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『 堕天使転生 』 ~~ Reincanated FallenAngel Save the world by Kissing ~~  作者: スピンクス・ノーバ
第Ⅱ期 魔神世界
119/275

4 函館①

 翌日(5月22日)、

 早朝、函館に飛ぶ。


 函館には碧衣の風も利用し、30分ぐらいで到着し、函館山に降り立つ。

 小樽と同じように函館山の草木に蓮月が聞くと、五稜郭に函館マスがいることが分かった。


 ここも街の周りに城壁はあるものの、人気ひとけはない。

 街は魔物に乗っ取られているのだろう。


 五稜郭の近くまで函館山から飛んできて降り立つ。

 五稜郭は周りが堀で囲まれており、5つ星の形をしている。

 真ん中に塔が建っており、その中に函館マスはいるものと思われる。


 堀のところまで来ると、堀にかかっている橋に魔物がいた。

 クロが忍者のように、その魔物を音もなく倒してくる。


 それを見て、我々は隠れるように五稜郭に入っていった。

 魔物が住んでいるにしては中は清潔で整理整頓されている。

 敷地にあるトイレも綺麗だったので使わせてもらった。


 五稜郭の塔に入ると、1階には魔物「イカポッポ」が20匹いた。


 ハクビが 「食べ・・・」 全て言い終わる前に皆が頷き、刀で切っていく。

 もともと切れ込みがあるので、切ったかどうか分からないが、切るたびに頭から湯気を上げて怒ってくる。


「イカポッポ」はイカ墨魔法を使って、周りを黒い霧で覆った。

「イカポッポ」は見えない死角から、長い腕を伸ばし、吸盤で吸いつけてくる。


 紅々李や蓮月、私も長い腕でぐるぐる巻きにされた。

 紅々李や蓮月がぐるぐる巻きにされると少し色っぽい。

 と思っていたら、すぱっと碧衣や美夜が刀でその腕をみじん切りにした。


 なぜか、まだ私だけぐるぐる巻きにされている。

 ――なぜ?


 美夜が近くに寄ってきてキスをして闘いに戻る。

 クロ、碧衣、日葵、瑠璃、蓮月、紅々李も、どさくさに紛れキスしていく。


――***――


 やっとハクビが苦笑いしながら助けてくれる。

 私が戦いに戻ると、「イカポッポ」はすでに魔核とドロップアイテム「イカの丸焼き」に変わっていた。


 2階へ登っていくと、そこには魔物「いくらどん」が10匹待っていた。

「いくらどん」は武器は持っていないが、お相撲さんのようにつっぱりをしてくる。

 シコを踏むと建物が揺れるため、足元が安定しない。

 ハクビが・・・もう言わなくても分かっているようだ。


「いくらどん」の身体は硬い陶器でできており刀が通らない。

 私が刀で切りかかると、体で受け

「ツッパリ、ツッパリー」と叫び、私を壁までドーン!と跳ね飛ばす。


 それを見て美夜と碧衣が「いくらどん」の頭に飛び乗る。

 そのまま頭の上でキラキラ光っているいくらを食べ始めた。


 すると、「いくらどん」は力を失ったように倒れていった。

 それを見たクロや日葵たちも頭に飛び乗り、食べ始めた。

 私も飛び乗り、赤くルビーのようないくらを食べてみる。


 口の中でぷちっと弾け、とろっとした甘味と旨みが口の中に広がる。

 もう食べるのを止められない。

 さらに奥にあるご飯もいただく。美味しいではないか!

 たぶん「ゆめぴりか」か「ななつぼし」だ。

 ごはんはかまどで炊いているな。

 お焦げもとても美味しいアクセントになっている。

 そして甘塩っぱいいくらとご飯がとてもマッチしている。

 丼を食べ終わると、どんぶりの底には赤く光った魔核が残っていた。

 魔核を取ると、「いくらどん」は倒れた。


 全て食べてしまったため、ドロップアイテムは「どんぶり」だけである。


――***――

 

 3階に来た。


 お腹もいっぱいで、力が漲っている。

 ここがボスの函館マスの部屋のようだ。

 クロと日葵が魔法機関銃を持ってきていたようで、部屋に着くなり機関銃をぶっぱなした。

(読者は残念がるだろうが)セーラー服は着ていない。


 函館マスの取り巻きは、魔核マスターが5人だったが、


 クロの弾は  「フラッシュバック」、

 日葵の弾には 「怒髪天」 が込められている。

 弾を受けた魔核マスターは黒く変色し、頭が爆発したようにチリチリになっている。

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