていると気の毒になってくるは。お金もちゃんと貰えないんじゃ、なんかあったら本当に困ることになるぞ。」だから木賃と話をして貰っておいた方がいいぞ。」

「そうなんですよ。自動車工場に勤めていた時からお金がないので自分の給料で食材買って食べてたんですよ。本当に困った親父ですよ。それでも俺が世話になってからは少しづつ良くはなってきましたけどねぇ豪い処に居候したもんですそれと色んな女の人連れてきては他の小母さんとかち合わせになり修羅場に成っていますよ。」などと近況状況を皆に話していた。すると京介が今日は皆車で来たんですねやっぱり車の方が面白いですかと聞くと皆で今まだ冬だから単車だと寒くてさあだからみんな車で来ているんだ。しかし皆の車かっこよく仕上げてますね。自分も早く車ほしいですよ。でもこの調子だと当分無理ですがね。と京介はそう思って呟いていた。そしてそろそろいい時間になったので皆帰ると言って帰って行ったので自分も帰れますと言って家に向かった。すると何時もならシャロンが表に出てきて出迎えしてくれなかったので一人で家の階段を上ってドアを開けて家に入るとシャロンと大阪の小母さんが仲良く夕食を作っていたので再度ただいまと声をかけるとシャロンがああお帰りなさいと言った。

京介は何かこの小母さんが何かしてるんだろうなと京介は思っていた。そして次の日は配達があるので少し早めに出ることにした。シャロンはもう一緒に配達に行く事は無くなっていた。暇さえあれば大阪の女の人と話をするようになっていた。京介は一人で水槽の死んでいるのと問わっているのと廃棄処分するのを仕分けしてから注文の商品を量りながら箱に詰めてから配達に向かった。今日は逗子マリーナにあるセゾンと言うお店から配達に行った。そこに配達すると横浜聘珍に向かい大体着くのは十時位の予定だった。そして聘珍楼に着くとエレバェターに乗って厨房へ向かった。そして広瀬さんを呼んでもらい広瀬さんの検品をすますと。

「お前朝飯食べてないんだろだったら一緒に朝飯食べて行けよと言ってくれたのでみんなと一緒に朝食を食べて終わると直ぐに広瀬さんにお礼を言ってから横浜中華街を後にして赤坂の聘珍楼に配達に向かった。それが終わると吉祥寺の聘珍楼に向かい厨房に入り料理長の検品が済んで伝票にサインしてもらって帰宅する事にした吉祥寺に行く時はかなり時間がかかり中々通行線を覚えられなかった。そして水槽に寄ってから死亡と弱っているのを分けて冷凍庫にしまっていた。それが終わると家に向かって帰宅する事にした。すると家のドアを開けると家の荷物が何もなくなっていた。一階の応接間に布団が一枚おいてありその布団の上に手紙が置いてあったのでそれを読むとこの家は今月一廃契約しているから何処か住むところを探してくださいと書いてあった。何があったのか分からずにいたが少し冷静になると俺に黙ってみんなで引っ越したんだろうと思いあの大阪の小母さんが来てから可笑しいと思っていたのが的中していた。そしてそんなところにいてもしょうがないので京介は信二君の部屋に行き皆が帰ってくるのを待っていた。暫くすると信二君が学校から帰ってきてなんだ、お前来てたのかと声をかけてくれえると信二君が

お前まさかまた家から追い出されたのか。」

と聞いてきたので京介は

「何でわかったのですか。」と聞くと

「だってお前が俺達より早くに部屋に着たことないじゃないか。それにそんな様な顔してるから見れば分るよ。もう少ししたら皆来るからその事を話してやるから待っていてくれよ。と言って本宅に行って小母さんに京介まだ飯食べてないから簡単なもの作ってくれと言って頼んでくれた。すると小母さんが京介を呼びに来たので本宅に向かうと卵焼きと鮭の炙りとご飯を用意してくれたのでそれを一人で食べていると小母さんが

「何処かの家また追い出されたんだって家は何時でもいいからいらっしゃい。」と言ってくれた。そしてご飯を食べるとご馳走様です。と言って信二君の部屋へ戻っていった。その間信二君は作業服から普段着に着替えて京介に俺今から彼女つれて来るからお前は此処で皆が来るのを待っていてくれよ。」と言いながら単車を起こしてヘルメットをかぶり迎えに行った。暫く部屋で待っていると皆が信二君の部屋に入ってきた。」すると京介がいたのでどうしたのと聞いてきたので

「実は今日仕事で少し遅くなって帰ると家の中がもぬけの殻で布団のセットだけ家に置いてあってその上に手紙が置いてありその内容が今月はこの家借りてるからと置手紙があったんですよ。俺は何か狐に摘ままれた様に何が起きているのか暫く考えて動けなかったんですよ。」

しかし考えれば前まで一緒に作業していたんですが親父さんが大阪弁で喋る女の人を家に連れてきてからおかしなことばかり彼女が言う様になってきたんですよ。例えば私は仕事行かなくて大丈夫だよねとか朝食は適当に自分で食べてねとか可笑しな事ばかり言い出していたんです。そうしたら今日配達終えて水槽の確認してから家に帰るともぬけの殻です

からひどい仕打ちですよ。

「じゃあ京介はまた放浪の旅になったのかそれなら今日から家に来ればいいよ。」と定信君が言ってくれたので

「本当ですか。そんなに迷惑掛けないようにしますから宜しくお願いします。」と深々と頭を下げていた。すると定信君が家も大きい居候がいるから大丈夫だよ。」と言ってくれたので大きい居候の意味は分からなかったけれど京介は少しほっとしていた。

