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俺は絶対、姉貴に屈しないんだからな!
いつからだろう
俺が姉貴に従うようになったのは
いつからだろう
俺が何も考えずに言われるまま、受け入れるようになったのは
世間一般では、これは普通のことらしい
弟は馬車馬のように姉の要望を叶え、そして一生こき使われる……
……こんなことがあっていいのだろうか
いや許されざる所業であろう
だから俺は姉貴に言ってやる
「ない!断じてない。なぜ弟が姉にこき使われなければならんのだ!」
言いきった感覚は最高だった
そう、言いきった後に鬼の形相を浮かべた姉を見るまでは……
「ふーん」
姉貴は一言しか発さなかった
なぜなら俺はすでに、髪を地面にこすりつけていたからだ
「俺が悪かったです!すみません!」
これはそんな男の話である