【番外】登場人物紹介
物語も進んだので、一度登場人物を簡単に紹介します。まとめとしてご覧ください。
ショッリの森を抜けたところまでのまとめです。物語中で語れなかった情報もあります。
※ショッリの森を抜けるところまでのネタバレを含みますので、お読みになる際はご注意ください。
・ヒヅキ
この物語の主人公。人種。
どことなく眠たげな見た目の青年。
八歳の時にコズスィという宗教団体に両親も故郷も奪われるが、その際何かしらの能力を得る。
その後父親の従兄弟であるヤッシュに引き取られるも、家族を失った十五年後に冒険者のサーラに誘われて旅に出ることにした。
最近は力を得た対価に歪んだ心が少し気になる模様。未だ物語中では出番はないが人並みには料理が出来る。
・ヤッシュ
ヒヅキの父親の従兄弟で、ヒヅキの養父。人種。
筋骨隆々のナイスガイ。
農業を営み、チーカイの町で収穫物を売って生計を立てている。
商売をしていることから分かるように、多少の教養は有る。
ヒヅキを本当の息子だと思っている。
過去に魔物に襲われ、その後に襲ってきた小鬼に一番下の息子を殺された経験を持つ。
・アート
ヤッシュの息子。人種。
細マッチョで感情の起伏が乏しい青年。
感情をあまり表に出さないので勘違いされがちだが、人一倍相手を見ている優しい青年。
家族を特に大事にしており、ヒヅキを本当の弟のように思っている。
父親を手伝い農業に従事しているが、肉体労働より頭脳労働の方が得意。
・ヤト
ヤッシュの妻。人種。
おっとりした見た目の意志の強い女性。
心優しき女性で、交友関係がとても広い。
ヒヅキを本当の息子のように思っている。
料理上手でヒヅキによく教えていた。
・スキア
謎の存在。???。
多様な貌の蠢く闇。
知性はあるようだが、動いてる相手を攻撃するなどの本能に近い行動が多くてあまり賢くはない。ただし、中には知能が発達したスキアも存在する。
強さは個体差があるが、弱くとも一体で小国なら存亡の危機に陥るほど。
・ミーコ(ケン)
酒場の店主。人種。
どう見ても男の立派な女性。
チーカイで酒場を営む女性。特徴的なしゃべり方をするが、割と常識人。
既婚者で、旦那は美人な男性。
いかつい見た目をしており、外見通り戦闘力は高い。
・ツグ
ミーコ(ケン)の夫。人種。
女性のような男性。
見た目は道行く男たちが二度見するほどの美人さん。
料理上手で家の家事全般を担当している。
・ミーコ(ケン)の姪
ミーコ(ケン)の酒場の店員。人種。
童顔元気の淑女。
酒場の従業員が結婚を機に辞めたので手伝うことになった女性。
見た目は少女だが立派な淑女。ヒヅキより少しだけ年上。
・リイド
チームのリーダー。人種・冒険者。ギルド・ソレイユラルム所属。
赤髪が特徴のお調子者。
興奮すると周囲が見えなくなることがあるが、普段は周囲の様子に気を配っている気配りさん。
普段のちゃらけた雰囲気は意識的にやっている部分がある。チームのいじられ役。
・サーラ
リイドのチームの一員。人種・冒険者。ギルド・ソレイユラルム所属。
桃茶色の髪した突っ込み役。
リイドの暴走を止める役目を担う。鋭い目をしているが、親しみやすい女性。
弓が得意で目が良く、結構遠くまで肉眼で見ることが出来る。
・ルリ
リイドのチームの一員。人種・冒険者。ギルド・ソレイユラルム所属。
童顔の凄腕見習い魔法使い。
青髪の無口無表情の女性。背が低く童顔のため、実年齢よりだいぶ幼くみられるが、魔法使いとしての適正は非常に高い。
普段から何を考えているか分からない表情をしているが、別に笑ったり出来ない訳ではない。
無口なのは魔法を発動する際に魔法の結果をイメージしやすいように呪文を唱える事があるために、言葉の力というものを知っているので余計なことを口走らないためだが、口下手な部分もある。
・ガザン
リイドのチームの一員。人種・冒険者。ギルド・ソレイユラルム所属。
心優しき大男。
チームのお父さん的立ち位置でルルラの婚約者。恰幅のいい紳士。
人種の中でも縦にも横にも大きい大男で筋肉の塊。礼儀正しく変に斜に構えていないため、誰に対しても正面から応対する。
・ルルラ
リイドのチームの一員。人種・冒険者。
茶目っ気のある妖艶なヒーラー。
チームのお姉さん的立ち位置でガザンの婚約者。女性にしては背が高く、それでいて凹凸のはっきりした体形の持ち主。
ガザンとは小鬼討伐後に結婚する予定だったが、その前にスキア殲滅の依頼が来たので延期になった。因みに死亡フラグではない。
・ヒヅキが育った村の長老
とある村の長。人種。
知識も経験も豊富で誰からも尊敬を集めていた長老。
子どもを集めては知識を分け与えるのが好きだった老人。人を育てることの大事さを知っていた。
コズスィの襲撃時に対話による解決を模索したが、その際に命を奪われた。
・名も無き兵士
とある農家の八男坊。人種。
よくある話の落伍者。
兄たちが家督も農地も全て受け継いだので村の外に働きに出たが仕事が見つからずに賊になった。
最期は恐怖の中でヒヅキに殺された。
・チーカイの露天商。
本屋。人種。
様々な本のコレクター。
本が好きで古書を中心に様々な本集めていたが、趣味と実益を兼ねるために就いていた仕事を辞めてまで店を開いた。実は小金持ちで、商売は趣味の域を出ない。
・時を超えた旅人。
旅人。???
