理不尽、歯に衣着せず
説明会が多いっ!
そろそろ本編戻りますのでご容赦をっ(汗)
花と娯楽と芸術の国、フラワーガーデン。
その王都、ローズフリーデンへの帰り道、
異常個体の竜をぶっ倒しなんか色々あった今回のクエスト。
普通なら死ぬほど疲労(精神的)が溜まっているにもかかわらず、
【天使の鏃】のリーダー、
クラウス・ベッケンドルアーが徐に口を開いた
「あの、
質問よろしいですか?」
と、質問を放った相手は、
「よろしい。
許可しよう。」
傲慢不遜、傍若無人、唯我独尊。
まさにそんな言葉が似合っている。
その女こそ、世界第三位にして、魔導の頂点にいる者、
寝癖だらけで、退屈そうに笑っているこの人こそ、
今回の元凶である、
エミリー・リズハルトその人である。
「ずっと疑問に思っていました。
でも、気のせいだと思っていました。
けれどあなたの実力を見てしまった今、確信せざるおえない。」
「長い、ウザい、まどろっこしい。
さっさと言え、腰低男。」
「これは手厳しい。
では失礼して、
あまりにも魔物との遭遇が少なすぎる。
これは貴女の所為では?」
そう聞いたクラウスに他の三人が同意する
全員違和感はあったようだ
「やっと気づいたか。
最初に言っただろう?
わたしのおまじないはよく効くんだ。」
「やはりアレで....。
ですがいつそんな魔法を使ったんですか?」
それが疑問だった
最初の遭遇以外魔物に会ってすらいない
そんな広範囲に及ぶ魔法を見抜けない訳がない
なのに分からなかった
「オマエらがやった手遊び、
アレはわたしと魔力パスを繋げて敵味方の区別をして、
あとは半径一キロの魔物を粉砕する魔法をかけた。
わたしはこの魔法を『サーチ&デストロイ』と名付けた。」
「そのままですね。」
と呆れ顔で呟く
「それにしても“マナ”の揺らぎがなかったのだが?
普通は体内の魔力、“オド”を魔法として放出する。
その際に大気にある魔力、“マナ”が揺らぐはず。
だが、今回そんな物は感知出来なかった。」
「未熟なだけだろ。」
と憮然に返す彼女を見かねたのか、
「あの、ちょっとは歯に衣着せてください〜。」
今まで寝そうだったカナが口を挟む
「だが断る!
わたしの辞書に遠慮も妥協も存在しない!」
自信満々の表情で語る
「存在してください。」
黒い笑顔を時々顔を見せるようになったクラウス
ストレスのせいなのか.....病んでるな、うん
「わ、分かったからそのキモい笑顔やめろ。
と、取り敢えずさっさと帰るぞ!」
ペースを早める彼女に、
クラウスは無表情を向けていた




