8 原住民 ②
一方、瑠璃サイド
時間は夕刻、もう日も落ちている。瑠璃たちは、先住民Bの元に、空から降り立つ。それを見た先住民Bは、神々しいものを見たように、両手を合わせ涙ぐんでいる。
「Åчьф∇∑(天使様が舞い降りてきたじゃ)」
「джйяЗ(これで、おらだちの勝ちだじゃ)」
「何言ってんだか、さっぱり分かんないわね」
日葵が縄に縛られて、下に薪を置かれてる鳥を見て
「まあいいわ。まず、あそこの怪鳥を助けましょう」
蓮月が蛇腹刀でスパッと縄を切る。怪鳥の子供がバタバタと空に飛び立っていった。
「oo`oNani§uγδα(あっ、なにするだじゃ)」
「ÅΦЖЛξζη(天使様は殺生が嫌いなんかな?)」
「ΘeAOΞΠ(とりあえず、機嫌とんべ)」といって、お供え物を持ってきた。
「食べ物よねこれ?お腹もすいてきたし食べましょ」蓮月はよだれを垂らしている。
「けっこううまいじゃん。野菜と果物ばっかで、焼鳥がないのは残念だけど、お腹の足しにはなるわ」日葵は肉も食べたいようだ。
「野菜は身体にいいからね~」と紅々李がいう。
「最近、肉と魚ばっかりだったら野菜と果物ほしかったのよ~」碧衣は満足そうだ。
瑠璃が怪鳥が飛んでいった空を見上げて
「あ~食べた。これで、焼鳥があれば最高だね」と、恨めしそうに空を見ている。
怪鳥は上空で円を描き、
「ツーツルー」と言って去っていった。
先住民Bが瑠璃たちを囲み、部族衣装を着けてときどき奇声を上げながら踊っている。手には、弓矢と槍、太鼓、笛などを持ち、変わった幾何学模様の仮面を被っている。
「これって、私たちを歓迎してくれているのかしら?」
「あっ、お兄ちゃんのこと忘れてた!」
紅々李たちがハッと思い出したように慌て始める。
「どこに落ちたんだっけ?」
先住民Bが「⇒√ЖΩΦ(あっちに敵いるだ) ÅoΨζΓΛ(天使様やっつけてくろ)」
と、ひとさし指を指して言ってきた。
「よく分かんないけど、あっちに何かいそうね。行ってみましょ」
――Å♀Å――
★檻に入れられたショウ視点
なんだこの檻。四方が鉄格子で簡単には抜けられないな。……この亀甲縛りもけっこうキツイし。口には何もされてないから話せるけど。
手は後ろで縛られてるし。身体強化使えば、逃げられるかもしれないが、少し様子を見るか……
『あれ?』
美夜とクロに何か持ってきたぞ。食べ物か? 南国のフルーツみたいだな。
あっオレには、何か変なトゲトゲのものを檻に投げられた!
これも食べられるのか? ……しかし、臭いフルーツだな。嫌がらせか?
「手の縄、解いてくれ!」というと、美夜が軽く火で炙って、縄を焼き切ってくれる。
それを見ていた先住民Aが驚いたように美夜たちをまた崇め奉っている。
「джйяЗΛ(これで、おらだちの勝ちだべ)」




