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第1話
本日快晴。
うるさい目覚まし時計に一撃をくらわして黙らせる。
寝起きの悪いわたしは眉間にシワを作って布団を蹴飛ばした。
顔洗って、歯を磨いて、初めての制服に着替える。
朝食にごま塩とごはん。
作るのはめんどくさいのであります。
まだ思考回路は鈍いがなんとか朝食を食べきって、忘れ物チェックは怠らずに靴を履く。
今日から夏鳥晋、高校生になりました。
「とはいえ、馴染みの顔が3人いると新鮮さもあまりないな。」
「失礼なやつだなてめー。」
呟いた言葉に、いち早く反応した一条隆臣は眠そうな目で俺を見た。
「晋…このオレと幼なじみになったが最後、お前はオレの弟だ。」
「なにそれ怖い。」
「ははっ!!いいじゃないか、直樹は晋がかわいくてかわいくてたまらないんだ。」
直樹、佐山直樹はナルシストだ。
しかし、それも様になるイケメンでもある。
もう一人の爽やか系は山上了司。
この3人は俺の幼なじみである。
「くぁ…」
隆臣があくびをする。
それを見ていたら俺まであくびした。
(新しい生活の幕開けである。)
(4月*日の入学式である。)




