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姉勇者にこき使われる弟くん  作者: ぷくぷく
2/2

過去の追憶

魔王が出現するまで人々は人間同士で争ってきた


王国や騎士達の派閥である〝ストング〟


王や貴族達の身分制を打開するために戦う〝メサイラ〟


そしてどっちつかずのギルド 〝アタラール〟


正直なところ、俺はその時代を詳しく知らない


なぜ人間同士で争うのか


こんな簡単に思えることも、魔王が出現した後に生まれた俺にとっては関係のない話だ


姉貴は俺が3歳の頃、勇者として国から迎えられた


そういえば、あの頃からだっけ


姉貴が変わったのは……


当時の俺は、魔法の使い方を町医者である父から学んでいた


魔力だったり属性っていうのは親からの遺伝らしいが、基本的には努力次第で使えるようになるらしい


もともと俺は治癒属性がなかったんだけど、父の背中を追いかけるうちにいつしか使えるようになっていた




「上手になったな〜、マルス。もうすぐ中級も使えるんじゃないか?」


「うん!ありがとうお父さん」


「マルスが毎日手伝ってくれるからお父さん本当に助かるよ。疲れたら休んでいいからね」


「うんっ!……あれ、そういえばお姉ちゃんは?」


「エレナか。エレナは用事があってね。帰って来たら一緒に遊んだらどうだい?」


「わかった!お姉ちゃんにお願いしてみる!」


姉貴が帰って来たのは、町が崩壊してからだった


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