35話 ルート変更
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「・・・コイツ、表情薄いな。」
お兄ちゃん、ごめんね。最後まで私しっかり謝れなかった。
「お前の兄は恨みが多くてよ」
「・・・」
「どうせ、捕まるのは確定してるから、可能な限りお前を苦しめてからにしようと思ってな」
「・・・」
コイツをこれ以上を楽しませない、せめてそれがお兄ちゃんへの償い。
「いやー本当に騙されてときのお前の兄は滑稽だったよ。」
「・・・」
クズが、
「お、今クズって思った？？でもお前も一緒だろ」
「・・・そうね」
私はお兄ちゃんが助けてくれると思っている。
いやそれは無理かお兄ちゃんはきっと今探してくれて居るだろう。だがここを見つけるには超能力者くらいしか無理だ。お兄ちゃんはそうじゃない。
男は
こんなことなら、お兄ちゃんにもっと優しくして、無理矢理にでも、こうやって奪えば
「じゃあ、頂こうかな」
その時、警察が入ってきた。
「あれは」
「お前、宮城」
「・・・このクズが！！」
宮城は元カレにストレートを決める。
「・・・貴方が追放してくれたんですか？」
「そうだよ。たまたま学校の帰り、貴方が誘拐される所を見つけてね」
「ありがとうございます」
「いいよ、私もコイツ実は元カレでなんだよね。むしろ巻き込んでごめんね」
「・・・そうだったんですね」
「とりあえず、良かった。これでアイツに少しは恩返し出来たかな・・・」
「アイツ？？」
「そう、丁度貴方が熱心に見つめてた。キスされた男」
「それってまさか」
「小宮って奴」
「お兄ちゃん」
「まさか、妹だったのか、なるほど何で貴方を誘拐したのかわかった」
そいつは今警察に運ばれてる。
「とりあえず、もう遅いし帰ってお兄ちゃんに顔を合わせてあげな」
「・・・ありがとうございます。」
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