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第二話『血塗られた道』 その2


※遅くなってすみません…。m(__)m


相当文章に煮詰まってしまって、そのループから抜け出せませんでした…。


て言うか、今もそのループの真っただ中です…。


本当、遅くなって申し訳ありませんでした。

 そう言うと、一拍置いてイヤホンの向こうから、安堵とも悲しみとも取れる声で、そうか、と返事が聞こえた。


『…じゃあ救護班が必要だね。丁度今そっちに向かってるところだから、それまで宜しくな』

「了解」


 聡波は、もう用は無いと言わんばかりにイヤホンとマイクをズボンのポケットに突っ込んだ。

 足元を確かめるようにゆらりと立ち上がると、水槽の方を振り返る。

 割れた水槽の中に、深く瞼を閉じたまま、座り込んでいる少女が居た。

 水槽の床から発せられている青い光が少女を包み、そこから発せられている電子音が周囲に音を響かせながら、微かに聡波の耳へと届いた。


「………」


 あの男は、何者だったのだろうか…。


「能力者…、か…」


 あの動き、空中で高速に移動する事等、普通の人間には勿論出来やしない。

 しかし、高速で物が移動するのであれば、大概のものは、聡波の動体視力で捉える事が出来るだろうに、あの男の場合は、聡波のそれでも捉える事が出来なかった。

 つまり、空中であろうと移動する事の出来る能力なのであれば、聡波の目で捉えられぬ程の速さで移動したのだと考えられなくも無いが…。

 こびり付いた黒い影が脳裏をよぎる。

 あの鎌は、一体何処から現れたのだろうか…?

 いつの間にか俯いていた顔を上げると、聡波は少女の元へとゆっくりと歩を進めた。

 水槽の切り口に手を伸ばせば、触れた場所から赤い血が溢れ、水槽を伝い落ちる。


「………」


 それを眺めていると、伝い落ちた血が生き物のように動き始め、足を生やしたように水槽を這い登ると、聡波の皮膚に絡みつき、あっという間に溶け込んで消えた。

 そこに、血の跡どころか傷跡すらももう無い。


「…切り口が、有り得ないくらい綺麗だな…」


 己の掌を見つめて眉間に皺を寄せる。

 あの男の持っていた黒い大きな鎌は、一体何だったのか…。

 聡波の入って来た扉の向こうから、複数の人間の足音が微かに聞こえてくると、思考に没頭していた聡波はハッと我に返った。

 足音は、急速に、かつ静かに歩み寄って来た。


「そうは!!」


 扉が躊躇無く開かれた瞬間、部屋に響くよく知る声。

 振り向きざまに見た見覚えのある顔に、聡波はいつの間にか詰めていた息を吐き出した。


「おやじ…」











「………って、オイコラ聡波!!なんだこの服のあり様は!?切れてるじゃないか!!」


 直正は、聡波の着ている、斜めに真っ二つに切り裂かれた有名ブランドのスーツを指差すと、辺り構わず真っ青になって叫んだ。

 唖然とした顔で部下が見ているのも、敵基地のど真ん中だという事も、もうすっかり忘れている。


「アレクシアに何て説明すれば良いんだ!?」

「………」

「あぁあぁ…、こんなにしてーー!!って言うか、何があったんだ!?あれ程怪我すんなって日頃から言ってんだろーー!?お前なぁ、俺だって、いつまでも温厚なフリしてると思ったら大間違いなんだからなーー!?」

「…フリだったのか…」

「突っ込むとこは、そこじゃなーーい!!」

「………」


 一通り叫ぶと、直正は両手で顔を覆って項垂れた。


「あぁ…、なんて事してくれたんだ…!お前って奴は本当に………(以下省略)」

「………」


 いつまでもメソメソと、いい加減腹の立ってきた聡波は、直正の脛に一発蹴りをお見舞いしてやった。

 それを諸に食らった直正は、くぐもった呻き声を上げると、足を抱えてしゃがみ込む。


「…い゛…っ!!たいじゃないか…っ!…なにを…っ」

「うるせぇ、もう良いんだろ?さっさと車に戻るぞ」

「え…?」


 悶え苦しみながら地面をのた打ち回っていた直正に背を向けると、聡波は振り返る事もせず扉の方へと歩き出す。

 聡波の行動に目を白黒させながら、直正は慌ててその背中を追いかけた。


「えっ、ちょっ…?そうは!?もう行くの!?ってぇか…、俺の話聞いてた!?ねぇ、そうは!!?おいっ!無視すんなよ!!」

「うるせぇ!!!」

「…は…っ、…はい…、すみません…」


 聡波の苛立った弩号は、14歳とは思えぬ怖さで、震え上がった直正は、ただ素直に謝って下僕の様にその後ろを付いて行く事しか出来なかった。

文章がこれが限界でした…、すみません…。m(__)m


頑張ったんですが…、結局こんなになってしまって…。


や、もう、謝ってばっかなんですが、ごめんなさい…。m(__)m


機会があれば、書き直すかもしれません。

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