悠久の時を旅する流離人。
妖しい剣を携えた絶世の美女。真偽の定かではない様々な話を人々に語り聞かせる女性。
現在生きているのかも、本当に実在していたのかも不明の寓話の中の旅人。
・エイン
カーディニア王国王位継承権第三位の王女。人種。
面倒くさがり屋の天才。
改まった事が苦手な風変わりな王女。城を抜け出しては時にはガーデンの外にまで出るため、城の警備担当の大臣に会うたびに小言を言われている。
表向き王位継承第三位だが、母親の出自があまりよくないために実際にはどうやっても王位を継ぐことは叶わない。それでも人望と才能があるために、正妃やその子である第一・第二王子からは警戒されている。
本人は王位に興味はなく、寧ろ王位継承権などさっさと破棄したがっている節がある。
・モル・カーディニア
カーディニア王国国王。人種。
老いたかつての賢王。
若かりし頃は賢王と呼ばれた優秀な為政者。しかし老いて身内に甘くなり、静かに国を腐らせている元凶。
分からないくらいゆっくりと国が傾いてきている事に気づいてはいるが、それを食い止める厳しさを既に失っている老王。
・カーディニア王国第一王子
カーディニア王国王位継承権第一位の王子。人種。
分別のある凡人。
エインの腹違いの兄で、細身で知性ある顔立ちをしているが、実際は凡庸な男。
無能ではないが、特別何かに秀でている訳ではない。ただし、それを理解しているために人を使うことに関しては多少光るものがある。
・カーディニア王国第二王子
カーディニア王国王位継承権第二位の王子。人種。
傲岸不遜の口だけ王子。
エインの腹違いの兄で、肥満体の男。欲望に忠実で、周囲に自分が法だと言って憚らない無能者。
欲深さしか持ち合わせていない王子で、周囲に追従者を侍らせては小さなプライドを日々肥大させている。
カーディニア王国国王の正妃
カーディニア王国国王の第一夫人。人種。
実子を愛する母親。
老いて尚美しさを保っている女性。
かつては国王同様に様々なモノが見えている女性だったが、実の息子を王位につけたい欲に駆られてからは視野が狭まってしまった。
・カーディニア王国の宰相。
カーディニア王国の宰相。人種。
王国を支える苦労人。
まだ王が賢王だった頃に宰相位にまで上り詰めた才人。
現在では静かに腐り始めた王国を何とか立て直そうと奔走している。その一環として、どうにかしてエインを王位に就けようと密かに画策している。
・エインの近衛の青年
エイン付きの近衛兵。人種。
実直な青年。
生真面目で信頼できる青年。
エインの近衛兵になってまだ日が浅く、真面目すぎるためにあまり融通が利かないため、エインも信頼こそしているが扱いに困っている。
・ユルド
ソレイユラルムのギルドマスター。人種。冒険者。
見た目が若すぎる紳士。
不老ではないか、年齢を偽ってるのではないかなどの噂が絶えない見た目が異様に若い老人。
人との接し方を熟知しているため、常に好感がもたれる笑顔を絶やさない曲者。
悪人ではないが若干腹黒。
・ソレイユラルム所属の屈強な男たち
ギルド・ソレイユラルム所属の冒険者。人種。
ガチムチな男たち。
気のいいやつらだが悪乗りしやすく、他人にちょっとした悪戯をしては相手に迷惑をかけてはよくギルドマスターであるユルドに注意されている。
実際に同性が好きかどうは定かではない。
・ユルドに依頼を持ってきた女性
ソレイユラルムのハウスキーパー。人種。冒険者。
受付嬢兼管理人兼冒険者。
ソレイユラルムの受付嬢。ギルドハウスのハウスキーパーだが、手隙の時間に簡単な依頼もこなす冒険者でもある。
・天の声
???。???。
ヒヅキにちょっかいを掛ける謎の声。
性別も年齢も感じさせない存在自体が謎に包まれた目的不明の存在。ヒヅキの力について何かを知っている。
・マリア
心優しき女性。エルフ種。