すると皆が信二は何処に行ったのかなあ。と言うと

「そういえば彼女迎えに行ってくるから皆が来たら待っててくれる様に言われてました。」「彼女迎えに行くなんて珍しいじゃん何時もなら彼女バスで来るのに。何処かいくつもりなのかなあ。」

「そこまで言ってなかったけど何処か行くつもりなんじゃないですか。」

「何処に行くつもりなんだろう。」

「まあ待っていれば帰ってくるだろうから暫く待つか。」

すると定信君が家に電話してくれて今日から一人居候が増えるから頼むなあと伝えてくれていたので京介は頭を下げていたすいませんと言っていた。そして部屋に戻ると

「京介も大変だな。でも今回の仕打ちは本当に酷い仕打ちだなあ。御前なんかやらかしたのかあ。」

「いや何時も通り皆より皆より早く起きて配達先の伝票持って港北の水槽に行ってから水槽の中に入り死んだ伊勢海老いないか確認してから配達先別に量りで量ってから箱に詰めて配達しに向かっただけですから、そしてそれぞれの店舗に配達し終わってからまた水槽のエビを確認してから家に戻っただけですから何処か忘れて配達しなかったことも無いしいたって順調に終わらして帰ってきましたから。」

「そうかそんなに大変な事一人で遣らされていたんだ。それにしては今回のやり口は本当に酷い仕打ちだと思うよ。」と定信君が言ってくれた。そして定信君が

「しかしお前も住む処がなくて大変だなぁ。

あっちこっち盥回しにあって本当に気の毒だと思うよ。・家なら何時までいてもいいから心配するなよ。」と定信君が言ってくれた。

暫くすると信二君が彼女を連れて帰ってきた。すると信二君が皆に向かって京介がまたまた追い出されて放浪者に鳴ったんだってさあ。すると皆が今聞いていたよ。全く酷い仕打ちされてるよな。給料も貰ってなかったらしいなどと皆がはなしてくれていた。そして定信君が今度は俺の家に居候させるから心配ないよ。と信二君に話してくれた。すると彰君が

「信二お前珍しいな彼女迎えに行くなんてなんかあったのかよ。それとも彼女の家でも追い出されたのかよ。」と冗談交じりで尋ねると信二君が

「そんな事あるわけないじゃん。今日は皆で山下公園でも行こうと思ってさあ。それで迎えに行ったんだよ。どう皆行くだろ。」と言うと皆がそう言う事なら行くよと言って信二君の部屋から出て単車を起こして乗り行く準備をしていたが彰君は車で来ていたので彰君は車を置いていき定信君の後ろに乗った。そして皆で山下公園を目指していった。一時間位単車を運転しながらローリングして向かった。そして山下公園に着くと駐車場に単車を止めて表に出ると信二君が何処かに電話し始めていると後から他の単車のチームが寄ってきた。それは信二君の学校の横浜に住んでいる友達たちだった。そして合流すると十人位に人数が増えて皆で山下公園の遊歩道に上り赤レンガ倉庫を目指して向かって歩いて行った。到着すると皆で赤レンガ倉庫の中に入り洋服などを見ながら歩いていた。すると定信君が気に入ったジャンバーがあったので今日は寒かったのでそのジャンバーを買って着込んでいた。そしてみんなで何処かでなんか食べようと言う事になり十人位が入られる店を探した。すると赤レンガの一階にあるイタリアンレストランを見つけてそこに入る事にした。すぉの店は外でも食べれるオープンレストランであったので外で食べることにしたが今日は可成り冷えていたのでちょっと寒いなあと言いながら席に着いた。そして各々が食べたい物を注文していると京介が定信君に自分お金持って入ないのでどうしようと話すと心配しなくていいよ、これだけいるんだからおまえの分くらい何とかなるからさぁ。と言うので京介もピザを注文した。そして食べ終わるとお会計となると信二君が京介はいいやそれでみんなで割り勘にするかと言って勘定をすまして店を出た。すると信二君が俺もジャンバーでも買おうかなと言ってまた赤レンガ内の店舗をぐるぐると探しまわって気に入ったジャンバーを買って着込んでいた。それが終わると皆でぶらぶらしていると信二君がアイススケートリンクを見つけると皆にスケートチャレンジしてみようかと言ってスケートリンクにある販売所に行って十人分ありますかと聞いてあるというので皆でチャレンジすることになった。京介は前のも滑っていたので滑れるけれどそのことは黙っていた。皆アイススケートなんか初めてだったので直ぐにばたんと倒れてしまっていた。それを横目に

