6話 治療方針と健引き治療
携帯電話からの投稿でしたが、携帯電話が壊れるは、資料を注文すれば3ヶ月放置されたり、仕事で無実の罪を被されたり。
最悪の事が重なりました。
不定期になると思いますが、宜しくお願い致します。
治療が終わってからカルとテルサに腕時計の使い方と文字の意味を教える。
渡したのは、針とデジタルの両方のタイプで頑丈で太陽電池で動くタイプ。太陽の光で動くと教えたら、驚いていた。
アラームが鳴らないように設定した。悪いタイミングで鳴る危険回避の為。
カルが白で、テルサが赤にした。
数字を覚えるのに時間が掛かるとおもうが、時間の計り方は、神からの魔道具で針で示し計る物がありすんなりと理解した。
翌日。
教館の前には行列が出来いた、僧侶の列は昨日より長い。
「今日より、獣人族の方々もご奉仕していただきます」
タフー教館長は告げる。
マゼラ修業教館の見習いは、タフーの町でまず同種族に奉仕したあとに他種族を治療奉仕・祝福を行う。慣れてから他種族に奉仕するのが手順らしい。
「獣人族の方は、短気な方が多いので注意して下さい」
「自分は話しを聴き身体を触り身体が教えてくれる状態から、不調の原因に辿りつく。このやり方しか自分にはありません。御忠告感謝します」
タフーの教館長は自分のやり方に不満らしい、この治療しか自分はわからない為。このやり方でやるしかない。
治療を開始すると、昨日針を打った人達がお礼を言いにきていた。
嫁に付き添はれて歩く事もできなかったお爺さんが、なんとか杖で歩けるようになった、息子が漁師でお礼だと魚を置いていった。また、夕方来てと返事をすると、嬉しそうに杖をつきながら帰って行く。
お爺さんには健引きという技術を使かった。江戸時代に旅回りの柔術使い達が使った業。
明治なり、定住するようになり、あまりにも効く為に患者が治ってしまい、患者が居なくなり、忘れされた業。
旅回りの頃は、皆治っても移動すれば患者は居るが、定住したからには移動でぎず。余りにも効く為、自分の首を絞める結果になり、忘れさられた因果な業。それが健引き治療。
少し前に本が出たので勉強した。素人はダメよ。
獣人達に急かせられるが、とにかく話しを聴く。
夕方になり、お爺さんも杖を付きながらやって来た。
健引き治療は5分から10分で終わる。それで治るから、魔法より凄いと呆れられた。
3日目
治療と祝福の列が長い、今日で最後の為列が途切れない。
それでも、夕方になり最後の患者を送り出す。
これでも目立って無いのかな。
教館で夕食を頂く。魚が多い、治療のお礼として漁師達が持ってきたそうだ。
早朝に旅立つ、朝の早い漁師達が見送ってくれた。
目的地は、あざらし乙女の村、ロトト村だ。あざらし乙女と人間の混血が多い村だ。
半日歩き、ロトト村にはいる、老婆が村の入り口に座っている。
教館の見習いの巡礼だと気付いたみたいで、挨拶してきた。
老婆の手には、指と指の間には河童の様な、水掻きがあった。
次話はなるべく早く投稿するつもりです。
不定期連載になると思いますが、宜しくお願い致します。
タイトル変更しました。
参考文献
健引き治療入門 BABジャパン
小口 昭宣 著