はじまり2
ちゃがま蓋です。
今回ふたつ目の投稿をさせて頂きました
この話は「はじまり1」と同じサブタイトルと
捉えて読んでくだされば構いません。
今回も他の方々の小説と比べて話が短いですが
楽しんで頂けたら幸いです。
紙に書かれていた内容はこのようなものだった
『・ひとつ,この世界はあなた方の世界で言うファンタジー世界です
・ふたつ,あなたはこの世界ですることとなりますその為ある程度のお金を渡しております
・みっつ,あなたには異世界特典として卓越した
魔法技術の才能を送りました
・よっつ,この世界での会話、文字の理解などは問題ありません
・いつつ,魔法の理解の為に魔導書を送りました
魔導書を出す時は魔導書の名前を設定すれば出現
します
・むっつ,あなたは今日から《リド・フォール》と名乗って下さい
これで説明は以上となります頑張って生活してください』
と書かれていた
「いや待て…突っ込みどころしか無いぞ?」
読み終わると彼女は右手の親指と人差し指で目頭を押さえていた
確かにこのガバガバな説明を見ればそうとしか
思えないだろう
(えっと?まず特に説明もなく異世界転生された挙句知らない場所で生活だよね?なめてんのか?)
まず全く知らない場所での生活となるとそこでの一般常識を知らなければ白い目でみられるだろう
(そして次…私そんな魔法の才能とか欲しく無いんだけど…普通に生活したいんだけど…?)
今の彼女にとって魔法の才能よりもこの世界の
詳しい情報の方が欲しいだろう
(…何より言いたいのは勝手に人の名前決めんなよそれと…魔導書に名前ってなによ?
そんな凄そうな物なのに私が名前なんかつけて構わないの?)
まだまだ突っ込みたくなる気持ちを押さえこれからの事について考える事にした彼女はまず
椅子から立ち上がり酒場の店主であろう人物
50〜60歳程度であろう日に焼けた肌をもつ黒い髭を蓄えた強面の男性に話しかける事にした
「あのー…すいません…」
男性は彼女を見つめイメージと違った高い声で
ぶっきらぼうに「何だ?」と告げる
「ンフッ…‼︎」
不意打ちの高い声に笑いを堪える為下唇を軽く
噛む…
男性は軽く彼女を睨みつつも何も言わない
彼女はおそらくプルプルと震えているだろうなと思いつつも
落ち着いた様子を繕いつつ
不自然に思われないように質問をする
「…実は…ですね…」
ちゃがま蓋です
今回も『第2の人生はオワコンだった…』最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。
今回も様々なコメントを待っております。
面白かった以外のほかに改善点や面白くないでも
送ってくださって構いません。
皆さまから面白いと思われるような話を書ける
ようにこれからも精進していきます。
最後に長くなりましたが次回の話も読んで頂ければ嬉しい限りです。
ここまで読んでくださりありがとうございます。