見ながら京介はスイスイ滑っていた。それを定信君が見つけて呼んできたのでさあ信二君の処に行くと皆に京介は滑れるみたいだぞと皆に言うと皆がなんだよお前滑れるのかよ。と言うので自分は長野県出身ですから滑れるんですよ。と言うと皆が教えてくれよと言うので皆にまずは八の字で立ってみてくださいそして片方の足で氷を借るように滑ってみてくださいそれが出来たら反対の足で片方の足に重心をかけて滑って見てくださいと教えた。それを繰り返して滑ってみてください。と教えていた。すると皆少しづつだが滑れるようになってきたので京介は自分一人でスケートを楽しんでいた。リンクを数回周ってみんなの処に行くとある程度滑れる様になっていたので京介は皆にそんな感じですと子を掛けていた。暫く一人で滑っていると皆運動神経がいいのかある程度滑れる様になっていたので皆と一緒に滑るようにした。そしてある程度滑ることを満喫するとそろそろやめようかと言う事に成ったのでリンクから表に出て靴を返して帰る事にした。そして遊歩道をゾロゾロと歩いて駐車場に着いた。すると信二君がこの後どうぢようかと言うと皆疲れたから帰ろうと言って帰ることにした。横浜チームは岡村町なので途中で別れて鎌倉を目指していた。信二君の部屋に着くと皆アイススケートの話で盛り上がっていた。そして信二君は彼女を送ってくるはと言って単車で送っていく事にした。信二君が送りに出ると彰君がじゃじゃんと言って葉っぱを取り出し部屋にあった空き缶をつぶして切り裂きでつぶれた個所に穴を無数に開けて葉っぱを載せてライターで炙り吸いだしていた。定信君も次に葉っぱを吸っていた。そしてこうたいごうたいに葉っぱを吸っていると段々呂律が回らなくなるまで吸っていた。すると信二君が帰ってきて。あ良いな葉っぱ持ってたのかよ俺にもやらせてくれと言って葉っぱを吸いだした。この時時間は午後十時半を回ってきていたがそんなことお構いなくみんなで葉っぱを吸い廻していると三十分くらいすると流石にそろそろやめないと帰り事故でも犯すとまずいからと思い辞めることにした。だが信二君だけは葉っぱに夢中になって吸い続けていた。それから一時間ぐらいで酔いを醒ませてから帰宅する事にした。そして一時間位したので定信君と彰君は同じ方向で一緒に帰ることにしたが彰君は今日は車で来たので途中から分かれてしまった。定信君と京介は家まで一緒に帰って定信君の家の近くにある下小屋にガレージを開けて単車を止めていて自宅に歩いて帰宅した。するとまだおじさんと小母さんが起きていたので挨拶して定信君の部屋に上がっていった。すると布団がすでに敷いてあり京介の寝るところが準備してあった。そして定信君が風呂に入って上がってくるとお前も入ってこいとの事だったので京介も風呂に入る事にした。

すると小母さんがここにある服は洗濯ものだよねと言ってきたので、はいそうですと答えて体を洗って風呂に入っていた。風呂から上がると新しい下着と定信君の御下がりのスェットの上下が置いてあったのでそれを着て二階の定信君の部屋に入っていた。すると定信君が今日は疲れたなあと言ってきたので、

すいませんここまでしてもらってと言うとそんなこと気にする事ないから下にいた叔父さんも居候だからさあ。と話してくれた。そして暫くすると二人は眠ってしまっていた。次の日の朝横を見ると定信君が起きていた。そしてテーブルには自分の朝食も準備してあったのでそこに座ると定信君が俺は仕事に行くから適当に部屋で寛いでいてくれよ。と言って仕事に出かけて行った。京介は一人朝食を食べた後お皿を纏めて小母さんに渡すとそんな気にしなくていいから私がまとめて洗うからと言ってくれた。そして定信君の部屋で寛いでいると小母さんがお茶菓子を持って来てくれた。すいませんと返事をした。京介はちょっと暇なので単車で何処か行こうと思い小母さんにちょっと出てきますと声をかけてた単車を止めたガレージに行くと定信君とおじさんがそこでなんか木製の製品を作っていたので声を掛けると

「おうお前どうしたんだと」言ってきたので「あれ此処は何か作るところだったのですかと尋ねると

「そうだ此処は仕事の下小屋だからな」と言ったので

下小屋って何ですかと聞くと

「うちの工務店で使用する材料をつくるところだよ」

「じゃああの小父さんが社長なんですか」と聞くと

「そうだようちの社長と言えば社長だよ。」

「なんだ、居候と言うからてっきり何処かの小父さんかと思ってましたよ。」

「それよりお前如何しに来たんだよ、こんなところに着て

「いや家にいても落ち着かないから箱根でも行こうかと思っていたんですよ。」と言うと

「そうか其れじゃ行って来いよ。行ったら何か干物でも買ってきてくれよ。」と言って財布から一万円を渡してくれた。

「じゃあ気を付けて行って来いよ。そうか単車出すのかちょっと待って今出せるようにするから」

と言って材料を片付けてくれた。

そして単車を出すと気を付けて行って来いよと言ってくれた。

「じゃあ定信君行ってくるよ。干物は何がいいですか。」

「なんでもいいよ特に何って言うのはないから。」

「分かりました。行ってなんか見てきます。」と言って単車を出して箱根に向かった。箱根は結構時間がかかるのでその間今後どうするか考えるに丁度いいなと思っていた。箱根に着くとターンパークを通り頂上を目指した。頂上へ着くと空気を思い切って吸い込みはーと息を吐いて深呼吸をしてその後芦ノ湖を目指した。芦ノ湖の風景を暫く眺めていた。そして丁度お昼だったので芦ノ湖にあるレストランを見つけて入っていった。そしてハンバーグ定食を頼み芦ノ湖を見ながら定食を食べると気分がとても落ち着いた。そしてあの彼女の家族はなんて酷いことしたんだろうと思っていた。多分あの大阪の小母さんが何か言ったんだろう。と一人で考えていたがそれより自分は如何すればいいんだろうと考えるのが先であった。そして食事も終わったしそろそろ出て帰ることにした小田原の付近で干物多産が帰る途中にあったので干物とかまぼこを買って帰る事にした。アジとカマスとキンメダイの干物とかまぼこを二つ買って帰る事にした。そして海岸線を通り江ノ島を抜けて定信君の家に向かった。そして下小屋に着くと定信君が下小屋を早めに片付けていたので定信君に只今帰りましたと言って掃除を手伝つだていた。そして定信君にお釣りを返すと五千円だけでいいよと言ってくれたのでその通りにした。そして京介が干物どうしましょうかと聞くと、お前から小母さんに渡してくれよ。と気を使ってくれたので定信君と一緒にてくてく歩いて家に向かって歩いていた。家は下小屋から三分位で着くところにあった。

