31話
クラスメイトは俺を見て笑っている。
まだ観察は続いている。
「ショウくん、何でも言うこと聞くからお願い、もう一度だけ付き合って」
「・・・」
いや、傍目から見たら普通に修羅場で面白く見えるのか、だがそれはいつものことで今日は特に多い気がする。流石に飽きてくるだろう。それがまだ続いているから驚きである。
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放課後
元カノは強引に俺に抱きついて来た。最近たまにこれをして来て本当に迷惑している。
「どいて」
「嫌だ!!」
「頼むから、マジでどいて」
「いや、ショウくんがいいって言うまで離さない。」
うざい、無駄に感触がいいのがさらにうざい。
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放課後
「あっ、先輩」
「えっなんでここにいるの!!」
「むしろ、お前こそいつまで着いて来てるんだよ。」
「私はショウくんが好きだから、それに妹に取られたくないし」
「お姉ちゃんはもう元カノだから関係ないよ。、ねぇ先輩このあと一緒に出かけませんか??」
俺はめんどくなりそうだから答えず自転車に乗って逃げる。
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「ただいまー」
妹の返事がない。どうやら今日は帰ってないようだ。最近帰ってくるのが異常に早かったからな、本当は今部活だろうしな。
もしかして、今までは俺のこと心配して早く帰ってくれたとか??
【クソ兄貴】
いや、それはないか。
でも妹が居ないとやっぱり寂しいな。
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23時
あれっ、本当に妹が帰ってこない。こんな時間まで帰ってこないのは久しぶりだ。こんなに遅いと俺が心配して親に連絡されることを恐れて、絶対に連絡して来る筈だ。
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最終章に入る予定です。おそらく10ー15話くらいで完結出来たなと思ってます。
今までエアの作品なら主人公は間に合いますが、