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詩全集3

あたためるもの

作者: 那須茄子

あのとき

なんでもない日だと思ってた


まさかそれが

こんなに続くとは思わなかったんだ




コンビニの灯り 

にじむ横顔

「おでん、食べる?」って聞かれて

うんって言ったその声が

冬よりも先に染みてきた


きっと


気づくのが遅い

それは僕ららしさだと思うよ


すぐに始まらない恋だから

長く続けられるのかもしれないね



ふたりだけのルール

まだ増やしていいかな

・月曜の朝はココアを飲むこと

・喧嘩しても寝る前に

足先だけでも触れていること






君のくしゃみが

あんまり可愛いから

ティッシュ取るの忘れて

見惚れてた

そしたら少し怒って

すぐに笑う

「もう!」が

今夜いちばん好きな言葉になった



どんな未来を願うより

今のことをちゃんと覚えていたい

流れ星じゃなくていい

君の横顔に映るテレビの光で十分



いつか終わりがくる日まで

「ありがとう」は何度でも言おう


僕は明日も

君のそばでおでんを買ってくる

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