そして定信君に云われたので小母さんにこれ今日箱根まで行ったので買って帰りましたと言って小母さんに手渡すと小母さんの機嫌画さらに良くなった。そして定信君は普段着に着替えてまた下小屋に戻っていったのでその後を京介はついて行った。すると下小屋の裏に車を止めてあったのでその車のボンネットを開けてエンジンを掛けてエンジン部をいじっていた。すると定信君がこれ調子悪いんだよと言ってエンジンをいじってっていたので京介はそれを見ていた。そこで定信君に

「この車定信君のですかと聞くと

「そうだよ、何でそんなこと今更聴くんだと儲買ってから半年位だぞ。そうかお前俺の車見たことなかったっけ。そうだ信二の処に行く時は単車で行く方が多いからな。ちょっと乗ってみるかと言われたので運転席に乗ってみた。するとメーター周りにやたらとボタンが付いて改造してあった。そしてエンジンかかったままなので少し動かしてみようと思いハンドルを回すとやたらと重たかったので定信君にこのハンドルやたらと重いんですけど言うと

「この車はパワーハンドル外してあるんだよタイヤが太いからこのくらい重くないとハンドル切れなく成ってしまうんだよ。」と言って助手席に座ってきた。走り出すとハンドルの重くしてあることの理由が分かってきた。走り出すとハンドルは自由に動いてくれた。そして二車線道路を走ると少しアクセル踏んでみるとエンジンからひゅ~と音を立て走り出していて可成り改造してあったのでめちゃめちゃ早い車だった。しかしボンネットの色がまだ下地の状態だったので少し外見は問題があった。タイヤは車体からはみ出していたので車のタイヤの部分をサイドパネルを付けていた。車の車高はつま先が入らない位下がっていた。そして京介がアクセルを踏むと体が引っ張られる位早かった。それとやたらとマフラーの音が大きかったとてもじゃないがそんな車は初心者には運転するのが大変だった。すると定信君が途中で止めて運転交換することにした。そしてそのまま彰君の勤めている自動車修理工場に持って行ってキャブレターを調整してくれた。その修理工場はベンツ専門の修理工場だったが定信君だけは自由に寄っていた。そして外装塗装の件で塗装専門の工場に向かい何時オールペン出来るのかと尋ねると後三日ご位から塗装始める事が出来るよと答えてくれたのでじゃあ三日後にもってくるからと伝えて下小屋に戻ってから京介が定信君に定信君の工務店でアルバイトさせてくれないですか。と尋ねると伯父さんに聞いて見るよと伝えてきてくれた。するともう暗くなってので今日は車から離れる様にして家に帰って行った。すると伯父さんはすでに家に来ていて抓みとお酒を飲んでいた。そこで定信君が伯父さんに

「京介が裡でアルバイトしたいんだって別にいいよな。」

と伯父さんに伝えるとああいいよと伯父さんが言ったので明日からアルバイトさせて貰う事にした。伯父さんはファンケルの工場専門に仕事をしていたのでどちらかと言うと人が欲しかったので丁度良かった様であった。そしてファンケルでの仕事は次から次へと依頼があったのでありがたい限りであった。そして次の日は定信君と一緒に起きて一緒に食事をしていた。食べ終わると作業服を渡されそれに着替えてから定信君の後について行き下小屋に向かった。すると伯父さんがもう下小屋にいて図面を渡さるとその図面を定信君が見て材木を取り出し始めたので京介はそれを手伝だっていると定信君が仕事の指示をしてくれてこの材木を四本とこっちの角材を二本出してくれる。」と言ってチョークで印をつけて行ってくれた。定信君は自分の作業台を創り図面道理に加工して製品を作り始めた。それを京介が見ていて覚えようとしたが簡単に覚えられることではなかったが何とか役に立つように考えながら定信君の指示にしたがった。そんな感じで工務店の終わりの時間が来たので片付け始めた。片付けが終わるとシャッターを閉めて家に戻ることにした。そして京介は定信君の後に続いて戻った。定信君の作業は大体四時には帰宅していた。そして三日後に定信君が京介に一緒に来てくれと言って板金塗装の工場へ向かった。そして車を工場に預けると京介の単車の後ろに乗って板金塗装の工場を後にした。すると定信君がそのまま信二の処に行こうというのでそれに従った。すると信二君も仕事から丁度帰って着ていた。信二君は亘の伯父さんの御蔭で某有名建築会社に勤めていた。しかし会社の規則がなかなか大変でいたが何とか会社の皆に認められる様に頑張っていたがなかなか上手く溶け込んでいく事が出来ずにいて悩んでいた。すると定信君がそれならもう辞めて親父さんの仕事手伝ったらどう」と助言すると

「しかし折角亘の小父さんが務めさせてくれたんだから矢張りもう少し頑張って見るよ。」と言って頑張ることにした。信二君は初めての就職で今まで誰かの下に着くことがなかったのでその見栄っ張りが邪魔していたのかなと京介は思っていた。京介も定信宇君の家に何時までも世話に成っているのもいけないから真剣に自立することを考えていた。そんな日々が続き定信君の家に一か月位世話に成っていたそして給料日に結構思ったより多くの金額をもらい始めたので初めて通帳を作りに銀行へ向かい、通帳には自立する為の敷金と礼金を貯める為に作ってきたのだった。そして自立の為に仕事も頑張って手伝いをしていた。そして次の給料日の後何処か不動屋さんで住む処を探し始めていた。それと同時に就職先も探し始めていた。そして以前伊勢海老屋の時の宮本さんに連絡すると今何しいてますかと聞くと。植木屋さんで営業してるとの事だったのでそこで自分使ってもらえないか聞いて見てくださいと頼んだ。すると次の日電話が掛かってきていつでもいいよとの事だったので仕事の心配も無くなって良くなったそこで定信君にアパート借りる費用もあと少しで貯まるのでそうしたら自立しますので。大変長くお世話になりましたと伝えて、京介は初めて銀行の口座を作りに向かった。銀行の通帳には不動産屋屋さんに払う諸経費を貯めておくために口座を作ったのだった。これで何とかアパートを借りる費用が出来そうなので、自立することを親父さんにもその様に伝えてくださいと頼んでいた。そして給料をもらうと何とか不動産屋さんの費用が出来たのでアパートを借りることにした。色々物件があったがその中でも安い物件だけを出してもらうと定信君の近所にアパートがあったので京介はこの物件みたいのですが見る事できますかと言うと出来るよ何なら今から行こうかと言うことになり早速見に向かった。見た目は古いが部屋が二つあり台所と風呂とトイレが別になっていたのでますます気に入ってそこに決めた。そのアパートは鎌倉街道の笠間十字路の近くに立っていて二階の部屋だった。此処ならみんなと近い場所なのでますます気に入っていた。そして不動産屋さんに一応見積もりを出してもらい敷金礼金と前家賃分の費用が足りていたので契約することにした。すると保証人の欄があり宮本さんに電話して

