見えない鎖
見えない鎖に縛られて、
僕の体は身動きが取れなくなっている。
見えない鎖に縛られて、
僕の体はがんじがらめにされている。
「こいつをどうにかしないと……」
そう思っても、解こうにも解けない。
どんなにあがいても、そこからは脱出できない。
「それは、なぜなのか?」
ある時、やっと気が付いた。
その鎖は自分で巻きつけたものだったんだ。
解くには、一歩踏み出す勇気が必要なんだ。
まだ僕にはその勇気が足りないだけなんだ。
それに気づいた時、僕は、新たな一歩を踏み出す。
そう決心した。
最初の一歩は死ぬほど怖いかもしれない。
だけど、実際に死ぬわけじゃない。
「いいじゃないか。
恥をかいたとしても」
考え込んでしまう性格だから、なかなか行動に移せなかった。
だったら、あまり深く考え込まず、先ずは行動するべきだ。
行動しながら考えればいい。
そして、考えて行動する。
ただひたすら、がむしゃらに、アクションを起こしていく。
この見えない鎖から解放されるには、そんな少しの勇気が必要なんだ。