〜タクシー運転手世界代表で戦います
目が覚めると俺は森の中に寝ていた
どうやら気を失っていたようだ。だが確か部屋のベッドで就寝についたはずだ、、おかしいな、夢の中だろうか
夢にしてはリアルすぎるからすぐに現実だと理解した。誘拐されて森に捨てられたのか？そんな危険な事件に巻き込まれる生き方はしてこなかったはずだしな
なんせ俺はごく平凡に高校を卒業し実家暮らしでアルバイトを転々とし22歳の時、両親から出てけと言われ就職し正社員として働いて現在タクシー会社に勤務しながら一人暮らしをする25歳独身だ。
ごくごく普通な人生である。と思う笑
タクシー運転手なんて珍しい職業をやるのかって？
シンプルに休み多く趣味に時間を費やせるからだ。アルバイト時代も実家暮らしだったし週3日ほど働きあとは親のスネをかじり生活していた。その頃から趣味のゲーム、アニメに熱を注ぎどちらかというと人生のメインをそちらに当てていたのだ。
タクシードライバーは隔日勤務が主流で一日働けば次の日は明けといい休みになる。俺はその時間を使い趣味のアニメやゲームの世界に一日中入り浸っていた。
そもそも人と深く関わる生活をしていないし学生時代も目立つ事はしないオタクだったし恨み買うような覚えはない
オンラインゲーム内でもマナーを守り真面目なプレイヤーだ
ともかくとりあえずあたりを散策してみるか。
そう思い立ち上がろうとした
チャリッ
何かが落ちた
ん？
「時計？？」
白色の時計が落ちた。どうやら俺の腹に乗っかっていたようだ
拾った
すると
「ようこそ！ミックスワールドへ！！」
かわいらしい女性の声と同時に時計から映像が浮きだされた
映像を見ると黒いスーツを着てマイクらしき物を持ったjkくらいの年齢の女が写っていた
スーツ着るには若いな、、下手したらJCだろ
俺はロリコンなため少しばかり興奮した
「若いね、ミックスワールドって何？」
「ミックスワールドの説明をするよ！ここはあなた方がいた世界ではありません！ー」
あなた方ね、、ここは俺しかいない。、、どうやら録画映像らしい。
「別世界、異世界なのです！あなた方には今映像をお写しになっている"ブレス"を争い集めてもらいます！」
ああ、この時計の事か
「このミックスワールドには各世界から選抜されたあなた方、"プレイヤー"がいっーぱいいらっしゃいます！人数は企業秘密です！
ブレスはプレイヤー1人１つお配りしておりますが、まず、あなた方には争いあい20個のブレスを集め頂きます。」
争いだと？俺は小学生の頃に数回喧嘩した事しかないぞ？いったいどーゆう争いをすればいんだ？
「争いとは殺し合いです！プレイヤー同士で戦いどちらかの命が尽きるまでです！ブレスは一度付けると死ぬまで外れない仕組みになってるんですよね！、、あ！説明聞いたら強制的に装着してもらいますからね！」
こ、殺し合い！？
「相手の命を奪うと相手が持っていたブレスが外れて入手できます。相手がたくさーん殺していてブレスをたくさーん入手していれば相手が持っていた分のブレスを入手できます！！
そして！20個のブレスを集めれたプレイヤーはミックスワールドの中央棟、ミックスセントラルタワー！を目指して頂きます！！」
俺は唖然としていた、いきなり異世界とか殺し合いとか現実味のないことを言われ、流行りのパーチューブのドッキリかとも考えた。
そんな事してくる知り合いは思い当たらないけども
ミックスセントラルタワーってそのまんまのネーミングじゃねーか！とも突っ込みたくもなった
「とりあえずここまで！あと細かなルールはブレスのルール表示を見てくださいね！！ではプレイヤー諸君、ミックスセントラルタワーでお待ちしておりますよ！会える事、楽しみにしています。」
そしてブレスから浮きだされていた映像は消えた
あのスーツjkもどきはミックスセントラルタワーとやらにいるのか、会いたい、なかなかの好みの顔だったな
まあそんな事はおいといて、異世界と言われても景色は樹海に似た森だしまだ信じがたい
「そういやルール設定がどーのいってたな」
ブレスを眺め横に１つボタンがあるのに気づいた
押してみた
ビイイイ、、ガチ
「お、おお！？痛！？」
なんとブレスが勝手に動き俺の右腕に装着された
ブレスの不思議な動きを見て本当に異世界にきたのか？と少し思ってしまった
そしてブレスからまた映像が浮きだされていた
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ルール
ブレス量
武器
地図
アイテム
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これは設定画面のようなものだろうか、ルールを知りたかったからルールを心の中で意識していた
すると映像が切り替わった
意識だけで映像が変わった！？
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ブレスについて
.ブレスは装着プレイヤーの命が尽きるまで外すことが不可能です。
.ブレス横のボタンを押すと設定画面が表示されます。
.武器.アイテム.奪ったブレスは自分のブレスの中に保存されます。
.非戦闘エリアでの戦闘の場合ブレスより警告表示が出されます。警告表示が出された場合、運営側が警告場所へと出動されます。
運営側について
.運営側はこの世界の秩序を守るための存在であり違反したプレイヤーを取り締まるため動きます。
.黒いスーツを着用しミックスワールドのステータス設定でプレイヤーの3倍の戦闘量に設定されています。
.運営側を殺した場合所持していた武器アイテムを入手する事ができます。
エリアについて
.非戦闘エリアはプレイヤー同士の戦闘が禁止されています。ミックスワールドの7割をしめていて休暇やアイテム調達情報収集、NPCとの交流など様々な事を行えるエリアです。
.戦闘エリアはプレイヤー同士の戦闘が解禁されているエリアです。
.非戦闘エリアでの戦闘を行なった場合運営側より取り締まり対象となります。
アイテム武器について
.非能力者には初回よりミックスワールド運営からブレスへ搭載されています。
.戦闘表示相手に勝利すると相手ブレスに搭載されている武器アイテムを入手する事ができます。
地図について
.初回よりミックスワールドの大まかな全体図を表示しています。
.細かな地図像はブレス所有者が訪れた場所から更新されていきます。
NPCについて
.ミックスワールドでのNPCとは、ミックスワールド人です。
.ミックスワールド人に危害を加えた場合ブレスから警告表
示が表示され運営側の取締役対象となります。
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まだまだ憲法のように気が遠くなるほどルールが表示されていたため俺は表示画面を閉じる意識をした
表示映像は消えた
意識だけで画面を操作できてしまう機能、、こんな機能日本には無かったと思う
本当に異世界にきてしまったのだろうか、、
樹々を風が揺らず中俺は空を見上げるのであった