エルフにあるまじき大きな胸の持ち主。
ショッリの森に居たところをスキアに襲われる。膨大な魔力と防御の才に秀でている守りの天才。
絶望の中で助けられた為にヒヅキを神様のように感じ崇めている。
・アーイス
マリアの父親。エルフ種。
かつてエルフ王に王手を掛けた男。
昔エルフ王を掛けて現エルフ王と争ったが、僅差ではあったが敗れたために、掟に従い追放されてしまった。
若い頃はエルフの冒険者と一緒に旅をしていた経験がある。
・マリアの母親
アーイスの妻。エルフ種。
内助の功の体現者。
アーイスがエルフの国を追放された後も文句も言わずにずっと支え続けている穏やかな女性。
・マンス
ハーフエルフの青年。エルフ種。
人とエルフの混血児。
名も無き村で木こりをして生活しているハーフエルフの青年。前々からマリアのことが気になっている。
・名も無き村の村長
名も無き村のまとめ役。ドワーフ種。
代々村長を務めている家系のドワーフ。
村長は世襲制ではないはずなのだが、代々人望が厚いために村長を任せられている。
・代表の一人の魔族の男性
名も無き村の代表の一人。魔種。
魔法に長けた男性。
理解力があるために割と汚れ役を買うことが多い男性。
・代表の一人の龍人の男性
名も無き村の代表の一人。龍人種。
眼鏡を掛けた理知的な男性。
泰然自若としていて、竜人ではなく龍人の男性。竜人とは故郷が違う。
・代表の一人の獣人男性
無き村の代表の一人。犬人種。
近接戦闘に長けた犬人。
獣人の中でも犬人と言われる部族の男性。武闘派だが頭もそれなりに切れる。
・代表の一人の竜人の女性
無き村の代表の一人。竜人種。
うっかりやの女性。
戦闘能力は高いのだが、思ったことをすぐ口にするちょっと軽率なところがある女性。
・今際の際の謎の声
???。???。
ヒヅキに力を与えた謎の声。
ヒヅキの死に際にスキアを倒せるだけの力を授けた謎の声。
・魔族の戦士
戦士。魔種。
最後まで諦めなかった戦士。
同じ魔族の女性と所帯を持つ男性。第一子がもうすぐ生まれる予定。スキアとの戦闘で重症を負った。
代表の一人の魔族の男性とは義理の親子関係。
・竜人の戦士
戦士。竜人種。
最期までスキアと戦った戦士。
代表の竜人の女性の夫。スキアと最期まで諦めずに戦った勇敢なる戦士。
・鬼の戦士
戦士。オーガ種。
強力な一撃を放った戦士。
鬼の中でも大型のオーガ種の戦士。スキアを若干ふらつかせるほどの強力な一撃を放ったが、絶望の中で最期を迎えた。
・人の戦士
戦士。人種。
数少ない人の戦士。
名も無き村では少数派の人種の戦士。スキアとの戦闘で四肢の内三つを失った。
・獣人の戦士
戦士。熊人種。
精神を病んだ戦士。
スキアと勇敢に戦ったが、絶望した際に精神を病んでしまった。
最後まで生を繋いだが、精神は病んだままだった。
・ドワーフの戦士。
戦士。ドワーフ種。
敵前逃亡した戦士。
スキアと勇敢に戦ったのだが、最期にマリアの防御魔法が消えたことに絶望して足をもつれさせながらも逃走を図った。しかしそれは失敗に終わった。
・鬼の戦士
戦士。ゴブリン種。
為す術無く逝った戦士。
鬼の中でも小型のゴブリン種の戦士。マリアの防御魔法が消えたことに気づく暇なくスキアに殺された。
・氷の女王
生命の冒涜者 エルフ種
エルフに恐れられているエルフ
幼い頃に彼女が使える魔法に恐怖した周囲に殺されかけた経験から、極寒の視線で世界を見ているエルフ。
あまりに美しく、それでいて一切表情を変えないところから、若いエルフたちに敬意をもって氷の女王と称されているが、彼女の魔法を知るエルフたちから生命の冒涜者と陰で恐れられている。
もし抜けている登場人物がいたらすいません。
気づけば結構な数が登場してましたね。
これからもまだまだ増えますが、宜しければこれからもお付き合いください。