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78話

ゲームセンターでは結局遊ばず公園で解散となった。

その後の変化としては苑田くんと女性陣の距離感がぐっと縮まった。

苑田くんの美容知識は相当らしく、特にさくらさんとは話が合うらしい。

愛と桐生さんと鏡さんも女子力を磨きたいらしく苑田くんの話を真剣に聞いている。

どのメーカーの化粧水がいいだったり、このメーカーのパックがよかったりと俺や敬都にはわからない分野の話ばかりをしている。

女性陣が真剣に話を聞いているのをみて、他の女子たちも集まって話を聞いていたりした

クラスの男子は急激に苑田くんの周りに女子が集まっているのが面白くないのか


「男が美容の話で点数稼ぐなよ」


「なよなよしやがって」


「俺も美容の勉強しようかな」


聞こえてくる声のほとんどは「嫉妬」で転校生の苑田くんが羨ましいようだ。

数か月後クラスで美容男子が増えたのは間違いなく苑田くんの影響である。


「春乃さんもスキンケアちゃんとしているよね」


「うん。私も自分の肌に合うの見つけるの苦労したから」


「わかるわかる。肌によって合う合わないがあるから難しいよね」


「そうなんだよ」


「苑田くん女子じゃん!!春乃さんと同レベルで話しているよ。すごい」


「いやいや、姉が2人いて、母と合わせたら3人の女性の中で育ってきたから自動的に興味持った感じかな。それに最近はメンズ美容は普通になりつつあるし、通っている美容室の美容師さんがコスメに詳しいからいろいろ教えてもらっていた感じかな。まぁそれは転校する前の話だけどね。」


苑田くんには2人のお姉ちゃんがいるらしい。

その影響で女装もするようになったのかな?

もちろん女装に関しては学校では言わないようにしている。

なので苑田くんは美容に詳しい男子という設定になっている。


その後も時間が経つにつれて苑田くんのことを知っていった

運動神経は普通で走るのは好きではないみたいだ。

汗をかいた後のケアはちゃんとしている。

着替えるときは女子がよくする肌を隠しながら着替えていた。

勉強はできるほうらしく、授業にも難なくついてきている。

やはりさくらさんとは気が合うらしく休み時間のたんびに話している。

さくらさん推しの男子からは少し厳しい目を向けらられているが、本人は特に気にしていない。


時間はたち苑田くんが転校してきてから1カ月が経った。


「苑田くん今度の週末遊びに行かない?」


「週末ですか?」


「うん。私と愛ちゃんと天音ちゃんと朱里ちゃんと」


「その中に僕が入っていいんですか?」


「もちろん。むしろ私たちにいろいろ教えてほしいぐらい」


「それはいいですけど」


苑田くんはちらっと俺の方をみた。

愛と一緒に出掛けるのに申し訳なさを感じたのかもしれないと思った


「いってきなよ」


「いいんですか?」


「逆に俺たちがそこにいるほうが邪魔だと思うよ。愛なんて苑田くんの話聞いて毎日スキンケア頑張っているらしいし」


これは本当らしい。

今までも軽くはやっていたらしいが、苑田くんと話しているうちにスキンケアの重要性や化粧にも興味をもったらしい。

その成果もあって愛の肌は前に増してツヤツヤしている気がする

化粧も少しすることで大人びた印象を作ることができている。

「みっちゃんのために可愛くなるかなね」と意気込んでいたけど、既に可愛いから大丈夫は頑張ろうとしている愛に失礼と思って「頑張って」とだけ伝えておいた。



「そうなんですね。それならご一緒してもいいですか」


「もちろん」


そういって週末の日曜日に苑田くんを加えて女性陣で遊ぶことになった


「瑞樹さん」


「なんだい敬都さん」


「僕たちはゲームでもするかい?」


「それはいい考えだ」


「日曜日の10時に瑞樹の家でいいかい?」


「11時にしよう」


「了解」


「こら、あんたたちはもっと早くから行動しなさい。ゲームするのもいいけど10時から遊んで最後に少しこっちに顔出す」


さくらさんが俺たちの話入ってくる


「え~」


「え~じゃない」


「「はい」」


最近さくらさんの母ちゃん感が半端ない。

俺たちみたいなオタクの週末はアニメを深夜までみて、朝からは少し遅めに起きてゲームするぐらいが通常運転なのに健全なさくらさんはそれを許さない。

週末の朝はグループでラインが入り、寝ていたら電話がかかってくることもある。

まぁ人によってはめんどくさいと思う人もいるかもしれないけど、俺と敬都としては自分に甘々な週末に朝からたたき起こされるのは起きた後の1日が長くなるから、それはそれでいいと思っている。


「瑞樹、10時に家にいくね」


「わかった」


「なら私が9時にみっちゃんの部屋に起こしに行くね」


「わかった」


「リア充爆発セロ」


「なんでだよ」


「はははははは。やっぱりみんな面白い」


俺たちの会話を聞いて苑田くんが笑いだす


「面白いか?いつも通りだけど」


「面白いよ。じゃぁ二人とも日曜日の最後には顔出してね」


「わかったわかった」


俺たちの週末の日程が決まったのだった


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