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第0章 初5日目 (世界の法則と条件)


 朝日が昇るとあの鐘に起こされる。

 椅子に座って待っていると、見習い天使のアンがスキップしながら歩いてきた。

 今日は、赤のホットパンツに赤メガネ・・・・・・ってメガネかけてない!

 今までのはダテメガネだったのか? でも、目が大きくて、これもなかなか・・・・・・


「異世界に転生することはお勧めできませんが、説明する決まりなので今日はその話をしまーす。

 世界は4つありまーす。 それぞれの世界に創造神さまがいて、世界を創ってまーす。今まで皆さんが生きてきた世界は、人神世界と呼ばれていまーす」

 人神って人の神様かな?


「この世界から見ると、異世界になりますが、他には龍神世界、魔神世界、剣神世界がありま~す。

 龍神世界は力至上主義の世界で……腕力、魔力、体力、美力、知力など全ての力を駆使して勝ったものが偉いって世界で~す。

 魔神世界は魔力至上主義の世界で……魔力に特化した世界でーす。魔力を使っての剣術、幻惑、妖術も含みます。魔力やスキルが高いほど、いろいろな魔術・魔法が使えるようで~す。

 剣神世界は剣術至上主義の世界で……剣を使っての戦いに特化した世界で~す。魔術は補助的に使われま~す。

 人神世界は、太古にその時代に最も影響力のあった人間が創造神さまになりました」

 それぞれの世界で神様が違うようだ。


 前の人間が質問する。

「創造神さまって変わることもあるんですか?」


「まあ滅多にありませんが、ないこともないかもですねー

 例えば、この世界の創造神は人神ですが、人間がなんかやっちゃって滅亡するとか~、または極端に少なくなると~人神の力はなくなるか、とても少なくなりまーす。そうするとその時代に最も影響力のあるものが創造神になるのかもしれませんね~ まぁそうならないように査定してるんですけどね。これは私の想像なのでほんとのところは分かりませ~ん。エヘ」

 やっぱり人間の神様なんだ。


「創造神さまは、人間が活躍できるように、知恵を与え、強い魔力や生前の記憶を持たないようにしました。以前は、この世界にも魔物やモンスターもいたんですね。2500年くらい前には、人間も魔法を使える人がたくさんいたんですが、科学や文明の発展とともに、使える人は減ってきましたぁ。

 現在はごくわずかに、透視や幽体離脱ができる人がいるくらいでーす」

 魔法か、使ってみたいな。でも魔物とかってなんか想像できない。


「剣術も、生死をかける戦いが減ってきて、拳銃やミサイルが戦争の手段になってきましたから、あまり発展しているようには思えませーん。

 人神世界は、他の世界に比べるとかなり穏やか~な感じかなぁ」

 剣術か。剣の戦いとか、ちょっと苦手な気がする。

 ほかの世界。でもどんなだろう? 興味はある。


「それから他の世界の特徴は、種族がかなり多いということです。

 その世界によっても変わってきますが、人族、獣人族、魚人族、龍族、魔族などが主体です。また、その種族だけで国家を作っているところもありますが、だいたいは一緒に暮らしていまーす。

 なお、エルフを含む妖精族は特別な存在で、生物の中でも、植物に近く、霊体ではありませんが天使と同格で、地上で暮らす天使だと思ってくださ~い。主に自然と共生し、それぞれの世界で大気や水、土壌の管理をしていまーす」

 エルフ会ってみたいな。耳は尖ってるのかな?


「でも、この世界にはエルフはいませーん。1万年くらい前にはいたのですが、人族とはあまり気が合わなかったようで、ほとんど異世界に引っ越してしまいましたぁ。たま~に、死んで異世界から希望してこの世界に来るくらいですね。

 でも、こっちの世界に来た時点でエルフではなくなってしまうし、記憶もなくなるので、実際には人神世界にはエルフはいないことになりまーす」

 異世界に行かないと会えないってことか。


「言語は、この世界と同じ発展をしているので、日本に行けば日本語、アメリカに行けば英語だと思っていいで~す」

 っていうことは、世界地図も同じなんだろうか? 質問してみよう。


「先生、質問です。異世界はこの世界と同じ形をしてるんですか?」


「違いま~す」……違うんかい!

「でも、ほとんど同じですねぇ」

「この世界の世界地図を思い浮かべてください」


「地図を裏から見たのが、魔神世界で~す。

 この世界の地図を180度回転したのが剣神世界。

 それを裏から見たのが龍神世界で~す。戦争で地形が変わっている場合もありますが、基本おんなじで~す」

 アンがホワイトボードに書いて説明している。

 あのホワイドボードも雲なんだろうか? 

 なんとなく想像はできた。


「でも異世界に行ったとき、地図でも見ないと、どの世界かわかりませんよね。その場合は、月をみるといいで~す。

 月1個が人神世界。月2個が龍神世界。月3個が魔神世界。月4個が剣神世界で~す。

 それから人神世界は生まれ変わる時に、人間の場合は生前の記憶を完全に消されるので、生前の記憶を持って生まれてくることはできませ~ん。でも深層心理の中には記録されているので、夢に出て来るかもしれません」

 けっこう重要じゃん。ということは他の世界では、記憶が残るってことか?


「なお、こちらから行ける異世界は剣神世界だけで~す」

 だったら、剣神世界の説明だけで良かったんじゃね?


「それからひとつ重要な条件、禁忌事項がありま~す。

 記憶を持って異世界に行った場合、科学的な知識は使ってはいけないことになっていまーす。急激な発展は、異世界の創造神さまの創造を邪魔する恐れがあるためで~す。

 その世界にあるものを使って、作り上げるのはある程度許容されますがぁ、車もないのにいきなり飛行機を作ったりとかだと無理がありますよね。もしそのようなことをすると、いきなり死んじゃいまーす。気をつけてくださいね。テヘ」

 テヘじゃねぇだろ。かなり危ないな。知ってることを使えないなんて――


「明日は、いよいよ皆さんに選択してもらう日で~す。よ――く考えて選んでくださいね」

お読みいただきありがとうございます!



できるだけ、毎朝7時に更新します。



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これからも面白い物語を提供していきたいと思います。


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