表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
記憶境日  作者: 紫晶朔実
第Xx+1章ー夜の国編ー二つの王族
12/12

純愛の教会

 少女は呼び止められる。

「こんな時間にどこに行くんだい、お嬢さん。」

 黒スーツに宣教師の格好を組み合わせたような、背の高い翼を持った男性が手を掴む。

「別に何処に行ったって良いだろ。」

 情報屋はその手を振り払おうとしたが、力が強いのか離れない。

「ちょっと遊んで行こうよ。天使n」

 その瞬間、情報屋はその男性の顔から眼鏡を丁寧に外し、その顔面に勢い良く拳をめり込ませた。

 緩んだ手を思いっきり振り払って、情報屋は持っていた眼鏡を投げて一生懸命逃走した。


「あいたたた...全く酷いなぁ。いきなり殴ることないじゃないかぁ。」

 男性は眼鏡を拾い、掛け直す。その顔には打撲跡は見えず、なんの痕跡もない。

「あの人の子とは思えない手の早さ、感服したよ。()()()()()()()()()()()()()


 悪魔は笑う。

 その蒼髪の広がりに天使の翼を重ね合わせて嗤う。

 これからの物語を知っているものの話はまた別の機会に。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