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蛍火

裸足で走れ

作者: 夏野ほたる

 

 まず 靴を脱ぐ

 次に靴下

 なにも履かずに

 裸足になったら

 白い白い白い足



 なにも履かない白い足で

 コンクリートを

 土を

 草を

 川を

 海を

 空を

 地球を踏んだ

 


 なにも履かない白い足で

 地球を走れ

 月を走れ

 太陽系を出て

 銀河を走れ



 なにも履かない白い足は

 どこまでも行ける

 走り続けて

 傷だらけになったら

 月の裏側で休めばいい

 誰にも見えない裏側で

 ゆっくりと休めばいい



 なにも履かない白い足の

 走り続けた傷が癒えたら

 走りたければ

 走ればいい 

 走るのに飽きたら

 歩けばいい

 走りたくなければ

 靴を履けばいい

 


 そして

 また走りたければ


 裸足で 走れ

 

 

 

 



走りたいときに走って

休みたいときに休んで

ムリをせずに

自分のペースで

 

どこにでも

行けるんだから


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― 新着の感想 ―
[良い点]  夏野ほたる様、過去の作品にお邪魔します。  なにも履かない白い足で  コンクリートを  土を  草を  川を  海を  空を  地球を踏んだ  私はこの詩の、この部分が好きです。 …
[一言]  走ることも、走らないことも、靴を枷として脱ぎ捨てることも、衣として身に纏うことも。どれも、ゆるされるのが自由。  はだしなのは、その足の持ち主のこころ。
[一言]  何にも縛られない自由。  どこにでも行ける自由。  なんでもできる自由。  本当に行くことはできなくても、気持ちは自由にどこでも行けて、思うままにすごせばいい。  本を読んだり、絵を見…
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