表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/8

嘘。

彼女の優しい顔と、自分を思いやる姿、何もかもが素晴らしく見えて来る。

それなのに、自分がそっけないから、こんなことになってるのに。



「いつも優しいですね。」

「私、そう言うところ好きです。」

「ツンデレさんにもほどがありますね。笑」



全ての声と、表情が自分の心に響く。まるで、空気みたいに染みてくるんだ。





・・


また、今日も芝生に腰掛けて、川の流れを見つめる。これが、いつものルーティーン。

それで、我ながら甘いと思うが、彼女が来るまでその場で待ってしまうんだ。



「あ!今日もいたー!!!」


「うるさいねんて、」


「今日は、いつもより肌寒いですね!」


「……そうやなぁ。」




ごめん、体温が高いのか、肌寒いとかわからへん。

温度がよくわからない。それは、やっぱり自分がおかしい、ってわかってる。

でも、それを悟られたくない。ただ、それだけで。




「今日学校で、」



いつものが始まる。これを聞かないと、1日が終わる気がせえへんな。


いつもより雲の流れが速くて、自分たちだけスローモーションに見えて来る。



「……あかんなぁ。」


「何がですか?」



心の声が漏れてたのか、彼女が返事をする。




「なんでもない。」




また、自分に嘘を重ねる。

これで、何度目なんだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