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第8話 総長
「山下」から報告を受けた総長「アダムス」は静かに答えた。
「引き続き調査をお願いします。」
「山下」は「承知いたしました。早急に調査して報告いたします。」と答えて部屋を後にした。
第2期の移住計画が進んでいる中で、今回の事件が起こってしまった。実際には事故なのだが「アダムス」の中では事件になっている。
「アダムス」は受話器を取り連絡を入れる。
相手は世界機構の調査部だった。
調査部は「アダムス」直属の情報調査部となっており、組織図に記載されてもいない部門となっている。
各国の思惑が働くこの世界機構では、嘘と欺瞞が蔓延しており部下からの報告に対する信憑性が全くと言っていいほどない。
「アダムス」は調査部長に対し「山下」からの報告を伝え、真実を探るように指示出した。
「山下」は調査部の存在を知らず、自身の保身の為だけに嘘の報告を行った。調査部の情報収集能力は優秀で、「山下」嘘が露見するのも時間の問題だった。
「アダムス」はとても優秀な人物で、政治、権力、金などの人間性を損ない兼ねない事象に冷静かつ沈着に対応していた。だからこそ世界機構総長の座に座れた。
その頃「エルピダ」では新たな展開があった。




