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はるひ Side
ずっと見てた。
いつも寒そうにしてる彼女が、少しだけ目に入って。元々は川の流れを見て、自分を落ち着かせようとしてただけだったのに。
それなのに、いつも頑張ってる彼女を見て、自分も、なんて思いを抱いてて。
まあ、結果論的に無理だからこうなってるんだけど。
「おはようございます!」
元気に話すその姿が、自分の心に住み着いていた。
いつしか、彼女も高校生になってて。
綺麗になってた。
「そんな見んといてや。」
そんなことを口に出してた。彼女も彼女で驚いた顔をしてて。
あぁ、この子の反応、好きだな、なんて。
自分なのに、自分じゃないようなことを言っていた。
「いつもここにいますよね、なんでですか?」
言えるはずないやろ。君に会うためだ、なんて。
高校生に会うために、朝からずっとここにいました、なんて、犯罪になりかねない。(と思ってる。)
だから、咄嗟に出た言葉で誤魔化してしまった。
「初対面の人に、質問責めするん??」
そんなことが言いたいわけじゃないのに。
そんな言葉でも、微笑んでくれる彼女は、僕の中で光だった。




