理不尽、ライ◯ーキックを放つ
「しかし本当に竜なんていんのか?
まさかのレッサードラゴンの見間違いだったりしてな。」
「もしそうだとしたら今までの苦労とか返して欲しいです。」
二人の言葉に即座に返す
「断言しよう。
それはない。
なんせ対価はギルド職員中数人の命だ。
死に物狂いで情報を集めているさ。」
「じゅ十数人って…。」
「まぁ情報収集に長けた人材だから戦闘能力はあまりないが。
でもそれだけの命がかかってる。
だが、今どのくらい進行しているかは未知数。
噂でも流せば出てくるかな?」
にやけた顔でシャレにならない言葉をぶち込む
「『噂をすれば』と言うやつか?
まぁ来たら来たで私が焼き払ってやる。」
「頼もしい頼もしい。」
「クラウス、もうこいつ殴っていいか?
いいだろ?」
「はいはいおしまい、この話おしまい。
それと、これ以上は連携に支障が出そうなのでもう私が全て会話しますね?」
「何故だ!
せっかくのおもちゃなのに、お前は悪魔か!」
「騎士です。」
「うっさい!
そんな態度とるんだったらこっちだって考えがあるぞ。」
「ほぉどんな?」
「あっ竜来た。」
「そんな噂いいですよ。」
「何回も言ったらそのぶん早く来そうだな。
竜が来たぞ〜竜が来たぞ〜竜が来たぞ〜。」
「子供ですか。」
「何事も子供のようにフレッシュにな。
あっ竜だ。」
「だからそんな……。」
GraaaAaerareraRaa!!!!
「マジで来やがった !」
「ホラ見たことか。」
「そんなこと言ってる場合じゃ!」
「ふむ、皮膚が黄緑、風竜で間違い無いみたいだな。」
「それなら 、
《獄炎轟雷》 !!!」
「ほう、雷撃魔法と爆裂魔法の複合か。
まあまあやるじゃないか。」
「 GruaArararRarararRARArara!!!」
竜は苦悶の表情をあげながら落下していく
「いけるぞ!」
「だがダメだな。」
突如竜の口元に膨大な魔力が集まると、
キュィィイィイィィイィイイン
ゴウッ
「なんだ今の威力は…。
この草原の半分がガラスみたいになっている…。」
「そろそろ代わろうか?」
「助太刀無用っ。」
「このまま魔法で押し切るぞ !!!」
「《インフェルノ》《ムスペルヘイム》!!!
どうだ!」
「GyaooOaaroaaaroaoroa!!!!」
「なっ効いていない!」
「皮膚の色が変わっているぞ!
茶色!?なんで風属性が土属性に!!!」
「竜以上は稀に属性変化する。
今回は運がなかったな。
メガネとは相性最悪みたいだし。」
土属性は雷属性に強く、火属性の魔法を受けると硬化するのだ
「やれやれわたしの出番ということだな。
オマエらはどっかに避難しとけ。」
「ですがっ」
「すぐに終わるさ。」
「 Gyoauaruaouer!!!」
「とりあえず、」
そう言っている間に淡い若草色の光を身に纏う
色からして身体強化系
そして、メアリーは、跳んだ
数百メートルの距離を
そして空中で回転を加速させていき、
「死ねやぁ!!!!!」
ズバァァァアァアァァアン
次の瞬間には竜は数十メートルの距離を吹き飛んでいた
「「「「へ?」」」」