「今アパートを借りに不動産屋さんに来ているんですが保証人が必要なので成ってもらえませんかと聞くといいよとの回答が帰って着たので不動産屋さんに保証人の欄を開けておいてください明日保証人が来ますのでと伝えると分かりましたと返事が返ってきたのでまた宮本さんに電話して明日なら何時位なら不動産屋さんに来れますかと尋ねると

明日なら十時位にはいけるよ。と言われたので不動産屋さんにその旨を伝えて今日は帰宅する事にした。アパートは鎌倉街道沿いの笠間十字路のすぐそばにあり名前は長嶋壮と書いてあった。京介は此処ならみんなから近いので着やすいいだろうと思っていた。すると次の日不動屋さんに行き宮本さんが来るのを今か今かと待っていると宮本さんが十時十分くらいに来てくれて保証人の欄に記入してくれたので京介は不動産屋さんの提示してくれたお金を払ってカギをもらった。すると宮本さんが何処のアパート借りたのと言うので一緒に見に行った。すると宮本さんが随分広い部屋だ。これだと余計なものが増えて来るんじゃないかと言ってくれたのでその辺は注意しますと言って宮本さんと別れることにした。

そして定信君の処に急いで戻ると

「おいどうだった。無事に借りる事で来たのかと言ってくれたので、借りる事出来ましたよ。」と言うと後でそこ見に行くから待っていてくれよと言ってきたので

「分かりました」と言って定信の部屋で待つことにした。すると小母さんが上がってきて「部屋は借りれましたか。」と尋ねられたので「はいやっと借りる事が出来ました。今まで本当に良くして頂いてありがとうございました。」とお礼を言った。すると定信君が帰って着て

「早速見に行こうぜ。」と言ってきたので定信君にじゃあ見に行きましょう。と返事をして定信君を単車の後ろに乗せて現地へ向かって投薬すると定信君が

「なんだ、うちの近くじゃん。」と言って部屋に入っていった。すると定信君が

「まだ何にも部屋にないじゃんこれではまだ一週間位かかるな。」と言って呟いていたそして定信君に何もないのであと一週間位定信君の家にお世話になってもいいですか。」と京介が尋ねると

「そんな事良いに決まってるじゃないか。」と答えてくれた。そして定信くんの家に帰ると新しい布団が置いてあった。すると小母さんが

「京介君がアパート借りて自立すると聞いていたので新しい布団を買って用意してあったのがさっき届いたの。これを定信に言ってトラックで運んでもらいなさい。これは私からのプレゼントだから気にしなくていいから。」と言ってくれたので早速定信君に云って運んでもらった。布団が入ると袋から取り出して敷き詰めてみると何か生活感が湧き出てきた。すると定信君があと最低限の家電が必要だそれを調達しに行くかと言うので京介は

「自分はあまりお金がないのでリサイクルショップで家電とか揃えようと思っているのですが何処か知ってる処ありませんか。と尋ねると

「確か横浜新道沿いに大きなリサイクルショップがあったと思うよ。」との事なのでそのリサイクルショップに行って見ることにした。

リサイクルショップに着くとたくさんの品物が置いてあった。そこで京介はまず冷蔵庫の売り場に行き中くらいの冷蔵庫を選んで売り場の人に印を付けてもらった。次に洗濯機にも印を付けてもらいあとは炊飯器と電子レンジにも印を付けてもらい取り合えずそれだけ買うことにした。レジで精算してもらいトラックに積み込んだ。そして最後に京介が気に成っていたソファーを購入した。このソファーは背中を倒すとベットになるものだった。それとちょっとした四角いテーブルを一個買い求めたそれだけ買って定信君のトラックに積み込みそして慌てて買い忘れた電灯も二個買い求めてアパートに帰って行った。アパートに到着すると買ってきた荷物を定信君の手伝いで運び込んでいった。後の小物は百円ショップで少しづつ買い求めていく事にした。すると大分生活感が浮かんできていた。後の必要な物は給料が出たら買うことにした。すると定信君が大分生活感が出て来たなぁ。と言ってくれたそしてその日はそこまでで終わりにして定信君の家に戻ることにした。すると小母さんが大分片付いたのと聞いてきたので

