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『 堕天使転生 』 ~~ Reincanated FallenAngel Save the world by Kissing ~~  作者: スピンクス・ノーバ
第Ⅰ期 Lip Magic Generations
60/275

13 昇級②


 次の日、反省会のことはコロッと忘れ、皆「次はどこに行く?」とかはしゃいでいる。……まぁ切り替えが早くていいな。いつまでもウジウジ考えていてもしかたない。

 さらに強くなればいいだけのことだ。

 ヨーロッパもだいたい廻ってきたし、アメリカに行くかアフリカに行くか悩んでいたら、懐かしい声が聞こえた。


「お父さん! たいへんなの」

 お父さんと言ってくるのは、この世界では1人しかいない。妖尾ヨウビだ。

「妹の白尾ハクビが、神使として魔神世界に遣わされたんだけど、攫われたみたいなんです」

「なんでそんなことになったか分かるか?」

「憶測に過ぎませんが、白尾は魔力がとても強くて、その魔力を利用しようとした輩が現れたんだと思います。私は神との誓いにより、この世界を離れることができません。お父さん助けに行けませんか?」


「助けに行きたいのはやまやまだけど、一度死なないと魔神世界には行けないぞ」

「皆さんと一緒に行って欲しいのです。父上の力だけでは、太刀打ちできません」

「集団自殺しろってか? 無理言うなよ。俺だけならまだしも」

「父上、そうではありません。アトランティスに行き、世界樹に住んでいるエルフの長老に会ってください。その長老が、父上たちを導いてくれます」


「アトランティスってあの海に沈んだっていう謎の大陸か? どうやって行くんだ?」

「前世の世界では、アトランティスは沈んでなくなってしまいましたが、こちらの世界にはあるんです。父上たちは、B級戦士になりました。B級戦士はアトランティスで戦うことを許されています。詳しくはギルド本部に聞くといいでしょう」

「とりあえず、事情は分かった。でも俺一人ならいいが、皆の意見も聞いてみたい。少し待ってくれ」

「はい父上」


 私は、前前世の娘が囚われ、その娘を助けに魔神世界に行きたいこと。

 かなり危険であること。皆の助けが必要なこと。などを話した。


 皆が「馬鹿なこと言ってんじゃないわよ!」という。

 美夜が「行くに決まってんでしょ。そんな面白いところないわよ」

 日葵が「フフフ。私の稲妻が唸りそうね。妻は怖いのよ」

 紅々李が「足手まといにならいないよう、がんばります!」

 クロが「魔神世界か~久しぶりだにゃ。暴れてやるにゃ」

 蓮月が「そんな悪い奴がいるなんてゆるせないわ! 月にかわって~××よ!」

 碧衣が「魔女がいっぱい出てきそうね。リベンジだわ」

 瑠璃が「お兄ちゃんの娘っていったら、私は……そんな事関係ないわ! 私の妹よ。そうだわ。そういうことにする。私の妹に何てことしてくれんのよ。許せない!」

 いや、ちょっと違うと思うぞ、妹よ。


 でも皆行ってくれるようだ。

「皆、よろしく頼む」

「いいよ!」「任せとけ!」「OKサー」「りょうか~い」「いいとも~」「わかったにゃん」「わくわくするね~」などの声が上がり

「ヨウビ、みんなOKしてくれた。必ず助けてくるからな」

「お願いします。世界樹に着いたら、私を呼び出してください。エルフとは私が交渉します」

「交渉って、お前念波でエルフと話せるのか?」

「直接は話せません。父上を通じて話すのです。少し特殊なので、世界樹に着いたら教えてください」

「分かった。とりあえず世界樹に行ってみる」


 さぁ、行き先は決まった。……アトランティスだ。

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