12 魔神①
「みんな、今日まで調査に協力してくれてありがとう。
みんな、スキルがいろいろ使えるようになってきたから、これからの闘いを有利にするためにもみんなも覚えておいたほうがいい」
私は、皆のスキルについて細かく説明していった。
――☆★☆――
「みんなのスキルは、今までと比べ物にならないくらい進化している。
共通点は、イメージしたものを「言葉」にし具現化する。
言葉にしなくても具現化できるが、言葉にしたほうが形になりやすいと思う」
次に自分ができることを話しておかないといけない。
「俺がメンバーのスキルで今のところ真似できるのは
・碧衣の 風花、春一番、天つ風、颪、旋風、音無
・瑠璃の 水、五月雨、時雨、水壁、霞、吸収
・紅々李の ヒール、ホーリー
・クロの 漆黒、黒霧
・美夜の ホット、炎火、華燭、円炎
・蓮月の 月光の矢、花道、
・日葵の 稲妻、雷
ぐらいだ。といっても皆の方が威力や効果が大きい。
未来視もできるけど、碧衣のように未来を見ながら戦うことはできない。
実践ではほとんど役に立たないだろう。
蓮月の「植物との会話」も聞くことはできるが、こちらから話しかけたり命令はできない。
それ以外のみんなのスキルは、魔力の負荷が大きく、もしできたとしても時間がもたない。
また、イメージがしにくいスキル(ワルキューレなど)も具現化しにくい」
やはり精霊の力は大きい。
どれもすごいスキルだけど、敵にとってはクロのスキルが一番嫌な気がする。どちらかというと、悪魔的なスキルだ。
もしかしたらサキュバスの生まれ変わりだったりして……
イメージとして作り上げれば他のスキルもいろいろ作れるかも知れない。
連携技もできそうだ。これから試していこう。
「みんな、分かったかな」
「は~い」
「それから、私が作った刀や槍、薙刀、手裏剣には魔力伝導性を持たせているから、みんなのできるスキルを刀などに纏わせて闘える。各自、何ができるか試して欲しい」
「うん。でも最大の奥義とかって、精霊の力借りても、結構大変だし、いまいち使いどころが分からないな」 と、碧衣らがいう。
「うん。ここ一番ってときに使うようにしよう。
できるだけオレが指示したい。いいかな?」
「うん。任せる」
――よし、まずは京都に行くか。
――★☪★――
「京都に行くぞ! ? ハクビ? どうした?」
ハクビが急にトランス状態になった。硬直し、言葉を紡ぎ始めた。
「儂が分かるか? ショウ 」
「この世界の創造神。魔神様ですね」…… 皆が驚く。
後ろでゴニョゴニョ話している。
「思い出したか、ショウ」
「はい。まだ朧気ですが。 あの時は申し訳ありませんでした」
「お前ばかりを責められん。どちらかというとヴィーナスが悪い。
お前を争って、取り込もうとしたのだからな。
お前に日本を任せていた時は、こんなに荒廃しなかったんだがな。
今では魔核マスターと魔物の住みかとなっておる。
それでお前の娘のハクビに来てもらったんだが、なにせまだ若い」
後ろの方で、ゴニョゴニョと
「ショウってこの世界の神とか神使だったのかな?」
「日本収めてたとか言ってるよ」
「ヴィーナスってあのヴィーナス?」
「女神の中の女神だよね~」
「ショウはすごかったにゃん」とか話してる。
「ハクビに協力して、日本を救って欲しい」・・・と魔神(創造神)がハクビに言わせてる。
「日本はどうなってしまったんですか?」
また後ろでゴニョゴニョと
「創造神と対等に話してるよ」
「すごいねー」
「自分でやればいいのにね」
「楽しようとしてる」
――オイオイ物騒なこと話すな。