「はいおかげさまで大分片付きましたあとは。細かい物はおいおい揃えていきます。」と答えた。すると小母さんが

「そうだ細かい物は少しづつ買って揃えればいいんだからそれから近いんだからご飯食べるのに困ったら家に着て食べればいいんだからね。気にしないでいらっしゃい。」と言ってくれた。京介は家から放り出されてから四年間色々とあったなあ。随分色んな家に居候させていただいてきたなあとつくづく思い返していた。そしてみんなとてもよくしてくれた家はとても仲のいい家族たちだったあんな家族が自分でもできたらいいんだけどなあ。とつくづく感じていた。今週は休みだから少しゆっくりしようとも思っていた。そして買ってきた荷物を定位置に並べて行った。しかし今後どうなるのかなあ。今度は放り出されても住む処が出来たから前ほどあっちこっち盥回しにされない様になったから少し安心だなあ。やっと人に気を遣わずに生活できるように成ってよかった。しかし此処迄自立するのは大分ながかったなあ来週から就職する処の人たちとも上手く溶け込んで行けるか心配もしていたが取り合えずこの放浪の旅は終わりを迎えて良かったなあと京介は思っていた。やっと自分の家が出来た事を自分自身を褒めていた。そしてやっと放浪の旅は取り合えず終わったことを喜んでいた。

その日は自分へのお祝いでケンタッキーを思いっきり食べることにして買い出しに出かけて行った。そして返ってくると一人でフライドチキンを食べながらおめでとうと一人自分に声を掛けて当てのない住む処のない不安な精神状態を落ち付いた気分に成っていた。そしてその日は今ある製品の片づけをして作業を終わりにした。そして微分の家の鍵をかけて定信君の家へ向かった・すると下小屋の前を通とそこにいたので下小屋に単車をとめるから丁度良かった。そして定信君の作業が終わるのを下小屋の裏で待つことにした。すると作業が終わり片付けと掃除が終割ったので定信君と一緒に定信君の家に帰って行った。

すると小母さんが夕食はまだ食べてないよねと聞かれたので

「はい僕はまだ食べていません。」

と伝えると

「じゃあ後で食事用意するから食べていきなさいそれともアパーとにはまだ帰らないのかな。」と言われはいまだ済める状態でないので今日も此方にお世話になるつもりでいます。「そうなのじゃあ泊る準備をするからちょっと待っいてね。その間定信が御風呂に入ってからあなたも御風呂入っていて待っていてねと言われたので言われた通りにしていた。すると定信君が自分の部屋から自分の分も含めて風呂場に入ってきた

「偶には一緒に入るかと言って定信君に云われたのではい入りますと言って着ている服を脱いで洗濯籠に入れていた。定信君の家の御風呂は他の家よりかなり大きかったので二人で入ってもまだ一人くらい入れる大きさだったので定信君にこの風呂場が大木ですよねと言うとあ~自分たちで作ったから他の家より大きく作ったんだよ。すると京介が

「え~この家は定信君が作ったの」と驚いて聞いていた。そして京介はこんな家を自分で作れるなんて定信君は凄いんだなあと改めて感心していた。そして定信君と一緒に風呂桶

に入ると定信君が

「お前あそこ一人で住んで大丈夫なのかよ。」と聞いてきたので。

「住んでみないと出来るかどうかわかりません。分からない時は定信君に聞きますからその時は宜しくお願いします。」と定信君に伝えると分かったと答えてくれた。時価時未だ本当に一人で住むにはタンスとか下着とか服などが足りないなあ。お前まだお金持っているのかよ。と言われたので

「いやもうお金無くなってしまいました。」

「じゃあもう暫く家に泊まりに来るようにした方がいいな。」と言えあれたので京介は

「はい今週一拝は此方にお世話になるつもりですが大丈夫ですかねぇ。」と聞くと

「ああその方がお前の為にも良いからそうしなよ。」と言ってくれたのでまた感謝していた

つぎの日に宮本さんに電話して

「努める前に申し訳ありませんが少し前借させてもらえませんかと言うと

「就職前だからそれは無理だと思うよと、何代が足りないの。」と言われたので。

「タンスとか下着類とか作業服とかのお金がないんです。」と言うと

「その位なら俺が貸してやるよ。」と言ってくれたのでその様にする事にした。そして宮本さんがお前今何処にいるんだと聞かれたので居候させてもらっているところにいます。

「じゃあお前のアパートまで行くから其処にいろよ。今お金持っていくから。」と言ってくれたので京介は単車でアパートまで向かい待っていた。すると宮本さんがスポーツカーでアパートまで来てくれた。そして部屋に入ろうというので部屋に入るとそれを見て宮本さんがこれじゃあまだ生活するには足りないものが多いなと言って封筒を渡してくれた。封筒の中には十万円入っていた。すると宮本さんが

「市のお金は返す事ないからお前が一人暮らしする俺からのお祝いだから。」

と言ってくれたので京介は申し訳ないなと思って封筒を受け取った。

すると京介に宮本さんが来週からうちに来るんだよなと確認する意味も含めて聞いてきたので京介は

「はいそのつもりでいますけど何か不味いのですか。と聞くと

「それは逆でお前が早く来るのを待っている状況だ、だから心配しないできてくれよ、お前の状況はある程度会社に話してあるからだ大丈夫だからさぁ。」と言ってくれて

「それじゃあ俺は帰るからそれまでに生活できる様に準備していてくれよ。」と言って帰って行った。京介はそれに感謝して足りないものをメモ帳に記入して買い出しに出かけた。

そして先日買いに行ったリサイクルショップに行き先日お金がなくて買えなかったタンスと電子レンジと簡単な机と椅子などを購入して配送を頼みある程度生活できる様に購入した。それと別に風呂に入るとき必要な入浴セットなども購入してきた。この様な雑貨商品は近くのホームセンターで購入してきた。そしてある程度生活用品がそろうと後足りない物は生活しながら近くのコンビニエンスストアーで購入して揃えることにした。

そしてある程度生活できるようになると定信君の処へ向かった。すると定信君が

「京介後で車の塗装が終わったと連絡あったから取りに行くの付き合ってくれよ。」と言うのではい分かりましたと答えていったい何色にしたのかなあと京介は思っていた。すると定信君が

