表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

under 500 Ⅱ

ブラックユーモアによろしく

可愛い子から告白された。


いつも陰から見ていたと言われた。


正直、顔に覚えはない。


基本、顔や名前だけで、その人のことを記憶することは無理だ。


強烈なキャラや言動がない限りは、ただの可愛い女の子となってしまう。


僕は、可愛い子からの告白に返事をした。


『よろしくお願いします』


しかし、そこから悪魔のような本性の片鱗を表してくるようになった。


「聞こえませんよ。ここが海で、今が溺れかかっているときで、私が砂浜側だとしたら死んでますよ」


『ああ』


「動物のお肉は走り回ったり、運動することで、引き締まって美味しくなるんですよ」


「元気な動物は味がいいと言うことですよ」


「その法則に当てはめてみると、元気のないあなたは、食べ尽くしても味がよくない、不味くて不味いただの肉です」


『はい、きちんとします』


「あっ、すみません。ずっと、こういうセリフが言いたかったんですよ」


「今、演劇を少しやっていて、ずっと言ってみたかったんです。大丈夫でしたか?」


『あっ、うん』


「こんな私ですけど、これからよろしくお願いします」


『よろしく』


付き合うことに、不安しかない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