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300文字で行こう

礼儀作法

作者: asaghi

ばったり。路上で彼に出会う。

私のロボットの挨拶が早かった。

彼のロボットが挨拶を返す。

“承認完了”のシグナル・ランプが淡い緑色に輝く。

そこでようやく、本人同士が、微笑み合う。

「久し振り。元気?」

「わー。吃驚した。」

マイ・ロボットを連れた二人は、その場で別れる。

良い天気。

通りを行く人々は皆、ロボットを連れている。

犬までが連れている、訳では無く、お散歩モードだった。

赤いマフラーを首に巻いたロボットを見かける。幼馴染のロボットだ。当然、本人もいる。

赤いマフラーは“現在、設定をリセット中”のサインだ。

だから、挨拶しないで、すれ違う。勿論、向こうもそれで怒ったりしない。


礼儀作法とは、そう言うものだからだ。


               

                * The End *

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― 新着の感想 ―
[一言] 初めまして。 海茂と申します。 こういう短編小説、個人的に大好きです!! 未来の人間関係を想像して、楽しむことが出来ました。
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