「お前俺の車の仕上がり見たら驚くと思うよ、だってお前の単車の色に塗装頼んでいるからさぁ。

「え、そうなんですか。それじゃあ見るのが楽しみだなぁ」と話していて定信君の仕事が終わるのを待っていた。そして仕事が終わるといつもの様に作成した材料を片付けて掃除をしてから京介の後ろに乗って板金塗装の工場へ車を取りに行った取りに行くと車が確かに自分の単車と色が一緒でとても奇麗だった。

そして定信君が車を一周して眺めていい出来栄えですと工場の親父さんにどうもありがとうとても気に入りましたと言って運転席に座り車のエンジンを掛けて戻ることにした、下小屋の裏に止めてエンジンを止めてから自分に向かって

「京介の単車と同じ色だろ。実は京介の単車の色が前から気に入っていたんだよ。どうせなら同じ色にしてしまえと思って思い切ってオールペンしてもらったんだよ。

「だからあの時自分のサイドカバーを貸してくれと言っていたのですね。」

「そうなんだよ、あの時此処の工場に持ち込みこれと同じ色にしてくださいと頼んでいたんだよ。黙っていて悪かったな。」

「いえそんな事ないです自分の単車の色に車を塗るとこんな感じになるんだといい見本になりました。しかしこの車カッコいいですよね。今度貸してください。」と言って話しながら定信君の家に向かった。すると小母さんが

「やっぱりあんた、たちなのね、うるさい車が走ってきたから、帰って着たと思ってたんですよ。」

すると定信君がそんな事良いから早く飯作ってくれよ。」と言っていた。そして定信君の部屋に行くと

「飯食ったら信二の処行こうぜ。車を見せびらかしに行こうよ。」と言うので

「ああいいですよ。行きましょう、単車も車も同じ奇麗な色で走っていると可成り目立つでしょうね。」などと話していると一階からご飯出来たわよと言う呼び声が聞こえたので一階に降りてご飯を食べていた。そして食べ終わると定信君が

「じゃあ信二の部屋に行こうぜ。絶対皆驚くと思うよ。反応が楽しみだなあ。」と言っていた。すると小母さんが京介に

「アパートは住めるようになったのと聞かれたので

「大体生活感のある部屋になってきました。もう多分住めると思います。」

「それは良かったわね。いよいよ自立生活が始まるのね。良かったじゃないもう居候の身分から卒業だねなんか不自由が有ったら何でも聞いてきなさいよあんたはもううちの子みたいな者なんだからそれで何時からアパートで生活するの。」と聞かれたので

「仕事が月曜日からなので明日の日曜日から生活してみようと思っています。少し緊張してますけど。」すると小母さんが

「じゃあ明日ご飯家で食べなさいと言うと食事を用意しておくからね。」と言ってくれた。すると定信君が

「準備できたから信二のとこ早く行こうぜ。」

と言うので小母さんにご馳走様と言って下小屋から単車を出して信二君の車の後ろについて止まるとじゃあ行こうぜと言って車のエンジンを掛けた。信二君の車は触媒が付いていなくて直管だからすごい音がしていた。そして信二君の部屋に着くと信二君と彰君がいたので二人をよびだして車を見せびらかしていた。すると二人が

「なんだよ、この色はこの色は京介の単車と同じ色じゃねえか、でも車にこの色塗るとすごい迫力だな。すげぇカッコいいよ。でも結構金掛かっただろう。」と信二君が言った。そして見せびらかすのが終わると信二君の部屋に戻ると信二君が京介に

「京介は生活如何してるんだ。まだ定信の処に居候かよ。と言うので

「実は定信君の処で働いたお金で笠間十字路の近くにアパート借りました。やっと居候生活から脱出することが出来ました。まだ足りない物はありますが追々揃えて行こうと思ってます。」

「なんだよ、それは良かったなあもう人の家盥回ししない壬生雲になったのか。仕事は如何したの、まだ定信の工務店で手伝うのかよ。」

「いえ以前伊勢海老屋で知り合った人の処の植木屋さんで明日から働くことに決まりました。少し不安がありますが何とか頑張って見ます。」

「そうなんだもし合わなかったら何時でも俺たちの処に来ればいいんだからな。」と言ってくれた。そして

「お前が実家から放り出されてから何年になるんだ。」

「もう四年になります。今だから言いますが自立できるまで随分時間がかかりましたよ。でも周りの人に恵まれて何とか一人で生きてこれたと思ってます。」

「そうか四年も一人で色々な目に遭いながら生きて来たのか随分頑張ったなあ。」

「いやさっきも言った通り周囲の皆に恵まれていたから生きてこれたんですよ。決して自分だけの力では生きてこれなかったと思って何時も感謝だけですよでも長い四年間だったとつくづく思ってます。そして色々な人との出会いがとてもありがたい事でした。などと話しながら皆は葉っぱを吸っていた。そこで定信君に小母さん夕食作って待ってると言ってましたからそろそろ帰りませんか。と言うとまだ葉っぱが聞いているのか返事が可笑しかったので再度定信君に

「そろそろ帰りませんか」と頭を揺さぶりながら言うと気が付いて

「うんそろそろやめて帰ろう」と言って

葉っぱを吸うのを止めて少し酔いを醒ますことにしてくれた。すると定信君が

「俺がお前の単車乗って帰るからお前は俺の車乗って帰ってくれよ。この状態だと車運転するのが無理そうだから頼むよと言うので自分未だ乗用車は運転した事がないから無理ですよ。」と京介が言うと

