表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/50

No.1686.溝鼠

リスク承知で賭けてみて見事に負け犬になっちまった

失うだけ何もかも失って

lostした人生は下水の中に消えていった


すれ違った女子高生に笑われた気がして

恥ずかしくなって走り去った


コンビニの帰りアパートの前の排水溝に逃げ込んだ

一匹の溝鼠と俺の目が合った

汚物にまみれてもゴミを漁ってでも生き延びているおまえ

汚い バイ菌だらけかもしれないけども

それでも 生き残る為にかけずりまわる

愛する者も失って目的も失ってしまった

今の俺とどっちがましなのかな


五体さえ満足に動かないこの状況はヤバイ

右足は痺れて麻痺してるし

喉が渇いたけど水を飲む勇気もない


目が合った女子社員に睨まれて凄まれて

たじろいて後ずさりした


この手には何もない 自分自身にも愛想つかして

気力も何もこそぎとられて

全てがどうでも良くなって

やけくそになってこの身は四散した

あの時出会った溝鼠がじっと俺だったものを

少し離れた路地から眺めていた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