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〜異世界戦記〜  作者: 街角の松
第0章 大まかな世界設定
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勢力図というか世界の均衡具合

 この世界では3つの大国と3つの小国が存在する。


 大国一覧


 ーミズガルズ共和国ー

 ミズガルズ共和国は共和制を制定している多民族国家である。建国から半世紀程しか経っておらず、歴史が浅い新興国。建国者はアースガルズ王国出身の貴族であるが、ミズガルズ共和国における貴族という位は、国に貢献した者に叙勲されるという、名誉上の物に留まる。国家の代表は平等選挙によって決まる。隣接の小規模国家群との外交関係は良好である。多数の民族を統合した為、様々な文化が混じり合い、新興国ながら、化学工業力が急成長した。近年は大国間での偶発的紛争に備え軍備増強に国力を割いている。


 補足:主人公の住む国。主人公の父親の出身国はミズガルズ共和国。母親の出身国はアールヴェイム王国である。主人公の父親の祖父は、アースガルズ王国の下級貴族である。貴族名はルミーアドである。

(主人公の正式な名前は、トレッド{名}・ルミーアド{貴族名}・ルイ{家名}である。)

ミズガルズ共和国の建国者の盟友の一人であるが、主人公から3代も遡る為、主人公の認識は偉かったご先祖様程度である。



 ーアースガルズ王国ー

 アースガルズ王国は単民族国家で、貴族制を制定している大国である。3つある大国の中で最も建国からの歴史が深く、民衆が貴族制に深く馴染んでおり統治能力が高い。また、農業が盛んであり、北方に位置するニヴルヘイム王国に農業製品を輸出している。隣国であるニヴルヘイム王国とは同盟国である。また、アースガルズ王国から東方に位置する小規模国家群の中に属国を持っており、最も領土拡大の野心を燃やす国家といえる。

 

 補足:ミズガルズ共和国建国の立役者はアースガルズ王国下級貴族出身である。


 補足2:各貴族の長たる者やその家族は、政治、軍事問わず教育を受けている。一部内政貴族は除くが、ほぼ全ての貴族の長や家族は幼い頃から軍に所属しており、軍事国家の一面を持つ。上位者に無能な指揮官などは存在しない。これには、貴族は弱者を助け民草の前に立ち血を流してこそ、特権を得られるとの選民思想の元に成り立っており、徹底した貴族教育によるものである。なお、一般市民でも官僚や将校、内政機関の一員に加われるという実力主義的な側面も持つが、幼い頃から政治に関わり指揮統率に慣れている貴族の方が優位性を持つ。差別は恒常的な事柄である為、中枢に加わった一般市民は特に気にしていない。




 ーニヴルヘイム王国ー

 ニヴルヘイム帝国は少数民族国家で、アースガルズ王国と同様に貴族制を制定している。アースガルズ王国の王族親類が北方へ屯田を命じられ、屯田兵を引き連れて現領土を開拓し、その土地に古くから生活する民族をまとめあげて建国した過去を持つ。ニヴルヘイム帝国もアースガルズ王国に次いで歴史が深く、貴族制が深く馴染んでおり、統治能力が高い。アースガルズ王国とは同盟国にあたる。北方に位置する為、他国民は生活できる環境ではないが、自国民は自給力があり、幼少期から狩猟を行うなどで、自然との共存を教育に取り入れている。自然界に適応した国である為、農作物の産出は少ないが自然資源は豊富である。


 補足:原住民との折り合いは良好であり、政治面では安定している。



 小国一覧



 ーアールヴェイム王国ー

 アールヴェイム王国は単民族小規模国家で、貴族制を制定している。地理はアースガルズ王国とミズガルズ共和国との中央に位置し、現在は両国とは相互に関係を持つ。なお、隣国であるミズガルズ共和国とヨーツンヘイム共和国とは同盟国である。アースガルズ王国と戦争の歴史を持つが、戦争末期、建国から間もないミズガルズ共和国が軍事介入した事によって、圧倒的劣勢から一転し、アースガルズ王国軍勢の締め出しに成功、現在の領土は守られた。ミズガルズ共和国の軍事介入によって、アールヴェイム王国の主権は守られたと言える。現在はアースガルズ王国と停戦協定を結び中立地帯国境に両国共に軍を配置している。

 

 補足:貴族制を制定しているが、形骸化しており実情は共和制であるといえる。停戦後、ミズガルズ共和国とヨーツンヘイム共和国との同盟関係を強化し、軍事力増強を行なっている。ミズガルズ共和国国立書には、アールヴェイム王国とアースガルズ王国やその他の侵略戦争の事を東南戦争と呼称している。


 補足2:ワインの名産国で有名である。なお、アースガルズ王国が停戦に応じたのは戦況の劣勢化もあったが、アールヴェイム産のワインが供給できなくなるのは内政上、問題があった為と一説にある。

 



 ーヴァナヘイム王国ー

 ヴァナヘイム王国は貴族制を制定している単民族国家であり、アースガルズ王国の属国である。地理はアースガルズ王国の東方に位置し、旧国名はフリッグ帝国と呼ばれていた。フリッグ帝国は、完全独立国家であり、周辺国との交流がなかった。先の戦争であるアースガルズ王国とアールヴェイム王国との戦争の際に東方方面までアースガルズ王国の帝国主義が及び、その侵略戦争に単独で対抗したが、敗北に終わる。その後すぐにヴァナヘイム王国が建国された。内政はフリッグ帝国のものをアースガルズ王国流に改正され、統治者はアースガルズ王国王族親類がフリッグ帝国皇帝に代わり、統治を行なっている。国民はアールヴェイム王国への属国化に賛同的ではなく、過激な暴動を起こしているが、駐屯するアールヴェイム王国軍にて鎮圧化さている。


 補足:現在のヴァナヘイム王国はアースガルズ王国に外交場として使用されており、ミズガルズ共和国はもとよりヨーツンヘイム共和国やニヴルヘイム王国の王族や有力者を留学させて交流を図る場として世界で唯一の国際大学を運営している。




 ーヨーツンヘイム共和国ー

 ヨーツンヘイム共和国は共和制を制定している小規模国家である。ヴァナヘイム王国やミズガルズ共和国、アールヴェイム王国の三国三角形のややミズガルズ共和国寄りに位置し、隣国であるアールヴェイム王国とミズガルズ共和国との関係は極めて良好である。アールヴェイム王国とミズガルズ共和国とは同盟国であり、また、アールヴェイム王国がアースガルズ王国に侵略された際はいち早く軍を派遣している。

 

 補足:アールヴェイム王国とミズガルズ共和国は停戦後同盟関係を強化し、同盟国内での軍事力の増強を図る為、三国間での軍事交流が盛んになった。



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