「そうかお前まだ俺の車運転したことなかったのか。じゃあしょうがねえ俺が運転して帰るか。」

と言って立ち上がってくれたので信二君にじゃあ帰りますからと声を掛けるとお前も頑張れよなんかあれば相談する人たちがいるんだからと思っていつでも来るといいよ。と言うのでありがとうございますと返事を返した。」

そして少し急いで定信君の家に戻ることにした。下小屋に着くと二人で歩いて家に帰ると小母さんが何時もより早かったわね。」と言って大きなお寿司のお盆をテーブルに置いてくれた。すると定信君が小母さんに今日何かお祝い事の日だっけ。と小母さんいうと何言ってんの、京介の新しい門出の日でしょう。そんなことも忘れていたの。と小母さんが言ってくれた。すると小母さんが京介は放りだされてからどの位になるの、と聞いてきたので自分は十五歳で放りだされたので四年になります

「四年も一人で生きて来たの、随分長い事生きて来たのね。今日は京介の一つの門出だからお寿司注文したから早く食べなさい。これからも時々家に夕食でも食べに着ていいからねと言ってくれた。そして小母さんが今日はうちで寝ていくのと聞いてきたので

「いや明日から仕事なのでアパートで寝ることにします。色々と本当に大変お世話になりました。と京介がお礼を言ったそして京介は自分のアパートで一人ここまで来るのにだいぶかかったなあと思い、そして家を放り出されてからの日々を色々思い出していた。そして明日からの新しい生活がどんなことが起きるのか少し不安になっていたが取り合えず色々の人にお世話になって自立できたことを感謝していた。


あとがき

主人公の京介の家は普通あり得ないほど母親がスパルタ教育の家でちょっと普通の家族ではない位厳しくて母親の言う事すべてが家でのルールになっていて京介はそれがとても重荷になっていたが中学に行く時がひと時の落ち着く場所であった。そしてあまり家に早くが嫌でバスケットボール部に入部していた。それで京介は意外と一、二年では結構練習をしていたので実力があったが三年になると試合があると直ぐに退場させられていた。そして地区大会が始まり部員の皆に反則しないでしてくれないかと言われてお前らがそんなに言うのなら真剣にやるよと言ったので京介も皆にそこまで言うなら優勝を目指してやるから真剣に練習しろよと言った。しかしその様な状況でも母親は構わず勉強しなさいとばかり毎日行ってくるのであった。そして京介の御蔭で バスケは地区優勝できたのであった。地区大会が終わるとまた京介に勉強しろと言って着たので殆どノイローゼ状況だった中で高校の入試が始まり高校に二番で入学したがその高校は学区外で横須賀チームが来るところであったで京介は周囲に馴染めずにいたので学校に行くのが嫌でしょうがなかったので段々毎日海を見ていた。そして中学の時の友達が返ってくるのを待って一緒に遊んでいた。すると学校の担任から家に電話が来て京介が学校に来ていないのがバレてしまった。そして京介は部屋に閉じこもるようになった。そしてある日母親が言う事聞けないなら家から出て行きなさい。と言うようになり京介がちょっと表に出た瞬間に家の扉の鍵を閉めてその次は家の窓などすべて鍵をかけて来た。そして京介はこれはこの家にいるのは御終いだと諦めて途方にいくれていた。そして皆が集まる友達の家へ向かって歩き出していた。そして京介は放浪生活になってしまった。そして友達の集まる部屋で皆が来るのを待っていると皆が帰って着て京介にどうしたんだと聞てきたの実はと言って状況を説明すると信二君がじゃあ取り合えずおrの家に居候るればいいじゃんと言ってくれてお前金も持って入ないんだろうと言って信二君の家が施工している電気工事屋さんで働くことまで面倒見てくれたので取り合えず生活する処が見つかった。そして余りに長く居候するのも悪いので次の居候先を探していく毎日が始まった。するとそんな中で後輩の一郎が先輩に会いたいという女の子がいるんですがあってもらえますかと言うので会ってみると外国人だったが日本語はペラペラだったので話をすると私と付き合ってくださいと言うので自分の状況を説明するとそれなら家に来てもらっても構わないですからと言ってくれたので一か月後にお世話になるかもしれないと伝えていた。そして信二君の家はあと一か月お世話になることにしてそのことを伝えた。そして一か月後お彼女の家に居候することになり京介は知り合いの人から何処か働く場所がないかと尋ねると湘南台の自動車工場で人捜してるから紹介するよと言ってくれて面接に行きその工場で働き始めた。京介は単車を持って入たのでそれで彼女の家から通うことにした。そして車の免許が取れると彼女の親父さんが事業していてうちで働いてくれないかと言うので居候している身分なので断れづそこの手伝いをすることにした。そんな毎日をしているある日仕事から帰ると家の中が蛻の空になっていて布団のセットだけが置いてあるだけだった。その状況が把握できなかったが、とりあえず俺はまたひとりぼっちになったんだなと思い直ぐにその場から離れてまた信二君の部屋に報告と相談しにいいった。そこで定信君が気にしないでうちに来ればいいよ。と言ってくれたのでまた放浪生活から救われたのでほっとしていた。定信君の家は工務店を営んでいたのでそこでも働かして貰っていた。しかし京介はもうあまり人の世話にならずに自立したいと思っていた。自立にはまず住む処を探さないといけないと思い始めていた。そこで定信君の家で働いたお金を不動産屋に払うために貯めるようにした。そして三か月くらいするとそろそろ不動産屋に払う諸費用もたまってきたので真剣に探し始めると定信君の家の近くに少しぼろい長嶋壮と書いてある物件を見つけると不動産屋に行って部屋を見せもらうと結構広かったが格安だったので諸費用含めた値段を聞くと何とか払える金額だったのでそこに決めて契約した。そして京介はこれでやっと自立できるなと思い自立迄の長い道のりを思い出していた。


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