理不尽、簡単なオシゴトを押し付ける
わたし、クラウス・ベッケンドルアーは今、理不尽にさらされていた
「まったくオマエらのせいでこっちまで付き合わされる羽目になったじゃないか。
とりあえずの目標はなんたらのしりだかケツだかの階級を上げるのが先決だな。」
「天使の鏃です。」
「クソどうでもいい情報をありがとう。
そんなことよりポイントを集めるんだよな?
今どれくらい集まったんだ?」
「七枚花の昇級条件は1,000ポイント、
今は半分の500です。」
目の前にいる理不尽、もとい女の名前はエミリー・リズハルト、
今回の件の原因となった人物だ
色々な噂がある謎の人物だ
外見は、
身体的な面で見ると、平均的な大人の女性大体二十代くらいの年齢に見える
だが童顔気味なので幾分幼く見えるのが残念な部分だ
「今何か失礼な事を考えなかったか?」
ギクゥ
「いいえ、何も。」
「残念とか思わなかったか?
思わなかったのならいいが。」
そう、彼女は残念と言われるのが嫌らしいのだが、
こちらからすれば残念以外の何物でもない
くたびれたローブにくたびれた三角帽、
そこから飛び出ているくせ毛は自己主張の塊だ
階級は不明
相当の実力者という噂だが、残念な噂ばかりで真偽は不明
最近は暇という理由で適当にパーティーを組んでいるらしい。
そのお鉢が回ってきたのだが、約束の時刻になっても来ず、
五日も無駄にしてしまった。
もう嫌だ
泣きたい
この理不尽どうにかして
さっきから飯はバクバク食うわ、
それなのになんか上品に見えるしさぁ、
詫びくらいいれろ!
「そういえばずっと寝てて悪かったな。
寝たら起きれる時とずっと寝る時があってだな。
まぁ運が無かったと思ってくれ。」
さらっと流されタァァァァァァ!!!
「それにしてもあと500ポイントか。
それならアレが丁度いいな。」
何故か悪い予感がする.....
「いえいえクエストはこちらで用意するので。」
「いやいや、わたしも悪いと思っているのだしこっちで用意するさ。
そんなに難しいオシゴトじゃないさ。」
「そうですか?」
「あぁ、
ちょっと竜を捻りに行くだけだよ。」
「......は?」