8 魔法②
魔法陣をその場で描いて、発動させるのは至難の業だろう。
上級魔法師やマスタークラスともなると、その場で空中に描き発動させることもできるそうだが、我々のような初心者は、
予め描いておいた魔法陣をもっていき、魔力を充填することで発動させるのが手っ取り早い。
なお、一度発動したら魔法陣は消えるようで再利用はできないようだ。
カードゲームも同様で、常に購入させるように仕組まれている。
「いろいろな魔法」の本より、簡略化すると
A.生活魔法
生活に必要な水や火、風、土の創生を比較的小規模で発動させる魔法である。魔法陣型とスペル(詠唱)型がある。詠唱時間は0.5~1秒ほどを要する。
B.攻撃魔法
魔法陣型とスペル(詠唱)型がある。
魔法陣型は詠唱を必要としないが、魔法陣の大きさや魔力に比例し、スペル型に比べると小規模で威力も小さい。
スペル型の詠唱時間は3秒~10分ほどを要するが、かけた時間と魔力により威力が比例する。
スペル完成後、空間に魔法陣が浮かび上がり、その魔法陣を行使することにより魔法が発現する。
火、水、風、土、その他の属性がある。
C.防御魔法
魔法陣型とスペル(詠唱)型がある。
攻撃魔法の属性に対抗する属性の魔法陣や詠唱を行うことにより、吸収、反射を行うことができる。
魔法陣の大きさにより、吸収・反射を行える度合いが違ってくる。
詠唱の場合は魔力の大きさにより変わってくるが、通常大きな攻撃に対し、詠唱を行う時間はないため詠唱により吸収・反射を行うのは困難である。
D.回復魔法
スペル(詠唱)型のみ。
傷や怪我、病気などの治療又は体力や魔力を回復する魔法である。
特殊な魔法形態のため、回復魔法が行使できるものは通常攻撃魔法ができないことが多い。
E.召喚魔法
魔法陣のみ
魔法陣に刻まれた文字や絵により、召喚される魔物や悪魔などが変わってくる。召喚された魔物などは、その魔法陣から一定の範囲内で活動できる。
召喚された魔物などは、自我を持ち召喚者に協力することはあっても、支配されることはない。
F.罠魔法
省略 (第1期 第3章 ヨーロッパ編の 8 トラップ魔法 参照)
G.精霊魔法
精霊の力を借りているため、基本的に詠唱や魔法陣はいらない。
エルフが使用することが多い。
心の清いものが持つことができるとされる。
H.デビル(悪魔)魔法
悪魔の力を借りているため、基本的に詠唱や魔法陣はいらない。
魔核のある魔女やマスターが使うことが多い。
悪魔召喚魔法陣などにより、悪魔を召喚し、供物(人間などの生き物が多い。)を与えることで、悪魔と契約し力を得る。
精霊魔法と対極にある。
I.個体特有スキル(魔法)
希に生まれながらに又は突発的に発現するその個体特有のスキル又は魔法。
(本には書かれていないが、剣神世界では一般的に各個体に1つ特有スキルを持つとされるが、魔神世界では複数持つことが多い。魔力も魔神世界の種族の方が平均的に高く、魔法の種類も多く魔術が発達している。)
J.その他の特殊な魔法
・結界魔法
魔法陣を使わず、魔物や攻撃を防ぐ魔法。
・精神魔法
一部の魔物(サキュバス等)が使うことが多く、精神に干渉し、性的興奮や精神異常を発現する。
・移動魔法
魔法陣により特定の場所に移動する魔法。
距離により使用する魔力の大きさが比例する。
だいたいの魔法は把握したが、使えないものが多い。また使えたとしても使いこなせるかは別である。
魔核魔女が相手となると、デビル魔法を使ってくることも考えられるが、詠唱する魔法は、幾分かの時間がかかることが分かった。
今からつけ刃の魔法を覚えるより、剣神世界での経験を生かした方が良いかも知れない。さらにデビル魔法を使われても、乙女達の精霊魔法で十分に対抗できるだろうと考えた。
対抗策は考えた。
国からの依頼という大義名分もある。
明日はハクビをひどい目に合わせた魔核魔女とマフィアを掃討しよう。
「あっ ハクビ忘れてた。ハクビ!」と呼ぶと、ひょっこりと瓢箪から出てきた。
「お父様。ひどいよう。お腹空いたぁ」
「ごめ~ん。今、稲荷うどん作ってやるからな」
と言って、夜食替わりの稲荷うどんをハクビも含めメンバー全員で食べた。




