10 魔女集会③
「£§§ᏖᏔᏪᏧ £§§ᏖᏔᏪᏧ £§§ᏖᏔᏪᏧ」
魔法陣が出来上がり、火の玉が襲ってくる。
瑠璃が「水壁!」でそれを防いでいる。
さらに上から魔女たちが箒に乗って、火の矢を放ってくる。
「 碧衣頼む! 」
「 天っ風! 」
強く吹き流れる風が、火の矢の方向を変えゴブリン達に当たる。
ゴブリン達は上を見上げ怒っているようだ。
「蓮月、碧衣、日葵、刀で応戦だ」
斧で襲ってくるゴブリン100匹ほどを相手に、3人は刀で往なしていく。日葵が主として盾で防御しながら槍で、蓮月が日葵の後方から蛇腹刀で、碧衣は風に舞うように動き回り脇差と吹き矢で仕留めていく。私と紅々李は後方で回復役だ。
「 美夜行け! 」
美夜が炎炎に乗り、シャドウ、ゴブリンの上を飛び越え、箒に乗った魔女を火炎槍で屠っていく。
そのまま、詠唱している魔核魔女へ火炎槍を向けながら、
「 豪炎! 」を放つ。
魔核魔女は、次々火の海に飲み込まれていった。
シャドウが鋭い爪と鎌で我々を襲ってきた。
「 紅々李、シールドを 」
「 ホーリーシールド! 」
青い清浄な光が我々を包み込む。
シャドウはそれに触れると、蒸発するように消えていく。
後には無数の魔核が落ちていった。
ゴブリンはそれを見て、恐れをなして逃げ出した。
「 蓮月やれ! 」
「 月光の矢! 」
前衛がいなくなった魔核魔女を月の矢が射貫いていく。
さらに追い打ちを駆ける様に碧衣と日葵が魔核魔女を仕留め、魔核になっていった。
「残る魔女もマシンガンで一掃だ!」
我々は90度前方に機関銃と魔法機関銃をぶっ放した。
散り散りになって逃げていく魔核魔女を機関銃で打ち抜いていく。
残る集団は、幹部と思わしき魔核魔女が50人だけだ。
魔核魔女の幹部は、奥から不完全な魔物のキマイラを引っ張り出してきた。
首が3つあり、蛇、鯛、鶴で胴体が亀だ。
――魔物を合成して作ったんだろうが、もう少し強そうな動物を使ったほうが良かったんじゃないか?――とても御めでたそうな魔物だけど。
でも、それなりに大きい。全長3mはありそうだ。
亀なので遅いのかと思ったら、足を引っ込めて、火を出し空中を回転しだした。
「おーっ」少し感動した。首は引っ込められないでいる。――3つもあるからな。
そのまま無駄に回転している。
どのような攻撃をするんだろうと思って、しばし観察していたら目を回したらしく、ふらふらしている。
フッと何かに気づいたのか、前の足だけ出し、回転をやめた。――だよねー。 そして、パーンチの形で突っ込んできた。
「 瑠璃 防御だ! 」
「 氷壁 !」
瑠璃が壁を作ると、いきなりぶつかり、亀の甲羅がパカッと割れてしまった。キマイラは寒いようだったので、美夜が「炎火!」と言って炙ってあげたら、あっけなく焼け焦げてしまった。
――ん~あの火を出す構造はすごいと思うのだが、中身は火に弱いのか。
あんまり火に強い生物っていないからな。
難なくキマイラを退治すると、今度は中央の壇上から悪魔が出現した。
マフィアの悪魔よりかなり強そうだ。
キマイラは囮だったようだ。
キマイラが戦っている間に詠唱で悪魔を呼び出したのだろう。




